未経験でも始めやすい完全リモートの副業は?おすすめサイトも紹介

働き方改革の一環として大きな話題となった2018年の「副業元年」以来、会社員が本業以外に仕事を持つことが珍しくなくなってきました。当初は特別なスキルがある人しか選べないような仕事が多かった副業OKの求人も、完全リモートで気軽に実施できるものが増えています。

物価高騰が続く昨今、すぐに収入アップしたいと考える人も多いのではないでしょうか。今回は未経験でも始めやすいフルリモートの副業や副業探しにおすすめのサイト、リモートワークを始める前に揃えておきたいツールについて解説します。ぜひご一読ください。

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未経験からでも始めやすい完全リモートの副業5選

未経験からでも始めやすい完全リモートの副業5選

完全リモートの副業は通勤時間が不要で働く時間も自由に調整できるので、本業への影響を極力抑えながら収入アップを実現できます。ここでは「副業未経験」「関連職種の経験なし」「リモートワーク初挑戦」でも始めやすい、完全リモートの副業を5つ紹介します。

事務代行

従来、企業運営のバックオフィス業務は「紙ベースでの業務」「持ち出し厳禁」「上長の承認印が必要」などの要素から、リモート化されにくい職種でした。しかし今では、企業情報のデータ化やセキュリティが確保されたクラウドシステムなどの普及により、完全リモートワークが可能な仕事となっています。

事務代行の主な仕事内容は、業務上必要となる書類の作成や領収書・請求書の発行、お客様へのメール対応や出張手配など多岐にわたります。簡単な業務からスタートして、企画書作成や顧客リストの管理を担当する営業事務や、決算書の作成をサポートする経理事務など専門分野を極めていけばキャリアアップが可能です。

データ入力

データ入力は、クライアントに指定されたフォーマットへさまざまな情報を入力していく仕事です。扱う情報には、名刺データやアンケートの回答、顧客情報や売上データなどがあります。紙ベースのものをテキスト化したり、インターネット検索した情報をフォーマットに記入したりと案件によって仕事の進め方が異なるので、具体的な内容は依頼主に確認しましょう。

データ入力の仕事には時間単価制や業務委託契約の案件がありますが、いずれもコツコツ進められる人に向いています。業務委託契約の場合は稼働時間を問われないことが多いので、スキマ時間を活かして副業をしたい人にも適しているでしょう。

アンケートモニター

アンケートモニターは高収入が見込めるものではありませんが、スマートフォンひとつで完結できる手軽さから人気があります。多くの時間を割いても得られる月収は数千円程度なので、移動時間やちょっとしたスキマ時間にゲームするような感覚で収入を得たいと考えている人に向いているでしょう。

アンケートモニターはサービスを提供しているサイトに登録し、アンケートや個人メール宛てに送られてくるアンケートに回答することでポイントを得ます。ポイントを貯めると現金化して口座に振り込んだり電子マネーに交換したりできるので、普段よく使うサービスと連携しているサイトを選択しましょう。

在宅コールセンター

在宅コールセンターは、支給された携帯電話やパソコンの架電システムを通じてお客様からの問い合わせに対応する仕事です。人と話すことがメインの仕事なので、黙々と仕事をするのが苦手な人に向いているでしょう。多くの企業ではトークスクリプトとして会話の流れに沿った台本が用意されており、研修も充実しているので未経験でも安心してスタートできます。

在宅コールセンターはシフト制で仕事をするので、ある程度まとまった時間を副業に充てられるかどうか検討しておきましょう。深夜帯の募集であれば高待遇が期待できますが、本業に支障が出ては長続きできないので無理は禁物です。また音声レベルを一定に保つため、個室での業務に限るといった条件で募集されていることがあります。

チャットサポート

チャットサポートは、企業のチャット対応を担当する仕事です。サービスを利用中のお客様の困りごと相談や利用を検討しているお客様へ適切なサービスを案内する仕事なので、相手の気持ちに寄り添いながらすばやいタイピングでの回答が求められます。

チャットサポートの仕事は「話し言葉には不安があるけれど人と接する仕事がしたい」「静かな環境が確保できないので通話のある仕事はできない」「タイピングスピードに自信がある」といった人におすすめです。

未経験もOK!完全リモートの副業を探せるおすすめサイト【ランサーズ・クラウドワークス・ココナラ】

未経験もOK!完全リモートの副業を探せるおすすめサイト【ランサーズ・クラウドワークス・ココナラ】

完全リモートの働き方には、在宅勤務OKで企業に雇用される方法と個人で業務委託契約の案件を請け負う方法があります。業務委託契約の案件には、納品日や締め日までに仕事を終えれば、働く時間帯や時間数を問われないものが多くあります。本業を持つ人が副業としてリモートワークするなら、こういった業務委託契約の仕事のほうが本業とのバランスを崩さずに仕事できるでしょう。副業向けの仕事を見つけやすいおすすめのサイトを3つ紹介します。

ランサーズ

ランサーズは、仕事をしてほしい企業や個人と仕事をしたい人とをインターネット上でつなぐ、クラウドソーシングサービスを提供しています。Webデザインやライティングなどのクリエイティブ系からシステム開発エンジニア・プログラミングなどのIT系、未経験OKの簡単なタスクまで、幅広い案件が掲載されています。

ランサーズでのワーカー登録・仕事探しは無料ですが、仕事を得て報酬が発生するとランサーズへ手数料を納めるシステムになっています。以前は報酬額によって段階的に引き下げられていた手数料ですが、2022年10月から一律16.5%に変更となり、わかりやすくなりました。

クラウドワークス

クラウドワークスは、ランサーズと双璧をなす日本最大級のクラウドソーシングサービスです。仕事のカテゴリーは200以上あり、40万件以上の案件が掲載されています。案件の相場も案内されているので、副業初心者でも安心して利用できますね。

