以前では「働く」ということは、オフィスへ通勤し決まった時間業務を行うことが一般的でした。しかし昨今では在宅ワークの増加のより、働くというスタイルがより自由なものへと変化しつつあります。
在宅ワークとオフィスワークでは、それぞれどのようなメリットがあるか、特徴を把握することで自分自身にピッタリの働き方を見つけることができます。
いま注目の在宅ワークに興味のある方は必見です。在宅ワークVSオフィスワークをご紹介します。
在宅ワークに興味がある人急増中!
ここ数年で、感染症対策や国の在宅ワークの推進で、オフィスへ通勤することなく働く在宅ワークというスタイルに注目が集まっています。
場所にとらわれず働けるなどメリットも多く、プライベートとのバランスも取りやすいなどの理由から、在宅ワークに興味がある人が急増しているのです。また各地でネットワークインフラの整備が進み、リモートワークを可能にするツールが数多く出現してきたこともその注目度を上げる要因の一つです。
オフィスワークのメリット
「働く」の一般的なスタイル、オフィスワーク。決められた労働時間でオフィスへ出社し仕事をします。
オフィスワークをしている時には、当たり前のことでメリットだと気づかないかもしれませんが、在宅ワークと比べてみると多くの便利な点が見つかります。オフィスワークのメリットをご紹介します。
上司や先輩と距離が近い
同じ仕事をしていても、リモートで行っている場合と毎日顔を合わせている場合とでは、やはり親密度に差が出ます。近い距離で仕事を行えると、きめ細かな指導もしてもらえるので、自分自身のスキルアップにつながりやすくなります。
お互いの人間性が伝わりづらい在宅ワークに比べると、コミュニケーションも取りやすく、チームワークが良くなります。
分からない時に質問しやすい
仕事中に分からないことがある時に、上司や先輩など周りにいる人に聞けばすぐに教えてもらうことができます。
当たり前のことのように感じますが、在宅ワークだと返事が返ってくるまで時間がかかる場合もありますし、文面でやりとりする場合よりも、横で教えてもらうことで、より深く理解することもできます。
フラットなコミュニケーションが取れる
リモートワークの場合、メールや電話、最近ではチャットツールなどを使ってコミュニケーションを取ります。この場合、確認事項など含め役職の上下間でのみ、特に下から上への報連相がメインというパターンが多くなりますが、オフィスワークの場合、役職や部署といった垣根を越えて社員同士のコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。
通勤時間は意外と運動になる
毎日、決まって時間に通勤することは移動時間がかかる上に、満員の電車に乗るとなれば苦痛とも言えるでしょう。
しかし、在宅ワークになると「一歩も外に出ていない」もしくは「座ってばかりで運動不足になる」という話をよく耳にします。オフィスワークをするうえで、デメリットだと思われがちなポイントも、実は良い運動になっているのです。
生産性が高い
在宅ワークのやりとりはメールやチャットが主流です。業務の細かい指示を仰ぎたい時にも、それらのツールを利用しますが、対面で教えてもらうほうが文面より細かなニュアンスまで伝わりやすいというメリットがあります。
また、同僚などの目もあるので気が散ることなく仕事に集中できるという点から生産性が高いと言えます。
休憩がしっかり取れる
始業時間や休憩時間、終業時間が明確に決まっているオフィスワークは、それが当たり前のような感じがしますが、在宅ワークの場合、なかなか仕事の区切りがつかずついつい休憩を取らず長時間労働になっている場合も多くみられます。
きちんと休憩が取れる事は、オフィスワークの大きなメリットなのです。
在宅ワークのメリット
会社に出社せずに仕事ができる在宅ワーク。マイペースに仕事ができるので、プライベートとのバランスも取りやすくなります。今、このような新しい働き方に注目が集まっており、実際に興味を持ち検討している人も多くみられます。
オフィスワークに比べた時の、在宅ワークのメリットをご紹介します。
時間を有効活用できる
オフィスワークに比べて、在宅ワークの場合は都合に合わせて時間を合わせやすい傾向にあります。通勤時間がない分、時間が空くことも理由の一つですが、例えば子どもの送り迎えなど短時間で済む用事であればいったん仕事を中断して行ってくるということも可能です。
またフリーランスなどで期日まで納品を行えば作業時間は自由にできるような働き方の場合、前日にまとめて仕事をするということも可能なので、時間を有効活用することができます。
日本全国で仕事ができる
在宅ワークは、基本的にパソコンとWi-Fi環境が整っていれば作業場所を問われない事がほとんどです。出社する必要がなければ日本全国どこに行っても仕事をすることができます。
現在ではより良い生活環境を求めて、都心から地方へ引っ越す在宅ワーカーも増えてきました。
家族が海外転勤してもOK
一昔前に比べると、夫婦共働きという家庭もずいぶん増加しました。オフィスワークの場合、どちらかが転勤になった場合、片方が仕事を辞めて一緒について行くという選択をせざるを得ないこともあります。
その点、在宅ワークであれば、家族が転勤になっても仕事を変わらず続けることができます。それが海外転勤であった場合でも、インターネット環境さえ整っていれば問題ありません。
子どもがいる人でも働きやすい
子どもがいる、もしくは介護があるなどの理由で、オフィスワークができないという人は多く存在します。育児などで働くことを諦めている人でも、在宅ワークであれば自分のペースで働くことができます。
育児を中心にしながら生活したいと考えている場合でも、子どもの予定を優先しながら働くことが可能なのです。
本業としても副業としても働ける
在宅ワークはフリーランスとして本業で働く人が多いようですが、企業に所属しながら副業として働いている人もいます。勤めている場合は、企業の就業規則が副業OKの場合に限りますが、年間の副業収入が20万円以下であれば確定申告の必要もありません。
休日だけ、もしくは会社から帰って夜だけ在宅ワークをするなど自由に決めることができるので、本業としても副業としても働くことができます。
短時間でも働ける
働いた時間だけ報酬を得ることができる在宅ワークもありますが、ほとんどの場合は出来高制です。働ける時間が短時間であっても、納品した分だけ収入を得ることになるので、問題はありません。
自分のお小遣い分だけ稼ぎたいという方や、扶養の範囲で働きたいという人もいます。さまざまな都合に合わせて働く量を調整することもできるので、気軽に始めることができます。
在宅ワークもオフィスワークも、それぞれにメリットがあります。そのメリットを把握することで、自分のライフワークバランスに合った働き方を見つけることができます。オフィスワークの時にデメリットだと感じていたことが、在宅ワーク目線で考えると大きなメリットだったという場合もあります。
いずれにしても、自分自身が働きやすいと感じるワークスタイルの方が最適な働き方だと言えます。実行する前に、双方をよく見比べてみることが重要です。