コールスタッフという仕事は、顧客からの電話に応対したり、逆に顧客に電話をして自社商材をPRしたりする仕事です。電話とはいえ、相手がいて、話をしなければいけないのですから、未経験の場合、自分にできるのか不安になりがちです。
しかし、コールスタッフの仕事はメリットが多いうえに、未経験からのスキルアップに大変適している仕事でもあります。
今回は、コールスタッフとしてアルバイトがしたい場合での、面接でのアピールポイントなどをご紹介します。
コールスタッフとしてアルバイトに応募するときのポイントをご案内!
コールスタッフとして働くメリットは多い
コールスタッフとして働くと、報酬を得られるだけでなく、その他にもメリットがあります。顧客と直接会うことはありませんが、顔が見えない分、言葉のみで相手とやりとりをしなければならないので、丁寧な受け答えが要求されます。電話対応のスキルだけでなく、相手の要求などを的確に把握し対応できるスキルは、社会人としてなくてはならないものです。
こんなコールスタッフが求められている!
企業はどのようなコールスタッフを求めているのでしょうか。コールスタッフは特別な資格や経験が無くともすぐに始められる業務もたくさんあります。
これからご紹介する項目が自分に当てはまるようであれば、コールスタッフに向いている要素があると言えるでしょう。早速、チェックしてみましょう。
きちんと敬語が使える
コールスタッフは顔が見えない分、普段より丁寧な言葉遣いが求められます。完璧に使う自信がない場合でも、仕事を始める前には必ず研修があるので、心配することはありませんが、キチンと敬語が使える人は戦力になるのも早いため、企業が求めている人材です。
電話の窓口は企業のイメージに繋がります。敬語を使い相手に好印象を残すことができれば、顧客に信頼感を持ってもらえます。
声のトーンが明るい
丁寧な言葉遣いであっても、声のトーンが低い場合、暗く機嫌の悪い印象を与えてしまいがちです。コールセンターでは、顔が見えなくとも、相手が「笑顔で喋っているんだろうな」と想像できるような声で応対することがベストだと言われています。
電話対応の際に明るい声で応対すれば、喜んで対応してくれているという印象を与えることができます。声のトーンが明るい人は企業に求められている人材です。
ハキハキ話せる
電話で話す場合、明確に分かりやすく伝えることが重要です。ボソボソと話していては、相手に内容が伝わらず印象も良くありません。
ハキハキと相手に聞き取りやすく話せる人はコールスタッフに向いています。しかしこれらは、最初に話せなくても練習をすることで話せるようになります。ゆっくり丁寧に話すことを心がけましょう。
素直で謙虚な姿勢
コールスタッフをしていると、顧客から苦情を受けることもあります。相手に強く言われるのはあまり良い気分ではありませんが、そのような状況でもふてくされる事なく素直で謙虚な姿勢を持って対応することが大切です。
顧客からの苦情は考え方を少し変えてみると、ユーザーからの貴重な意見とも言えます。誠実な態度でしっかりと対応できる人材は貴重です。
コミュニケーション能力が高い
コールスタッフは、顧客と的確に話を進めるためにマニュアルが用意されています。未経験者でも研修を受ければすぐに仕事を始められますが、マニュアルにあること以外の会話などで、さらにスムーズに話ができるようなコミュニケーション能力が高い人は重宝されます。
タイミングよく相槌をうてることや、相手の様子を瞬時に判断して対応できる力は、コールスタッフとして必要になるスキルを持ち合わせていると言えます。
志望動機はどうやって書く?