クラウドワークスで仕事をし、ワーカーとして報酬を得るとシステム利用料が発生します。システム利用料は報酬額が10万円以下の場合は20%、10万円以上20万円以下の場合は10%、20万円以上の場合は5%と、報酬額が多いほどお得になるので、自身が目指す報酬額を検討してから利用するサービスを選ぶとよいでしょう。

■クラウドワークスで得た報酬の確定申告についてはこちら
 クラウドワークスで副業収入を得たら確定申告は必要?やり方も解説

ココナラ

ココナラは、業務委託契約などを結んで仕事をするクラウドソーシングサービスとは異なり、個人間で取引するスキルシェアサービスです。仕事をしたい人は、自身が提供できるスキルや物品に値段を付け、購入者を待ちます。

個人間の取引ではありますが、支払いや振り込みをココナラが管理することで、代金未払いや個人情報流出などのトラブルを防ぎます。ココナラでは販売額の22%がシステム利用料として差し引かれるので、これを勘案して値付けしましょう。

完全リモートの副業をするなら揃えておきたい5つのツール・ソフト

完全リモートの副業をするなら揃えておきたい5つのツール・ソフト

リモートワークはパソコンさえあれば始められると紹介されることが多くありますが、本当にパソコンだけあればよいのでしょうか。実際にリモートワークを始めると「パソコンさえあれば始められるが、○○があったほうがよりスムーズに仕事できる」という場面に何度も出会うでしょう。リモートワークを始めるなら、用意しておきたい5つのツール&ソフトを紹介します。

チャットツール

リモートワークでは、クライアントとのやり取りはオンラインで行うのがメインです。「電話で話したい」という場合でさえ、固定電話や携帯電話で話すのではなくチャットツールの音声通話機能を利用するというケースがあります。

クラウドソーシングサービスなら、システム上でクライアントとやり取りできますが、自宅のパソコンにもチャットツールを備えておくとよいでしょう。よく使われるビジネスチャットには「Chatwork」「MEMBER-S」「Slack」「LINE WORKS」などがあります。

ビデオ会議ツール

職種によっては「顔を見ながら」「資料を共有しながら」打ち合わせするタイプの仕事もあります。ビデオ会議ツールは、チャットツールに比べてデータ容量が多く必要となるので、自宅のパソコンでも問題なく動くか動作確認をしておくと安心です。

画像が固まる、動作が遅い、音声が途切れるなどのトラブルが発生するなら、パソコンのスペックと同時に、インターネット回線についても確認しておきましょう。

USB接続のヘッドセットがあると音声が安定し、相手にとっても聞き取りやすい音声で会話ができますよ。ノートパソコンの内蔵カメラでは画角の調整が難しいので、カメラ写りが気になる人は外付けのWebカメラも用意しておくとよいでしょう。

よく使われるビデオ会議ツールには「Zoom」「Google Meet」「meet in」「V-CUBE」などがあります。

時間管理ツール

副業と本業とのバランスや作業効率が気になる人は、時間管理ツールを活用しましょう。時間管理ツールには、納品日の登録とリマインダー、作業予想時間の設定と実測値との比較、タスク管理などの機能があり、「どのくらいの時間で作業を終えたか」「次にすべき仕事は何か」「時間単価を知り作業量と報酬が見合っているか」などを見渡せます。自分の作業スピードがわかれば、どのくらいの仕事が請け負えるかの予測も正確に立てられるようになるでしょう。

おすすめの時間管理ツールには「Toggl」「Time Crowd」「ATrackerr」「Timetogo」などがあります。

セキュリティソフト

雇用型の仕事なら企業からセキュリティソフトが搭載された仕事用のパソコンが貸与されることもありますが、業務委託契約やスキルシェアマーケットで仕事するなら自前のパソコンを仕事仕様に整える必要があります。

なかでもセキュリティに関しては、多少費用がかかったとしてもきちんと備えておくことをおすすめします。

作業途中でコンピューターウイルスに感染しては、納品日に間に合わなくなるかもしれません。また、企業やクライアントから預かった情報が流出した場合、信頼を損ねるばかりか訴訟問題にまで発展するリスクがあります。

信頼性が高く人気のあるセキュリティソフトには、「ZEROウイルスセキュリティ」「ウイルスバスター」「esetインターネットセキュリティ」「ノートン360デラックス」などがあります。

会計ソフト

副業で一定の収入を上げた人は、自分で確定申告する必要があります。企業勤めだと経理課などが年末調整してくれるため、税制や会計の知識には不安がある人も多いのではないでしょうか。会計ソフトを導入すれば、簿記の知識がなくても簡単に必要な書類を準備できますよ。

会計ソフトにはクラウド型とインストール型の2種類ありますが、個人で利用するならクラウド型のほうが初期費用を抑えられ、どこからでもアクセスできるので使い勝手がよいでしょう。

使いやすさとわかりやすさで人気の会計ソフトには「free会計」「やよいの青色申告オンライン」「マネーフォワード」「HANJO会計」などがあります。

■税制について学ぶなら
税の学習コーナー|国税庁

まとめ

完全リモートの副業を始めたいと考えるなら、事前にリモートでの仕事環境を整えておくとスムーズに仕事が請け負えるでしょう。仕事探しには、クラウドソーシングサイトやスキルシェアサービスを利用すると、本業とのバランスに気をつけながら無理なく副業を進められます。

リモートワークの普及により、未経験者でも始められる副業向けの案件も増えました。まずは挑戦して自分に合う仕事を見つけ、スキルを高めて収入アップを目指しましょう。

■在宅ワークを始めるとき・副業を始めるときにはこちらも参考に
個人で事業を始めたとき/法人を設立したとき|国税庁
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