稼ぎたいサラリーマンにおすすめの副業10選！メリットやデメリットも解説
大企業が続々と従業員の副業を解禁している現代。サラリーマンにとって、副業は以前よりずっと身近になりました。これから新しく検討している人も多いでしょう。
今回は「副業に興味があるけれど、どんな仕事があるかわからない」というサラリーマンの人に向けて、おすすめの副業をまとめて紹介します。誰でも挑戦できる仕事から、本業並みに稼げる副業まで、幅広くピックアップしているので、理想の働き方に合った副業を見つけてください。
【初心者向け】サラリーマンにおすすめの副業
まずは特別な資格やスキルを必要としない、初心者向けの副業を見ていきましょう。サラリーマンが手軽に始められる、おすすめの副業は以下の5つです。
- データ入力
- ポイントサイト
- 運転代行
- デリバリー
- フリマアプリ
それぞれの仕事内容や魅力を、詳しく解説します。
データ入力
誰にでも簡単にこなせるので、副業の第一歩としておすすめなのがデータ入力の副業です。与えられた数値をExcelなどのファイルに入力したり、音声データを文字に起こしたりとさまざまな仕事があります。
データ入力はタイピングさえできれば取り組めます。ほとんどはクラウドソーシングサイトで案件を受注し、やり取りもサイト上で完結するため、ネット環境とパソコンさえあれば対応可能です。平日夜や休日などの、空いた時間を活用できます。カフェで作業すれば、ちょっとした気分転換にもなるでしょう。
データ入力は単純作業なので、報酬単価は低めです。副業に慣れて、もっと稼ぎたいと思えば、よりレベルの高い仕事へステップアップしてもよいでしょう。
ポイントサイト
データ入力よりも手軽に取り組めるのが、ポイントサイトです。サイトを通じてアンケートやモニターのタスクをこなすと、ポイントが付与されます。
貯まったポイントはネットショッピングで使用できたり、現金に換えたりも可能です。ただし、ポイントサイトで得られる金額はわずかで、がんばっても月数万円の収入を得るのは困難です。本格的な副業よりも、まずはちょっとしたお小遣い稼ぎからと考える人向けでしょう。
ポイントサイトの魅力は、タスク1件あたりに必要な時間がほんの数分なため、スキマ時間を活用できることです。なかには数十秒の広告動画を視聴するだけで、ポイントがもらえるケースもあります。ポイントサイトであれば、通勤の電車内や寝る前のベッドでの数分をお金に換えられるのです。
運転代行
サラリーマンの副業には、運転代行も人気です。お酒を飲んで自分の車を運転できなくなった人のため、代わりに運転して連れて帰ります。
運転代行には2人の人間が必要で、1人が依頼主の車を運転し、もう1人はそこに行くまでに乗ってきた会社の車を運転して、後ろに付いていきます。依頼主の車を運転するには第二種運転免許が必要ですが、会社の車を運転して帰るほうの役割なら、通常の第一種運転免許でも可能です。難しい資格は必要なく、運転が好きな人なら誰でも取り組める仕事です。
運転代行のニーズがあるのは、主に深夜から明け方の時間帯です。そのため本業とのスケジュール調整がしやすく、サラリーマン向けの副業といえます。しかし、本来休息に充てるべき時間に働くことで疲労が溜まりやすいことや、知り合いに見られて副業がバレるといったリスクがあります。
デリバリー
時間を有効活用できるとして注目されているのが、フードデリバリーです。飲食店の配達依頼を受けて、料理を注文した人の家に届けます。
フードデリバリーの魅力は、自分の好きなときだけ働けるという自由度の高いシステムです。本業で忙しいサラリーマンも、土日などの暇なときにアプリを起動して、体力が許すかぎり配達の依頼を受けられます。
フードデリバリーはサイトによっては、登録してすぐに働けるものもあります。服装も自由で1人で行動するため、人間関係に悩まされることもありません。自転車で配達すれば、日頃デスクワークばかりのサラリーマンも運動不足解消になるでしょう。体力的な負担はありますが、すぐにまとまった報酬が得られるので、手軽に収入をアップしたい人におすすめです。
フリマアプリ
