在宅ワークの収入はどれくらい?スキル別にピックアップ!

「これから在宅ワークを始めたいけれど、どのくらいの収入が得られるの?」「いま在宅ワーカーとして働いているけれど、この収入は妥当?」など、在宅ワークにおける収入の悩みや不安はありますよね。
今回は在宅ワーカーの年収について、在宅正社員・在宅フリーランスそれぞれの視点から見ていきます。

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在宅ワーカーの年収には大きな差がある

在宅ワークにはさまざまな種類の仕事や働き方があります。正社員やアルバイトとして会社に直接雇用されていて在宅業務をしている人。個人事業主としてフリーランスでクライアントから案件を受注している人。クラウドソーシングサービスで簡単な作業を請け負っている人。

正社員の在宅業務であれば給与として収入を得ることができます。一方のフリーランスの在宅ワーカーでは、ひとつの仕事に対して報酬が支払われる成果報酬制だけでなく、時間単価制や月単価制を導入している場合も。また、スキルや仕事のレベルに応じて支払われる報酬額にも差があり、月収・年収には大きな差が生まれています。

初心者在宅ワーカーの平均収入

まずは、初心者はどのくらい稼げるのか見ていきましょう。

月収5万円以下が圧倒的多数!

少し古いデータにはなりますが、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が行った社「在宅就業調査」(平成24・25・26年度)によると、在宅ワーカーの平均月収で最も多いのが「5万円以下(27.7%)」という結果になりました。もちろん5万円以下のなかには、5万円の人もいれば数千円という人もいるため、そのなかでも幅があると考えられます。

また次点は「6~9万円(18.0%)」なので、在宅ワーカーの半数近くが月収10万円以下ということになります。

初心者向け仕事の時間単価相場は300~400円

在宅ワークにはさまざまな仕事内容がありますが、初心者は特別なスキルが不要な作業から始めて、在宅ワークの仕事の流れや方法について理解すると良いでしょう。

初心者向けの仕事には「データ入力」「アンケート回答」「コール業務(電話の受発信)」などがあります。これらの仕事は1件あたりの作業単価が支払われる報酬形態が多いため、仕事の効率の良さによって1時間単価に換算した金額が人によって変動しがちです。そのため初心者だと仕事に慣れるまではひとつの作業の時間がかかってしまい、時間単価に換算すると300~400円になってしまうことも少なくありません。

「思ったよりも稼げない」と思うかもしれませんが、仕事に慣れて効率が上がるとどんどん稼げるようになります。

「お小遣い稼ぎ」の主婦が大半

先ほど紹介したデータからわかるように半数近くの在宅ワーカーの月収が10万円以下なので、本業として仕事をしているワーカーと同じくらい、お小遣い稼ぎとして仕事をしている人も多いことがわかります。

在宅ワークのメリットは、通勤の負担をなくしてワークライフバランスを上げること。つまり在宅ワークを選択する人のなかには、家事・育児と仕事を両立しながら仕事をしたいと思っている主婦層も多いと考えられます。

年間収入20万円以下なら確定申告も不要!

在宅ワークで面倒なのが、毎年の確定申告。会社に所属していれば会社で年末調整をしてくれますが、個人事業主として働いていれば自分で確定申告をする必要があるのです。

しかし、年間の所得が合計20万円以下なら確定申告は不要。面倒な手続きをすることなく、収入を得ることができます。

ちなみに「所得」とは収入の合計から必要経費を差し引いたものなので、年間の収入が21万円だったとしても、経費が1万円であれば所得20万円以下となり、確定申告は必要ありません。

ただし年末調整が必要なくても住民税の申告はしなければいけないので、しっかりと情報を収集して自分で対応できるようにしましょう。

副業しているサラリーマンも

在宅ワークは、お小遣い稼ぎを目的としている主婦や本業として働いているフリーランス以外の人にも人気です。

最近では、本業に正社員として働いているサラリーマンが、副業として在宅ワークをしているケースも多く見受けられます。本業の仕事と関連のある在宅ワークでスキルアップを図ったり独立の準備をしたりしている人が多いようです。

また本業とは関係のない在宅ワークをして、仕事の幅を広げたりキャリアチェンジを目指したりしている人もいます。

在宅正社員の平均収入

在宅ワーカーのなかには、会社の正社員として在宅業務をしている「在宅正社員」という働き方もあります。在宅正社員は会社に正規雇用されているため、正社員の待遇を受けられることに変わりません。

