ITエンジニアという仕事は多くの企業において引く手あまたですが、誰でも簡単になれるわけではありません。
これからITエンジニアとして就職を考えている方は、さまざまな努力をする必要があるのです。
そこで、ITエンジニアになるために必要な努力・学ぶべきポイントについて解説します。
ITエンジニアに必要なノウハウ
ITエンジニアは、さまざまなノウハウ・スキルを駆使して仕事をします。
ITエンジニアになりたいということは、そのために必要なノウハウを身に着ける必要があるということです。
プログラミングの知識
エンジニアの必須スキルの基本は「プログラミングの知識」です。
一口にプログラミングといってもさまざまなプログラミング言語がありますが、そのすべてを習得しなければならないということはありません(使われていない言語を除いても仕様の異なる約20種類の言語がありますので、まず現実味がない)。
最低でも1つ「得意なプログラミング言語」を持っておくと良いでしょう。
エンジニアの業界に関する情報
エンジニアになりたいのであれば「エンジニア業界に関する知識」も欠かせません。
エンジニアはさまざまな人とかかわりを持ちますので、エンジニア同士で相応の会話ができる程度の業界知識を持っておく必要があります。
コミュニケーションやプレゼンの能力
エンジニアとして円滑に活動するためには「コミュニケーション能力」や「プレゼンテーション能力」といった、他人との会話・やりとりに関する能力も必須だといえます。
エンジニアは(仕事内容次第ですが)基本的に複数のエンジニアなどの仲間とチームを組んで仕事をします。
そのため、コミュニケーションやプレゼンテーションの機会も少なくありませんので、これらを円滑に行うための能力は欠かせないのです。
「先輩エンジニアからの一言コメント」
プログラミング言語は、それぞれ得手不得手・得意な領域というものがあります。つまり、習得しているプログラミング言語によって「エンジニアとしてできること」が大きく異なるということです。
エンジニア向けの勉強のポイント
ITエンジニアになるには、プログラミングを中心としてさまざまな勉強をしなければなりません。
ここでは、効果的に勉強するための4つのポイントについて解説します。
将来の目標を明確にする
エンジニアになるための勉強を始める前に、まずは「将来の目標」を明確にしておきましょう。
一口に「エンジニアになる」「エンジニアとして活躍したい」といっても、エンジニアと呼ばれる人の仕事内容は多岐にわたります。
例えば、サーバーの管理を中心にこなすエンジニアもいれば、クラウドサービスの開発や運用をするエンジニアもいるのです。
漠然と「エンジニアになる!」と考えるのではなく、具体的にどういった分野で活躍したいのかをビジョン化しておきましょう。
目標に必要なスキルを学ぶ
目標を明確にしたら、次は「その目標のために必要なスキル」を学ぶことになります。
どういった仕事をこなしたいのかによって、必要なプログラミング言語や資格は大きく異なるのです。
つまり、将来像と関わりの薄いスキルを勉強しても、将来像の達成が遠のくことになります。
いくらエンジニアの求人が売り手市場であるとはいえ、長々と就職活動を続けることはおすすめできません。
勉強の効率を高めるためにも、目標の達成のために必要なスキルが何であるのかを明確に定めて、その習得を中心に勉強を進めてください。
最初から難しい教材を使わない
勉強のためには「教材」を使用しますが、その教材は「最初から、難しい教材を使わない」ことがポイントです。
例えばプログラミング言語について学べる書籍がいくつもありますが、それぞれ難易度・導入するべき段階が異なります。
要するに「本当にプログラミング言語を一から学びたい人向けの書籍」もあれば「ある程度プログラミングについて知っていて、ステップアップしたい人向けの書籍」もあるのです。
初心者がステップアップ用の書籍を読んでも、効率よく勉強することは難しいでしょう。
ご自身の習得段階に応じて最適な書籍を選んでください。
無理して勉強しようとしない
何事にも共通していえることではありますが「無理しない」ことは重要なポイントです。
「何としてもエンジニアになるんだ!」と熱意をもって勉強することは大切ですが、だからといって無理をすれば長続きしません。
エンジニアになるための勉強で最も問題なのは「挫折する」ことなのです。
挫折するリスクを少しでも下げるために、無理しないレベルで勉強を進めてください。
「先輩エンジニアからの一言コメント」
書籍のレベルは「レビュー」を参考にすることをおすすめします。「初心者向けだった」「中級者向けだった」というコメントがあれば、読んだ人が感じた「その書籍の本当のレベル」がわかります。
まとめ:エンジニアは勉強が必須!簡単なところから無理なく勉強を
ITエンジニアになるためには、プログラミングなどさまざまな勉強が欠かせません。
とはいえ、無理に勉強しようとすれば、どこかで挫折してしまうのは目に見えています。
無理のないレベルでしっかりと勉強を進めていき、エンジニアとして必要なノウハウを身に着けて就職活動に臨んでください。