新型コロナウイルスのまん延により、フルリモートが難しいとされていた経理職も、働き方を見直す企業が増えてきました。これまでは、領収書や請求書、稟議書などの紙の書類は、出社して確認・処理をする企業がほとんどでした。しかし、オンライン上で各種書類の確認や処理ができるシステムを導入する企業が増え、フルリモートでの働き方が可能となったのです。
フルリモートでも働ける経理職の仕事内容や必要なスキル、おすすめの資格をご紹介します。
フルリモートでも経理の仕事はできる? 仕事内容やあると有利なスキル・資格、向き不向きを詳しく紹介します
フルリモートで働く経理の仕事内容とは?
経理の仕事と聞くと、領収書・請求書の作成や伝票入力など、システムや数字と向き合うイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。フルリモートで働く経理の仕事内容について、詳しく解説します。
・経理の仕事内容
経理の仕事は、「企業のお金を管理する」ことです。企業の資産や利益など、組織内で動いているお金を管理するのがメインの業務になります。
毎日の売り上げ管理や給与計算、社員の交通費精算、仕入れの管理など、お金にまつわることを処理していきます。飲食店であれば、毎日の売り上げや仕入れなどをデータに起こして出納管理を行ったり、スタッフが他店舗への出張となった場合の交通費を記帳・精算したり、さまざまなお金の管理を行います。
フルリモートで働く場合、社員として採用している求人もありますが、多くは業務委託やアルバイト・パートなどの契約形態です。また、リモートワークの場合、経理業務に特化したクラウド型システムで作業する場合もあれば、Office WordやExcel、Googleスプレッドシートを活用して作業するケースもあります。クライアントによって業務スタイルが異なるので、事前に確認しておきましょう。
・毎日行う日次業務
経理業務の中に、毎日行う「日次(にちじ)業務」という仕事があります。クライアントや事業内容によって異なりますが、一般的には帳簿の記帳や、入金・出金の管理がメインになります。
日次業務では、売り上げによる入金の管理、入出金があった際の資料作成など、書類やデータを作成する業務が多く、会計システムやWord、Excelを使って管理します。勘定科目の一覧へ、日々の入出金などを入力する単純作業が中心となるでしょう。作業自体は簡単なものですが、企業の経営管理に関わる重要な業務なので、経理業務の中でも丁寧に対応しなければならない業務の1つです。
その他に、領収書の整理、在庫取引の入力、経費精算、預金出納帳の入力など、クライアントによって業務は多岐にわたります。日次業務は毎日行う作業なので、どのようなツールを使うのか、どのような業務内容なのかなど、あらかじめ確認しておくと安心です。
・毎月行う月次業務
企業経営において、お金の管理は大切です。毎日行う日次業務の次に重要なのが、「月次業務」です。月次業務とは、その月に発生した支出と収入をすべて計算し、その月の売り上げや業績をまとめて管理する業務です。月次業務を行うことで、企業の財務状況を可視化し、正確に把握することができます。
月次業務は社内で経営状況を把握し、経営管理に役立てることが目的とされています。そのため、特に決まった書式があるわけではなく、企業ごとに管理するデータや書式が異なるのが特徴です。
ある企業の例では、月の最終週などに3〜7日程度かけて、日次業務で作成した資料を元にして、その月の売り上げや支出を資料化する業務を行います。1年に1度行う年次業務は、会社法などの法律によって実施が義務づけられていますが、月次業務は任意によるものです。経理職に就く際には、月次業務が実施されるのかどうかを確認しておきましょう。
・年に1度行う年次業務
「年次業務」は、月次業務で作成した資料を使って決算を行い、決算書を作成する業務です。法律上、株式会社は1年に1度、必ず行うことが義務づけられています。また、年次業務は日次業務と月次業務をこまめに行うことで、作業がスムーズに進みます。
年次業務の手順は以下の通りです。
1.まずは未処理の仕訳がないか確認し、未処理のものがあったら記帳するなど、修正して記録します。
2.次に、「財務諸表」と呼ばれる決算書を作成します。財務諸表とは、「1年間の財務状況や経営業績をまとめた計算書」のことを指します。ここで作成した決算書は、取締役会などへ提出し、確認を経て、株主総会に報告されます。
3.決算書を作成したら、決算残高が確定します。そこで、消費税や法人税の計算を行います。
