「在宅ワーク」と聞いてどのようなイメージが浮かびますか?
一昔前であれば「内職」という言い方をしていたかもしれません。特殊な仕事だと思われていた在宅ワークは、自由な働き方を推進する世の中の流れと共に、多くの仕事を行うことが可能になっているのです。
今回は、初めて在宅ワークをする方へおすすめの仕事をご紹介します。自分の得意分野を探してみましょう。やってみたかった仕事に巡り会えるかもしれません。
在宅ワークは初心者でも可能です!
自宅などで自由な時間に仕事ができる「在宅ワーク」。時間に縛られることなく、プライベートも充実しそうなイメージです。こういう働き方に憧れはあるけれど、特別な資格やスキルがないと難しいのではないかと考えてはいませんか。
実は近年、総務省でのテレワーク推進もあり、在宅ワークが急増しています。感染症対策の影響もありますが、将来的な少子高齢化問題などを踏まえた政策としてコロナ禍以前より注目されていました。現在は初心者でも、すぐに始めることができる仕事も多くなっています。
スキルなしでもできるおすすめの在宅ワーク
特別なスキルがなくても、すぐに始めることができる在宅ワークをご紹介します。
パソコン操作が苦手な方や、スマートフォンしか持っていないという方でもできる仕事もあります。報酬は比較的低めではありますが、空いた時間にコツコツと行いたいという方におすすめの在宅ワークです。
データ入力
データ入力にはパソコンが必要になります。しかし、難しいパソコンのスキルは必要ありません。「文字の入力作業」ができれば大丈夫です。
主な仕事としては、名刺のデータ入力、手書きされたデータの入力、企業が行ったアンケート結果の入力などです。決められたフォーマットの通りに正確に入力する仕事になります。その他にもネット検索をしてリストを作成するというものもあるので、同じことばかりで飽きてしまうという方には、こちらがお勧めです。
報酬単価はあまり高くないので、高収入を得るためには大量の仕事をこなすことが必要になります。データ入力を行ううえで「ネット検索」「コピー&ペースト」「ブラインドタッチ」「エクセルとワードの基本操作」ができれば、より効率的に作業を行うことができます。
アンケートモニター
スマホひとつで空いた時間に行える在宅ワークは、アンケートモニターです。
企業が新製品を出す時や、既存商品の見直しを行う時には、ユーザーのニーズを把握するために市場調査を行います。そのアンケートに答えるとこで、謝礼が入るということになるのです。
一言にアンケートモニターと言っても、さまざまな種類があります。在宅で行えるものとしては、WEBアンケート、商品モニター、座談会、個別インタビューなどがあります。これまでは座談会や個別インタビューは指定された場所に行くものでしたが、最近ではビデオ通話で行うことも増えてきました。
謝礼が高額なものは人気があり倍率も高くなります。全体的な報酬は高くありませんが、新製品をいち早く使ってみたい人や、気軽に参加してみたい人にはお勧めです。
シール貼り
パソコンもスマホも必要ありません。クライアントの指示通りに正確にシールを貼る仕事です。私達の身の回りにはシールが貼られたものが非常に多いもの。郵便物や化粧品の成分表、洋服のタグなど、シール貼りの需要は多いのです。
報酬は出来高制になります。自宅での作業になるので、作業を行える場所を確保する必要があります。単価は0.1円〜となりますが、自分のペースでコツコツ行うことができます。
報酬UPが期待できるおすすめの在宅ワーク
未経験OKの仕事の場合、どの業種であってもスタート時の報酬単価は低いものです。しかし、中には経験や実績、持っているスキルによって報酬がUPする仕事もあります。
在宅ワークであっても、高収入を得たいという場合は、これからご紹介する仕事を選んでみてはいかがでしょうか。
ライティング
ライティングとは文章を書く仕事です。ライティングをする人のことをライターと呼び、近年のライティング需要と共に増加している職業です。
元々は新聞や雑誌の記事を書く仕事でしたが、最近はWEBサイトのライティング需要が伸びているため、WEB専門の人はWEBライターとも呼ばれています。
クライアントからキーワードを指定されるので、そのジャンルに関する記事を執筆します。未経験者の場合、報酬は1文字0.3円〜0.5円あたりの依頼が多く、未経験OKの募集も非常に多く存在しています。
報酬が高いものは専門知識が必要になるものや、ある程度の実務経験を必要とします。未経験からのスタートであれば、最初は報酬が安くてもコツコツと実績を築いていくことが大切です。
ライターはパソコンがあり、ネット環境が整っていればすぐに始めることができ、実績次第で、高収入も目指せる仕事です。
翻訳
翻訳とは、ある言語の文章の内容を、他言語に変える仕事です。英語の文章を日本語に変えたり、日本語をスペイン語に変えたりすることです。さまざまな言語に対応できる人材は重宝されます。
