「ITエンジニア」という仕事が注目されており、ITエンジニアを目指す方も多くなりました。
ITエンジニアを目指すにあたっては、どれだけ需要がある仕事なのか、将来性はあるのかといった点は気になるところでしょう。
そこで、ITエンジニアの仕事の需要と将来性について解説します。
ITエンジニアの仕事の需要と将来性について解説
ITエンジニアの需要
ITエンジニアという仕事は、需要の多い仕事なのでしょうか?
ITは現代の必須技術の1つ
結論を述べると、ITエンジニアはこれからの産業を支える重要な役割として、高い需要を持ち続けるでしょう。
日常生活やビジネスにおいて、IT製品の活躍はめまぐるしいものであり、もはやIT製品なしでは便利な生活を送ることが難しいというかたもおられます
そんなIT製品の設計から開発、整備運用に至るまでのプロフェッショナルであるITエンジニアという仕事は、現代の必須技術を取り扱う重要な仕事として多くの会社で需要があり、重宝されているのです。
求人は売り手市場
「dodaエージェントサービス」が公開している、2021年6月の求人倍率をみてみると、全体が1.86倍であるのに対して、IT・通信の求人倍率は5.53倍となっています。
求人倍率は、数値が高いほど求人数が多い状況であるため、全体から見て大きな数値の求人倍率を持つIT分野の求人は、売り手市場であるといえます。
ジャンルによっては需要が減っている
ただし、ITエンジニアもジャンルによっては若干ですが需要が減少している可能性があります。
例えば「クラウドサービス」を扱うクラウドエンジニアの需要が高まったことで、代替されたインフラえんじあの需要が若干ですが減少している傾向にあるのです。
このように、IT環境を取り巻く事情が変化すれば、ITエンジニアもジャンルごとに需要の増減が発生することが考えられるのです。
「先輩エンジニアからの一言コメント」
売り手市場であるITエンジニアは「未経験者OK」での求人も少なくありません。求められるスキル等の違いはあるものの、未経験者であっても多くの求人から希望する就職先を選びやすいでしょう。
ITエンジニアの将来性
次に、ITエンジニアという仕事の将来性について解説します。
IoTを中心に仕事は増え続ける
ITエンジニアの仕事は、昨今注目されている「IoT」を扱う仕事を中心に、これからも仕事は増え続けるでしょう。
今後、ITに変わる革新的な技術が登場すれば別ですが、それは何年・何十年も先の話になるか、それとも人類文明が続く限りIT産業は発展し続けるかもしれません。
いずれにしても、直近の話で考えれば、ITエンジニアの仕事はどんどん増え続けますので、それに応じて求人数も安定的に増え続けるでしょう。
キャリアパス次第でやりがいも収入も増える
ITエンジニアの仕事は、キャリアパス次第でやりがいと収入の両方を両立させることができる働き方を実現することは難しくありません。
ITエンジニアとして働いている方の中には「収入が思っていたよりも少ない」と感じる意見も見られるのですが、結局のところ収入は就職先と与えられた仕事・役職によって異なります。
プロジェクトマネージャーやITのプロフェッショナルといった働き方の違いこそありますが、現場でスキルを身に着け、希望する働き方を目指すことができれば、自然と収入もやりがいも増加し、充実したライフスタイルの一助となるでしょう。
AI・ロボットに置き換わる?
仕事の将来性を計るにあたって「AI」や「ロボット」といった最新技術によって仕事が置き換わるかどうかという話が挙がりますが、ITエンジニアの仕事は現状ではAIやロボットに置き換わるという動きは見られません。
AIやロボットによって仕事を奪われるのは、仕事の内容が比較的単調・シンプルであり、事前のプログラミングと機械学習によって賄うことができる範囲にとどまります。
ITエンジニアは高度な技術やノウハウを伴う仕事であるため、現代のAIやロボットでは仕事を奪うことは難しいでしょう。
海外でも仕事のスキルが活きる
ITエンジニアの仕事は、海外でも仕事のスキルが活かされる仕事でもあります。
ITエンジニアが手掛ける分野は世界共通であり、特にIT産業の先進国ではその需要はさらに高まっています。
キャリアパスとして、海外進出を考えている会社や、外資系の会社、あるいは海外企業への就職・転職を見据えることもできるでしょう。
「先輩エンジニアからの一言コメント」
将来の話は誰にもわかるものではありませんが、現状の流れから推測するとITエンジニアの需要と将来性は極めて高いものだと推測することができます。その中で働くとなれば、将来を見据えて高いモチベーションを維持しつつスキルアップを目指した働き方が重要です。
まとめ:ITエンジニアは需要も将来性もある仕事
ITエンジニアという仕事は、需要が増え続け、将来性も期待できる魅力的な仕事です。
求人数が多いとはいえ、注目されている仕事なのでライバルも決して少なくありません。
ITエンジニアを目指す方、すでにITエンジニアとして就職してキャリアアップを目指す方は、ITエンジニアという仕事の在り方を今一度見直してみて、ご自身の描く将来像に見合った仕事であることを再確認しておきましょう。