4.各種税金が確定し算出したら、最後に確定申告書に記載します。
多くの企業では、年次業務は3月の決算に合わせ1月から2月にかけて行われます。企業の業績が総括される非常に重要な業務になるため、丁寧に記録・管理していく必要があります。
フルリモートでの経理の働き方
経理職は、紙の書類を扱う仕事が多い印象があるため、オフィスへ出社しなければできない業務だと考えている人も少なくないでしょう。しかし、最近ではクラウドシステムが導入されることでペーパーレス化が進み、完全在宅での業務が可能になりました。リモート環境で働く経理の職種には、どのような働き方があるのでしょうか。働き方を左右する雇用形態(契約形態)を3種類ご紹介します。
・正社員
在宅で働ける経理職にも、正社員での働き方があります。正社員で働く場合、実務経験や実績重視での採用が多くなるでしょう。研修体制が整っている企業であれば、未経験からでも採用するケースがあります。
在宅で働けるとはいえ、正社員となると業務が限定されることは少なく、企業によってはすべての経理業務を任せられたり、繁忙期には残業が発生したりするなど、ある程度責任を持って働くことが求められるでしょう。
正社員は、経理業務を一通り経験することができるため、経理の知識やスキルを広く身につけられる点が大きなメリットです。ゆくゆくは、より専門性を追求していき、マネジメントの分野に携われる可能性も出てくるでしょう。
・派遣社員
経理職には、派遣社員として働くスタイルもあります。派遣社員の場合、正社員と比べると未経験OKの募集をしているケースも多く、異業種から経理業務にチャレンジしたい人にもおすすめです。未経験からスタートする場合、一定期間研修を受けたり、他の社員のサポート業務で学んだりして、徐々に重要なデータを任されるようになるでしょう。
派遣社員は正社員とは異なり、業務が限定的になるケースがあるので、経理業務の知識を広く学びたいという人には向かないかもしれません。しかし、派遣社員でも経理業務の流れをすべて任せてもらえたり、時短勤務や残業なしで正社員と同等に働くことができたりする企業もあります。プライベートの状況に合わせて、雇用側と働き方の相談をしておきましょう。
・業務委託
経理職には、業務委託で働ける案件も数多くあります。経理職は、営業職と違って直接的な利益につながりにくいことから、近年、経理部門を置かずにアウトソーシングする企業も増えてきました。また、決算期など忙しいタイミングだけ人員が必要になることも。そのため、業務委託で経理スタッフと契約する企業が多く存在します。
正社員などの直接雇用は、固定給にプラスして残業代や各種手当てなどの「給与」が支払われますが、業務委託は成果報酬型が多いという特徴があります。成果報酬とは、請求書や資料作成、データ入力など業務ごとに単価が設定されており、納品した数に応じて報酬が支払われる制度です。
また、業務委託でも時間単価制で、稼働した時間に応じて報酬を支払うという案件もあるので、どのような契約内容なのか、あらかじめ確認しておきましょう。
経理職に就くために あると有利な資格とスキル
経理職の実務には、さまざまなスキルや知識が必要です。中でも、経理系の資格を保有していると知識の証明となり、就職の際に有利でしょう。また、経理資格は実際に業務で役に立つものが多く、仕事の幅も広がります。経理の仕事にチャレンジしたりスキルアップを目指したりする際に、あった方がよい資格とスキルを紹介します。
・資格1:簿記2級
「簿記」は、財務諸表を読む力や、企業の経営管理に役立つ知識を身につけることができます。経理や数字を扱う仕事に関連する資格の中でも知名度が高く、実務でも役に立つ資格なので、人気のある資格です。
初級や3級など比較的難易度が低いものがありますが、経理の現場で必要とされる知識・技能は2級以上といわれています。事業で発生する収入や支出、取引の際の数字を記帳したり、企業の財産を把握・管理したりするために「簿記の仕事」があります。
簿記は経営管理を行う上で欠かすことのできない技能で、資格取得を目指す人が多く存在します。まずは3級など、比較的ハードルの低い級から取得し、徐々にステップアップして2級以上を目指すとよいでしょう。
・資格2:給与計算検定
「給与計算検定」とは、給与計算や、さまざまな手続きについてのスキルを測ることができる検定資格です。給与計算検定には1級と2級があり、難易度や試験内容がそれぞれ異なります。
2級は、基本的な給与計算ができ、請求書や明細書を作成するスキルを認定します。1級取得を目指せば、財務や労働に関する知識、社会保険や年末調整など給与計算に関する全般的な技能を身につけることができるでしょう。
