在宅ワークをするなら環境が大事!ストレスフリーを心掛けよう◎

コロナ対策でテレワークが推奨されたり、子育てや介護と両立しやすい在宅ワークが注目されたりと、「家で仕事をする」スタイルが定着しつつあります。
自宅での仕事は、オフィスや店舗での仕事とは異なり、戸惑う場面も多くあるでしょう。「仕事環境」と「ストレス」をキーワードに、気をつけたいポイントをご紹介します。

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在宅ワークと環境の関係性

オフィスはいうまでもなく、仕事をするのに適した環境に整えられています。ビジネスデスクやパソコン環境、仕事に必要な書類や備品、こまごまとしたものも総務部や庶務課によって過不足なく用意されていることでしょう。

翻って自宅の環境はどうでしょうか。基本的には生活する場所であるため、リラックスするには快適ですが、「効率よく仕事をするためには」という視点でチェックすると、至らない部分がみえてきそうです。

在宅ワークの理想は「リラックスしながらも仕事に集中できる環境」でしょう。初めから全てを完璧に整えるのは難しいですが、気になる点を洗い出して少しずつ理想の環境に近づけていきましょう。

環境が整っていないとどうなる?

「通勤しなくていいのは朝寝坊できてラクだな」「自分のペースで仕事をしよう」と心の準備をせずに在宅ワークを始めると、生活リズムが崩れてしまうかもしれません。在宅ワーカーが陥りやすい困りごとを知っておきましょう。

夜型の生活になりやすい

人の体内時計は光を浴びることでリセットされ、24時間周期の生活に合うよう調整されます。外に出ることがなく強い朝日を浴びる機会を失ったり、夜間にブルーライトを発するパソコンやスマートフォンで仕事をしたりしていると、体内時計が乱れて夜型の生活になってしまうことがあります。

また、在宅ワークは成果型報酬の場合が多く、目標収入に届くようにと深夜まで長時間業務をしてしまう人もいるでしょう。

腰痛・肩こりに悩まされる

在宅ワークはパソコン作業が中心になることが多く、長時間座ったままの姿勢でいると腰痛や肩こりがひどくなることがあります。オフィスであれば、他部署へ歩いて出向いたり、外へランチに出かけたりすることが軽い運動になり、血行促進にもよい効果がありました。

自宅で仕事をする場合には定期的に休憩をとり、肩回しや屈伸などの軽い運動をすることをおすすめします。

集中力が欠ける

自宅には自分の趣味のものや気持ちが和らぐものが揃っており、同僚や上司の目も届かないため、集中して仕事をする難しさを感じることがあるかもしれません。テレビや雑誌、読みかけの本などはなるべく遠ざけ、時間を決めて楽しみましょう。

主婦の方であれば、掃除や洗濯などの家事が気になってしまうかもしれませんね。子どもや家族からの干渉が仕事の妨げになることもあります。勤務時間をキープできるよう家族間でルールを決めたり、家事と仕事のバランスがとれるよう仕事量を見直したりして、集中できる時間を意識して作る必要があります。

まずは自宅の環境を整えよう!

長期間にわたって在宅勤務や在宅ワークをする予定でいるなら、自宅の環境を整えるためのグッズを買いそろえるのも必要な投資でしょう。仕事環境が整えば作業効率が上がり、日々のストレスも抑えることができます。

書類整理しやすいデスク

デスク周りは仕事中ずっと向かい合う場所であり、いち早く整えておきたいところです。散らかりがちな書類整理には、収納ボックスやインデックスが付けられる書類棚を取り入れてはいかがでしょうか。自宅のデスクが仕事をするには小さいという場合には、サイドテーブルや小物整理用のワゴンを用意するとよいでしょう。

高さと硬さの合った椅子

1日8時間のフルタイム勤務の場合、睡眠時間と同程度の時間を椅子の上で過ごすことになります。腰痛や肩こり予防のためにも、デスクとのバランスや材質などにもこだわって、自分専用のスペースを作りましょう。