パソコンとネット環境があれば始められる仕事ですが、専門性が高い為、未経験で実績がない場合にはすぐに仕事を得ることは難しいかもしれません。まずは、未経験OKの仕事からコツコツ始めていきましょう。
報酬はワード単価になります。平均的なライティングよりも翻訳は高収入になります。初心者で応募する場合は「英文科卒」や「海外長期滞在」「外資系企業勤務経験」などをアピールしていきましょう。TOEICならば700点以上、英検準1級以上、TOEFL iBT 80点以上などは、必ず応募時に記載しましょう。
Webデザイン
Webデザインの仕事はインターネットの普及に合わせて、増加傾向にある仕事です。ホームページのデザインをしながら作成を行います。
専門性の高い仕事でもあるので未経験者で仕事を得るのは難しいかもしれません。しかし、在宅ワークでもしっかり収入を得ることができるため、Webデザイナーを目指す人は増えています。
未経験であれば、まずWebデザインのスキルを身につける必要があります。独学やスクールで学んでから、仕事を探すのがお勧めです。多くのフリーランスも活躍している業種ですので、しっかり勉強をする価値はあると言えるでしょう。
資格があれば強いおすすめの在宅ワーク
専門的な資格を持っていれば、さらに在宅ワークでさらに高報酬を目指すことができます。すでにその資格を生かした仕事を、企業で経験したことがあるのであれば、すぐにでも在宅ワークで収入を得ることができるとも言えます。
資格があれば強い、おすすめの在宅ワークをご紹介します。
コンサルティング
コンサルティングとは、企業のさまざまな問題について助言や指導を行う仕事です。経営戦略や人事などについての相談役のようなものです。コンサルティングも、在宅ワークとの相性が良い職業と言えます。
経営戦略のコンサルティングですから、Web・IT系や、公認会計士、税理士、中小企業診断士などの資格が必要と言えるでしょう。国内だけでなく外資系企業の案件もあるので外国語の資格も有利となります。また正確には資格ではなく学位ですが、経営学修士のMBAがあれば、業界問わず有利です。
プログラミング
プログラミングとは、コンピューターに指示を出すプログラムを作る仕事です。WEBを利用した生活が当たり前になる中で、今後さらに需要が伸びる職業だと言われており、ゲームや通信などさまざまなジャンルがあります。
必要となるのは、やはり専門的なスキルです。プログラミングは独学で学ぶこともできますが、スクールなどでプロに教わるのが一番の近道です。専門的な用語も非常に多いので、効率的に学ぶことができます。
プログラミングといってもその言語は数多くあり資格もとても多いので、何を学ぶべきか迷ってしまうこともあるでしょう。現在、在宅ワークでのニーズが高いものとしては「Webサービス開発」や「スマホアプリ開発」などがあります。自分がどの分野をやりたいのかを明確にしたうえで学び始めるのが良いでしょう。
現在フリーランスで活躍されているという人も企業での勤務経験者が大半です。スキルが身につけばすぐに依頼がくると言うものではありませんのでコツコツと実績を積むことが大切です。
在宅ワークを選ぶポイントとは
Webサイトをのぞけば、在宅ワークの募集は数多く存在しています。
しかし、中には信頼できないクライアントもあるのです。在宅ワークを始める際に、トラブルに巻き込まれないように気をつける点をご紹介します。
信頼できるクライアントを見抜く
初めて在宅ワークを行う場合は、まず在宅ワークに特化したサイトを利用しましょう。
信頼できるクライアントを紹介してくれるサイトを見抜くポイントは「個人情報の取り扱い」や「利用規約」について明記されているかという点です。熟読し、信頼できる求人サイトなのかをしっかり判断しましょう。
直接契約はできるだけ避けておく
初めて在宅ワークを行う場合、直接契約はできるだけ避けましょう。
発注された依頼を納品しても報酬が貰えない、納品したのにイメージと違うとキャンセルされた、クライアントと連絡が取れなくなった、といったトラブルも実際に起きています。
最初は仲介してくれるところを経由して仕事を探すようにしましょう。
先にお金を支払わない!
「この仕事をするために研修が必要。研修の費用を払って欲しい。」などと、最初に支払いを要求される仕事は辞めておきましょう。先にお金を支払う必要があるパターンは、ほとんどが悪徳です。
そもそも、お金を払わずとも未経験者でも在宅ワークができる仕事はたくさんあるわけですから、安心できる在宅ワークサイトで探してみましょう。
在宅ワークという働き方は年々幅が広がってきています。自分の得意分野があるのであれば、やりたい仕事を探してみてはいかがでしょう。今は経験やスキルがないという場合でも、未経験からコツコツ始めることで、やりたかった仕事ができるようにもなります。
今回、ご紹介した仕事以外にも、多くのジャンルを取り扱う在宅ワーク。自由な働き方が推進している今だからこそ、ピッタリの仕事が見つかるかもしれません。