コールスタッフの仕事がしたいと考えた場合、まず準備をすべきことがあります。志望動機を書くときに、できるだけ的確に伝えられるよう自分の考えをまとめておく必要があるのです。
志望動機に書き方をご紹介します。
1.コールスタッフに興味を持った理由を書き出す
コールスタッフに興味を持った理由は、一般的によく尋ねられる項目です。自分がなぜコールスタッフの仕事をしたいと思ったのかという理由は、様々異なるとは思いますが、「人の役に立つ仕事がしたい」「人と接する仕事が好きだから」など、できるだけ前向きな理由を書き出しましょう。
「シフト制で残業が少ないから」「人前に出るのが好きではないから」といったような理由で選ぶ場合もあるかもしれませんが、やや後ろ向きな印象を与えてしまうため、志望動機には適していません。
2.自分の強みを書き出す
面接では自分をアピールする必要があります。事前に自分の強みを書き出しておきましょう。いずれもコールセンターで働く場合の強みを選び、「コミュニケーション能力が高い」「明るい声で応対できる」などの理由を書き出しておきましょう。
3.普段コミュニケーション上で心掛けているポイントを書き出す
普段の生活の中で、人とのコミュニケーションをとる際に、心がけているポイントを書き出しておきましょう。
漠然としたものではイメージを掴むことができません。できる限り具体的な内容を紹介できるようにしておきましょう。コールスタッフは幅広い年代に対応できなくてはなりませんから、いろんな世代に共通する内容が良いでしょう。
4.応募先の仕事内容をチェックする
コールスタッフとひとことに言っても、顧客からかかってくる電話に対応するインバウンドや、顧客へ電話をかけるアウトバウンドなど仕事の内容が異なります。また、企業の業種によっても様々です。
応募先の仕事内容をチェックし把握しておくことで、どのような人材が求められているのかが見えてくるので、必ず確認しておく必要があります。
5.仕事内容と自分の強み・経験がマッチするポイントを探す
コールスタッフの仕事が未経験である場合でも、これまでの経験が仕事に活かせる場面は必ずあります。自分の強みや経験が、コールスタッフの仕事とマッチするポイントを探してきましょう。
全く似たような面が見つかりそうにない場合でも、社会人経験があれば敬語やビジネスマナーなどもマッチのポイントです。できるだけ多く見つけてみましょう。
6.5を元に、貢献できる姿勢を示す
強みと経験がコールスタッフとマッチするポイントを見つけられたら、面接ではそのポイントをどのように活かすことができるのかといったような、貢献できる姿勢を示すことが重要です。
どんなに細かいことでも良いので、準備しておくことが重要です。
本音も上手くポジティブに変換しよう
志望動機は人それぞれ異なります。給料が高い、未経験で働けるからなど、コールスタッフでなくても良いような理由があっても当たり前です。
しかし、面接の時にはできるだけ前向きな理由が必須とも言えます。だからと言って「嘘」をつく必要はありません。本音の理由を上手にポジティブ変換していきましょう。
給料がいいから → 自分の頑張りを評価していただけそうだから
コールスタッフは給料面で高額に設定されている場合も多いので、給料がいいからという理由で選ぶこともあるでしょう。
この場合は「自分の頑張りを評価していただけそうだから」という理由に変換しましょう。実際、テレアポなどの場合はアポイントが取れれば架電単価がアップする場合があります。
未経験でもできるから → 新しいことにチャレンジできるから
「未経験でもできるから」という言葉では、経験が何もないというような印象を与えてしまいます。
この場合は「新しいことにチャレンジできるから」という言葉を使いましょう。未経験の世界に挑戦することは勇気がいることですから、前向きな気持ちを評価してもらえそうです。
家から近いから → なるべく長い時間働きたいから
効率的に働きたい場合に「家から近いから」という言葉を使いがちですが、これも消極的な印象があります。
近所だから選んだという理由ではなく「なるべく長い時間働きたいから」といったようなポジティブな理由に変換しましょう。
まとめ
コールスタッフは未経験からでも始めることができます。研修を行ってくれて、マニュアルも完備されています。給料も高いため、注目されている仕事です。
コールスタッフとしてアルバイトがしたい場合には、面接で志望動機をしっかりと伝えましょう。そのためには、まず志望動機を具体的に書き出しておくことが大切です。言葉の選び方によってはネガティブに捉えられてしまうこともあるので、どんな本音の理由であっても「ポジティブ」な印象を持ってもらえるように、変換しておく必要もあります。アピールポイントを的確に伝えて、コールセンターでの仕事を始めましょう!