受検資格には実務経験や学歴による制限もないので、どのような人でも挑戦することができます。給与計算ができる人は多くの企業から求められており、需要や求人数が多い点が特徴です。
・資格3:MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSは、Microsoft OfficeのWord、Excel、PowerPointなど、経理を行う人が日常的に業務で使用するオフィスソフトのスキルを測る資格です。マイクロソフト社が認定する世界共通の資格で、資格を取得すれば、一定のスキルがあることが証明されます。
ビジネス系の中でも人気の資格で、経理だけでなく事務職・営業職の人も幅広く仕事に活かせる点が特徴です。経理職の場合、特にExcelの資格が実務で役立つでしょう。グラフ作成や関数など、Excelの操作に慣れておくと経理の業務がスムーズに行えます。
初級者向けの「スペシャリスト」と上級者向けの「エキスパート(パート1・2)」があるので、自身のスキルに合わせて取得しておくとよいでしょう。
・資格4:FASS検定
「FASS検定」は、経済産業省の委託を受けた日本CFO協会が2005年より実施している、経理実務に即した知識・スキルを測る検定資格です。FASSとはFinance Accounting Skill Standardの頭文字をとったもので、「経理・財務スキル検定」とも呼ばれています。
試験の出題範囲は、決算、資産、財務、資金の4つの分野に分かれており、経理・財務のスキルをトータルに学べます。FASS検定は合格・不合格というくくりではなく、TOEICのようにスコアを出し、そのスコアによってレベル分けされる仕組みになっています。
これまで経理・財務の業務に携わっていた人も、FASS検定で高いスコアを出すことで客観的なスキル診断が可能となります。高スコアの人はレベルに応じた待遇を得ることができるなど、人材活用の面でも信用されている検定です。
・スキル1:ITスキル
ITスキルは、経理業務を行う上であった方がよいスキルといえます。経理職は特に、WordやExcelを扱う機会が多いので、必然的にPCやソフトを扱うことになります。PCの扱いに慣れ、タイピングスキルを高めたりショートカットキーを覚えたりしておくと、作業時間を短縮になり、業務が効率化できます。時間内により多くのデータを扱えるようなるスキルは、成果報酬型の働き方では大きな強みとなるのでしょう。
さまざまなソフトの中でもExcelは帳簿として使用したり、データ集計を行ったり、数字の管理で活用する機会が多くあります。Excelの関数の知識やマクロを扱えるスキルがあると、経理の現場で広く役立つでしょう。
・スキル2:コミュニケーション能力
経理職には、コミュニケーション能力が必要となる場面も多くあります。在宅の経理業務は数字を入力したり、資料作成を行ったりと、1人でPC作業をするのがメインですが、膨大なデータを扱うため、他の社員やスタッフ、チームリーダーなどと連携しながら作業を進めることが多くあります。
営業部門や事務セクション、上司などへ必要なデータを請求することもあるでしょう。反対に、各セクションから経理が持っているデータを活用しやすい形に整えてほしいという依頼もあります。
使用目的やデータの範囲、納期などを詰めるためには、担当者との綿密なコミュニケーションが重要になります。他のメンバーがスムーズに業務を行えるようにするためにも、円滑な対応と各方面に配慮したコミュニケーションを心がけましょう。
・スキル3:情報処理能力
経理職は、さまざまな計算やお金の管理を行う業務です。情報処理能力が高い人は、そのスキルを存分に活かすことができるでしょう。
例えば、営業職のスタッフが経費で使ったレシートや領収書などをデータで受け取り、経費として各項目へ入力して管理する業務を行う場合は、情報を整理し、ファイルやデータをまとめて見やすくしておく必要があります。
経理が扱うデータは、誰が見てもわかりやすいものとしておくことが大切です。デジタルデータを的確に処理することで信頼感がアップし、結果的に任せてもらえる仕事も増えていくでしょう。
フルリモートでの経理に向いている人
フルリモートで経理の仕事が向いている人には、どのような特徴があるのでしょうか。在宅勤務に向いている人の特徴を、「自己管理能力」「数字力」「几帳面さ」の3つ面から解説します。
・自己管理能力が高い人