フリマアプリを利用して、物販で稼ぐこともできます。初心者であれば、まずは自宅にある不用品を出品するのがおすすめです。物販は商品さえあれば、比較的まとまった収入が得られる副業です。しかし、自宅にある不用品には限りがあります。毎月安定して稼ぐためには、新たに商品を仕入れて販売する必要があるでしょう。転売では、仕入れ値に利益分を上乗せして値付けをします。
商品はリサイクルショップやフリーマーケット、オークションサイトなどで仕入れます。出品するのと同じフリマアプリも利用可能ですが、悪質な転売はサイト内の評価を下げることになるので気をつけましょう。
【中級者向け】サラリーマンにおすすめの副業
次にもっと稼ぎたい人や、自分のスキルや強みを活かしたい人向けの副業を紹介します。中級レベルの副業でおすすめは、以下の5つです。
- Webライター
- YouTuber
- アフィリエイト
- オンライン講師
- イラスト販売
それぞれのメリットを詳しく解説します。
Webライター
文章力に自信がある人には、Webライターがおすすめです。企業のオウンドメディア内の記事を作成したり、商品の紹介文を書いたり、顧客に配信するメールマガジンを作成したりします。
Webライターに特別な資格は必要ありませんが、経験が浅いうちは報酬単価が低めです。クラウドソーシングサイトなどで文字数の少ない案件から受注していき、実績とスキルが上がっていけば、より報酬の高い仕事に挑戦できるようになります。
また、Webライターの経験が浅い人でも専門的な知識があれば、すぐに稼げるチャンスがあります。家事スキルや節約術、投資などの世間的に関心が高いジャンルに知見があれば、専門のライターとして条件の良い案件を獲得できるでしょう。
YouTuber
成功すれば本業並みの収入が得られることから、サラリーマンに人気の副業がYouTuberです。YouTubeの自身のチャンネルで動画を配信し、視聴者を集めて広告収入を稼ぎます。
特に人気の動画は株価や為替の予測、メイクのやり方、漫画や映画の解説、ゲームの実況、ペット動画の配信などです。副業禁止の会社に勤めるサラリーマンであれば、顔出しする必要のない内容を選ぶのがよいでしょう。
YouTubeは人気の副業で、芸能人を含め多くの人が活躍しています。今から参入して成功するためには、ニッチなテーマで新しいファンを掴むなどの工夫が必要です。
アフィリエイト
サイトを運営して、アフィリエイトで収入を得ることも可能です。アフィリエイトとは成果報酬型の広告収入で、ユーザーがサイト内の広告をクリックすると、その数に応じて報酬が支払われます。
アフィリエイトで稼ぐ手段として、ブログの運営が人気です。自身が得意とする分野で、ユーザーの興味を惹くコンテンツを書き溜めていきます。時間に縛られず、手が空いた時間に作業すればよいので、体力的にも無理なく続けられます。
アフィリエイトはブログに一定の読者がつくまでは、ほとんど収入が得られません。すぐに稼ぎたい人には不向きですが、反対に読者を獲得したあとは、手間をかけなくても広告収入が入ってくるメリットがあります。アフィリエイトは、長期的な視点で副業に取り組める人におすすめです。
オンライン講師
現在は自宅にいながらにして、オンラインで講師の仕事が可能です。人に教えられるだけの得意分野があれば、パソコン1台で手軽にレッスンに取り組めます。
オンライン講師はさまざまなジャンルでニーズがあり、人気があるのはヨガ・楽器演奏・英会話・料理・コミュニケーションなどです。ビジネスパーソン向けに、人材育成やプログラミングなどのレッスンもあります。互いにビジネスパーソンである場合は、レッスンのスケジュールも調整しやすいでしょう。
オンライン講師として生徒を獲得するには「この人に教わりたい」と思わせるだけの実績が必要です。本業や趣味で活躍している人は、自信を持ってプロフィール欄でアピールしましょう。
イラスト販売
絵を描くことが好きな人は、描いたイラストを販売するのもよいでしょう。イラスト販売は、スキル販売サイトなどで依頼主に要望に合わせて描く方法と、イラストの素材サイトに登録する方法があります。
ニーズが高いのは、似顔絵の作成や、ブログやSNSのアイコンとして使用するキャラクター作成などです。オーダーメイドの場合は、依頼主のイメージを正確に掴んで作品に反映させなくてはならないので、コミュニケーション能力が求められます。