年収400~700万円程度

在宅正社員はあくまでも正社員として雇用されているため、正社員の年収と大きな差はありません。

国税庁の調査によると、平成30年の正社員の平均給与は503.5万円。この中には在宅正社員の給与金額も含まれています。

ただし職種やスキルなどによって差があることを忘れてはいけません。

在宅業務がしやすい職種としてはSE・プログラマー・WEBデザイナー・事務職・コールセンターなどが挙げられます。たとえば「SE」とひとくくりに言っても、高度SEの平均年収は778.2万円、ソフトウェア製品を開発するSEの平均年収は568.5万円と、200万円ほどの差があります。

そのため、在宅正社員でも職種やスキルによって年収に開きがあることを頭に入れておきましょう。

オフィスワーカーと大きな給与差はない

オフィス業務から在宅業務に変更することで、給与が下がってしまうことを懸念している人も少なくないでしょう。

通勤が不要なので通勤手当がなくなりますが、そのほかの住宅手当や扶養手当などはオフィス業務と同様に得ることが可能です。また残業代も支給されるため、大きく収入が減ってしまう可能性はないと言えます。

ただし在宅業務はオンオフの区別がつけにくく、寝る前や暇な時間などについついパソコンを開き、残った仕事を片付けてしまうケースも多くありがちです。そうなると時間外業務の申請が難しいため、時間外労働分の残業代をもらえないこともありえます、

あくまでも「会社員」という位置づけ

在宅正社員は会社に正規雇用され、会社の在宅業務制度を活用して働いている人を指すため、あくまでも会社員という位置づけです。そのためオフィス業務であろうと在宅業務であろうと正社員としての待遇を受けられます。

ただし在宅業務が可能な職種は限られているため、これから在宅正社員として働きたいと思っている人は在宅業務可能な職種かを見極めましょう。

在宅フリーランスの平均収入

次は、個人事業主としてフリーランスの在宅ワーカーの収入について見ていきましょう。

年収350~600万円程度

クラウドソーシングサービスを提供しているランサーズ社の調査によると、フリーランスの在宅ワーカー全体の平均年収は186万円。ただしこの金額には、本業として働いている在宅ワーカーだけでなく、副業・お小遣い稼ぎも含まれています。

副業として働いている在宅ワーカーの平均年収は74万円ですが、自営業として働いている人は356万円となっています。そのため在宅ワーカーが本業の人は、350万円前後の年収であると言えるでしょう。

ただし、自営業としての在宅フリーランスでは年収400万円以上の人が36%と最も多い数になっているため、正社員と同じくらい稼ぐことも可能です。

職種により差がある

在宅フリーランスは職種によって年収に大きな差があります。たとえばITに関わるエンジニアでも、業務内容によって差が生まれているのです。

中小企業庁発行の「小規模企業白書2016」では、フリーランスの職種別の年収が公表されています。たとえば「翻訳家」は年収300万円以下が68.3%であるのに対し、「システムコンサルタント、ソフトウェア作成者」では年収300万円以下は49.7%と半数以下。このように、在宅フリーランスは職種によって大きく年収差があるのです。

特殊な仕事なら1,000万円超えも!

特殊な仕事や専門性が求められる仕事をする在宅フリーランスは、年収1,000万円超えも夢ではありません。

「小規模企業白書2016」では小説家や脚本家の「著述家」では年収1,000万円以上が3.2%もいます。

また、システムエンジニア・ITプログラマーであれば、使用する言語の難易度によっても収入が変動します。難しい、かつ需要が高い言語ができるSEは年収1,000万円超えの可能性が高まるでしょう。

在宅ワークで収入を上げる方法

努力次第で、在宅ワークであっても収入を上げることが可能です。以下の方法を試してみましょう。

専門スキルを身に付ける

誰でもできる仕事よりも、専門性が高い仕事のほうが競合となる在宅ワーカーも少なく作業単価も上がります。専門的なスキルや知識を身につけて、他の在宅ワーカーよりも有利になりましょう。

下積み時代が長いことを覚悟しておく

特に在宅フリーランスでは、始めてすぐに本業で生活していくための収入を得るのは難しいかもしれません。良い案件を継続して受注するためには一定の経験も必要だからです。

下積み期間が長くなってしまうことも見据え、まずは副業から始めてみると良いでしょう。

 

在宅ワーカーの年収は、スキルや職種によってさまざま。だからこそ自分の努力次第で大きく稼ぐこともできるのです。

専門的なスキルを身につけながら徐々に実績を積んでいき、自分の満足のいく年収を稼ぎましょう。

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