これから「エンジニア」を目指す方は、エンジニアがどんな仕事をするのかについて深く理解する必要があります。
面接対策になりますし、何より将来像を思い描くにあたって強力な情報源になるからです。
そこで、さまざまなエンジニアの仕事内容について解説します。
さまざまなエンジニアの仕事内容を解説
エンジニアとは
「エンジニア」とは、直訳すると「技術者」「技師」のことです。
一昔前までは、エンジニアといえば「機械技師」のような、さまざまな機械の扱いに関するプロフェッショナルのことをいいました。
現在では、エンジニアといえば「ITエンジニア」のような、IT技術のプロフェッショナルを指す言葉としての認識が強まっています。
この記事では、ITエンジニアのことについて触れていきます。
「先輩エンジニアからの一言コメント」
何を扱うにしても、エンジニアが「高度な技術を必要とする重要な仕事」であることには変わりありません。
主なエンジニアの種類と仕事内容
一口にITエンジニアといっても、具体的な仕事内容によってさまざまな名称のエンジニアが存在します。
ここでは、代表的な7種類のITエンジニアの仕事内容について解説します。
システムエンジニアの仕事内容
「システムエンジニア(SE)」は、コンピューターのシステムの設計から開発まで、一連の流れを手掛ける仕事をしています。
クライアントや関係部署とのやりとりを必要とするため、システムエンジニアにはシステム設計・開発に必要な技術だけでなく、相応のコミュニケーションスキルも求められるのです。
クライアントとやりとりする仕事の場合、クライアントが要求するスペック・機能を持ち合わせたシステムを開発する必要があるため、クライアントのニーズやその業種の業界知識などを学ぶ必要があります。
プログラマーの仕事内容
「プログラマー」は、システムエンジニアが設計した仕様書に基づいてプログラミングを行う仕事をしています。
基本的に設計書の仕様のとおりにプログラミングを進めていくのですが、設計書に不備や問題があればそれを指摘して軌道修正を行い、必要なスペック・機能を満たしたシステムに仕上げていく重要な仕事です。
プログラミング言語のうち、何を扱うことができるかによって具体的な仕事内容は異なります。
インフラエンジニアの仕事内容
「インフラエンジニア」は、サーバーの構築やネットワークの管理などの「ITインフラ」の運用・整備などを担当する仕事をしています。
担当するITインフラの稼働状況を常にチェックし、問題が発生したら速やかに復旧作業を行い、ITインフラが安定的に稼働し続けられる環境を整えている重要な仕事です。
セキュリティ部門に特化していたり、クラウドサービスの保守に特化しているインフラエンジニアも存在します。
ネットワークエンジニアの仕事内容
「ネットワークエンジニア」は、インフラエンジニアの中でも特にネットワークシステムの設計・構築・保守運用を専門的に行う仕事をしています。
関連する技術が進歩するにしたがって、ネットワークエンジニアに求められるスキルの水準も変動するため、常に最新技術へのアンテナを向けておく必要がある探求心と責任感が求められる仕事です。
担当する仕事内容によっては専門的な資格の取得が必要なケースもありますが、そうした仕事は往々にして給料が高くなりやすいため、キャリアアップを目指して仕事と変更して資格の勉強をするエンジニアも多く見られます。
ウェブエンジニアの仕事内容
「ウェブエンジニア」は、ウェブサービスの設計・開発・保守運用を手掛ける仕事をしています。
ウェブに特化したスキル・ノウハウが求められる仕事であるため、ウェブサービスを実際に扱うことになるユーザーの目線が求められる仕事です。
そのため、プログラミングやセキュリティに関するノウハウだけでなく、ユーザーのニーズを把握するためのマーケティングのスキルも求められる場面があります。
サーバーエンジニアの仕事内容
「サーバーエンジニア」は、サーバーの設計から保守運用までを手掛ける仕事をしています。
クライアントの要求するスペックを満たし、かつサーバーが安定的に稼働するための最適な構成を構築する仕事です。
運用マニュアルを作成して、トラブルが発生したときにはサーバーの復旧作業を行うなど、クライアントが快適にサーバーを運用できる環境を整えます。
IoTエンジニアの仕事内容
「IoTエンジニア」は、IoTに関するさまざまな仕事を手掛けています。
IoTは現在さまざまな分野で注目されており、昨今その存在が数多くの会社・組織から求められている人材です。
求められる知識は幅広く、ネットワークやセキュリティ、ハードウェアなど幅広い知識やスキルが求められますので、既存のノウハウだけでなく最新のテクノロジーに関する知識やマーケティングによる市場ニーズの把握なども重要な役割となります。
「先輩エンジニアからの一言コメント」
何を仕事とするのかによって、エンジニアに求められる知識やスキルは大きく異なります。相互に共通性や関連性のあるエンジニアもありますので、転職時には既存のノウハウが活かせる別のエンジニアになるという道もあります。
まとめ:IT技術が進歩した現代で大活躍するエンジニア
IT技術が発展し、多くの人々がIT技術なしでは生活の質が下がる現代において、そのITのプロフェッショナルであるITエンジニアの存在は貴重なものとなりました。
具体的な仕事内容の違いによって貢献できる分野は異なりますので、どんな仕事をしたいのかを明確にビジョン化し、その未来を実現するための努力を続けてください。