もっと自由に気軽に絵を描くことを楽しみたいなら、イラスト素材サイトの利用がおすすめです。自分の好きな絵を描いて、作品としてサイトに登録すると、ユーザーがダウンロードするたびに収入が得られます。オーダーメイドに比べて1件あたりの報酬は安価ですが、1度登録した作品は、その後は自動的に収益を上げてくれるのが魅力です。
【上級者向け】サラリーマンにおすすめの副業
本腰を入れて副業に取り組み、いずれは独立も視野に入れている人もいるでしょう。上級レベルの副業の例では、以下の3つが挙げられます。
- Webサイト制作
- 投資
- フランチャイズビジネス
それぞれ詳しく解説します。
Webサイト制作
本業でWebデザインやプログラミングの仕事をしている人なら、副業として個人的に依頼を受けてWebサイトを制作できます。クラウドソーシングサイト上には、個人・法人を問わず、Webページの制作依頼の案件が数多くあります。客観的に自身のスキルレベルが判断できるよう、依頼主に提出できるポートフォリオを作成しておくのがおすすめです。本業での実績をアピールすれば、より条件の良い案件を獲得できるでしょう。
Webデザインやプログラミングは、多くの顧客を掴めば独立できる可能性もあります。個人事業主として成功するためには、営業活動にも力を入れましょう。
投資
株式投資やFXもサラリーマンに人気です。株価のチェックは必要ですが、基本的に作業の必要がないので、副業に取り組む暇が無いサラリーマンでも副収入を得られます。
うまくいけばリターンの大きい副業ですが、リスクもあります。社会情勢や市場の動きに絶えずアンテナを張り、しっかり勉強して取引に臨まなくてはなりません。他の人が投資で稼いでいるからといって、勉強せずに安易な気持ちで始めるのはやめましょう。
株式投資でリスクを抑えて収入を得るなら、株主優待や配当金を目的に投資するのがおすすめです。保有している株数に応じて、定期的にお得な優待や配当金が得られます。常に株の値動きに目を光らせる必要もなく、取引で損失を出してストレスを感じることもないでしょう。
フランチャイズビジネス
より上級者向けには、副業としてのフランチャイズビジネスも人気です。フランチャイザー（フランチャイズビジネスを運営する本部）と契約して事業を担う権利を与えられることで、手軽にビジネスが始められます。
フランチャイズビジネスは、自身で開業するよりもコストやリスクが抑えられるのが魅力です。独立して自分でビジネスを起こしたいけれど、リスクを不安視する人に最適といえます。すでに完成されたフランチャイザーのブランド力や経営ノウハウを利用すれば、経営の初心者でも利益を出しやすいでしょう。
週末だけのフランチャイズビジネスでも、経営の勉強になります。本業で安定した収入を維持しつつ、将来的な独立に備えたい人におすすめです。
副業で稼いだら確定申告しよう
副業で合計して年間20万円を超える収入を得ると、サラリーマンでも確定申告が必要です。副業禁止の会社に勤めていて「確定申告すると会社にバレるかもしれない」と考える人がいますが、反対に確定申告しないと会社にバレるリスクを高めることになります。正しく収入を申告しないと、脱税行為とみなされて、最悪の場合は会社に給与差し押さえの通知がくる可能性があるからです。申告が遅れても、ペナルティ分が加算された税額を払うことになるので気をつけましょう。
会社に副業がバレると困る人は、住民税の支払方法の選択に注意しましょう。確定申告書には住民税の支払い方法を選択する欄があります。そこで「自分で納付する（普通徴収）」にチェックを入れると、会社に副業の収入を合算した住民税額を通知されるのを防げるので、忘れずチェックを入れましょう。
まとめ
現在は、サラリーマンでも副業としてさまざまな魅力的な仕事にチャレンジができます。自分の特技を活かしたい人、副収入をしっかり稼ぎたい人、いずれは独立を考えている人。副業ではそれぞれの理想やプランに合った仕事を選び、目標を目指してスキルアップしていくことが大切です。
最初は初心者向けの報酬の少ない仕事からスタートしても、実績を積んでいけば本業並みに稼げるチャンスがあります。思ったように収入が得られなくてもあきらめず、成果が出るまで継続しましょう。