理想の座り姿勢は、深く座って背筋を伸ばしたときに足のかかとが床につき、机にのせた腕が自然に地面と水平になるくらいだといわれています。また、キーボード作業が主になる場合は、パソコンの厚みも考慮して調整しましょう。

快適なインターネット環境

在宅ワークでは、ITツールでコミュニケーションをとることが多いため、安定したインターネット環境が欠かせません。各社から提供されている「光回線」ならスムーズにデータのやりとりができるでしょう。

「モバイルWi-Fi」は無線でパソコンが使えるので便利ですが、仕事内容によっては有線が指定されていたり、セキュリティの面から禁止されていたりすることがあるので、前もって確認しておきましょう。

ドライアイ対策に加湿器を

パソコン作業が主になる方は目にやさしい環境を整えることも大切です。集中してパソコンに向かい続けると目の表面が乾き、ドライアイ状態になってしまいます。対策として、加湿器などで部屋の湿度を保ち、空調の風が直接目に当たらないように気をつけましょう。

目線が下になるようにモニターを配置すると、疲れ目予防に効果的です。モニターにブルーライトカットフィルムを貼ったり、ブルーライト軽減機能の付いたモニターを用意したりするのもよいでしょう。

生活音にも注意!

在宅ワークではWeb会議システムを利用することも想定されます。家族の話し声や生活音が相手側に聞こえてしまうのはできるだけ避けたいですね。個室が用意できればベストですが、USB接続のヘッドセットや単一指向性のマイクなどで、広範囲の音を拾ってしまうことをある程度防ぐことができます。

必要があればプリンターやスキャナーの購入も!

紙ベースで確認しなければならない職種や、資料のコピー作業が多いと想定されるなら、その都度コンビニのコピー機へ走るよりも、自宅にプリンターとスキャナーの複合機があると便利です。コピー用紙などと一緒にサイドテーブルに収納すれば、プリントアウトしたものをさっと確認でき、理想的なデスク周りとなることでしょう。

仕事中もこまめに環境の見直しを!

デスク周りやデバイスなどハード面を整えれば、自宅でもオフィス以上に効率的に仕事ができるようになるでしょう。しかし、集中しやすいからといって根をつめて仕事をし続けては、のちに反動となって効率が下がってしまいます。仕事中もこまめに環境をチェックできるような仕組み作りをしておきましょう。

空気がこもるのはNG!定期的な換気をしよう

室内で人が過ごすと、呼吸によって二酸化炭素濃度が上がります。二酸化炭素濃度が高い場所では脳の機能が低下し、眠気や息苦しさ、頭痛などが起きることも。定期的に窓をあけたり換気扇を回したりして、部屋の空気を新鮮な空気と入れ替えるようにしましょう。

適度にリフレッシュの運動を!

集中力を維持するには、だらだらと仕事をし続けるよりも区切りを設けて気分を変えたり、体を動かして血行促進を促したりすることが効果的です。軽いストレッチや階段の上り下り、ベランダや庭へ出て深呼吸をするなど、自分に合った方法を探してみましょう。

タイムマネジメントを取り入れよう

仕事がのってくるとつい長時間デスクに向かってしまい、肩こりや頭痛が起きてしまったり、少し休憩のつもりでテレビをつけて見入ってしまったりと、在宅ワークは自己管理能力が問われる働き方です。

タイムマネジメントには、作業にあてる時間と休憩やオフタイムとなる時間のバランスを見直し、効率的なスケジュールを組むことが大切です。タイマーやスマホアプリなどを設定して、意識的に時間を管理しましょう。

まとめ

コロナ対策でテレワークや在宅ワークが急速に広がりをみせたことで、自宅で仕事をすることのメリットとともにデメリットもわかってきました。仕事環境を整えることで、デメリットが引き起こす影響を小さくできます。

自分に合った仕事スペースを確保し、適度にリフレッシュをすれば、ストレスフリーな働き方も難しくないでしょう。

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