在宅ワークには、リラックスして仕事に集中できるというメリットがありますが、注意する上司や同僚の目がないので、つい怠けてしまうというデメリットもあります。特に、経理職は数字を扱うこともあり、データ入力や資料作成に集中力が必要で、正確な業務が求められます。集中力を持続し、確実に業務を遂行するには、「自分を律する」自己管理能力が必要です。経理の業務案件には、納期を厳守する必要のあるものも存在するため、仕事量のコントロールができる人や、自己管理が得意な人に向いているでしょう。
・数字に強い人
経理の仕事は、売上金や仕入れの数量など、「数字」を取り扱うのがメインの業務です。数字に強い人、数字力のある人は、経理の仕事に向いているといえます。
大きな桁の数字でもぱっと把握できる人、細かな数字の羅列に苦手意識がない人、数字の変動から全体の動向を読み取れる人は、経理業務をスムーズに行うことができるでしょう。特に、Excelなどの表計算ソフトを使って作業を行う場合は、SUM関数やVLOOKUP関数を使うことが多くなります。表計算ソフトのさまざまな機能や関数の意味を知り、使いこなすことができる人は、扱える業務の幅が広がり市場価値も高いでしょう。
・几帳面な人
経理業務は、細かな数字の管理やチェックを行ったり、入力作業を行ったり、あらゆる数字の管理をミスなく行う必要のある仕事です。そのため、日頃から細かな部分に目が行き届く人や几帳面な人は、経理職に向いています。
毎日、毎月、お金の動向を管理する経理職は、ある種ルーティーンともいえる業務だと感じることでしょう。同じような業務でも細かな変化を感じてやりがいを見出せる人、几帳面な人は、自分が行った業務を振り返り、こまめにチェックすることができるので、経理職にチャレンジしてみてもよいでしょう。
フルリモートでの経理職が探せるおすすめの情報サイト
在宅でできる経理の仕事は、年々増えています。リモートワーク可能な経理職が探せるサイトには、どのようなものがあるのでしょうか。おすすめの求人情報サイトのサービスを、4つご紹介します。
・クラウドワークス
「クラウドワークス」は、株式会社クラウドワークスが運営する、発注したい人と受注したい人とをつなぐクラウドソーシングサービス。2022年2月現在、登録ワーカー数は443万人、利用企業数は72万社と、日本最大級の規模を誇ります。
案件数も案件のジャンルも多く、経理の仕事はもちろん、さまざまな仕事を検索することができます。「仕事カテゴリ」の項目から「経理・会計・事務」のタグをクリックすると、一瞬で経理の仕事に関連した案件を探せます。
業務委託などの契約形態で募集していることが多く、案件ベースで応募できるので、スキマ時間で対応可能な業務も見つけられるでしょう。「面接なし」の案件では、メッセージのやり取りだけで仕事をスタートすることもできます。
ただし、クライアントの顔が見えにくい分、本当に信頼できるクライアントか判断することが難しいというデメリットもあります。クライアントの評価をチェックしたり、メッセージのやり取りに違和感がないか用心したりするなど、業務に支障がないか判断してから仕事を受けるようにしましょう。
・MerryBiz(メリービズ)
「MerryBiz」は、中小企業の経理・会計業務全般を支援・代行するバーチャル経理サービスです。MerryBizでは、オンライン専属チームとして経理や会計ができる人を積極的に採用しています。
即戦力として経理や事務職の経験が2年以上あることが応募の前提ですが、全国どこにいてもリモートワークで企業の経理業務を担当することができます。スキルに応じて、小売業や飲食業、IT系企業や不動産・建築業、教育関連など、さまざまな業界で経理スタッフとして活躍できるでしょう。
経理の経験を活かしたいけれど、ライフステージの変化などで正社員としてフルタイムで働くのは難しいという主婦やママさんも多くいるのではないでしょうか。MerryBizはフルリモートスタイルなので働く場所にとらわれず、柔軟に働くことができます。「地方に住んでいて近くに働く場所がない」という人も、東京都など首都圏の企業の専属チームとして在宅で働くことが可能です。
MerryBizは、企業経理に責任を持って関われるので、リモートワークでもスキルを身につけて大きく成長したいなど、意欲的な人におすすめです。募集条件には、「2年以上の実務経験」の他、「平日週3日以上の稼働」、「Excelやメールなどのビジネスツールを利用できること」など細かな条件があるため、求人内容をよく確認してから応募しましょう。
・doda(デューダ)
「doda」は、パーソルキャリアが運営する大手転職情報サイトです。dodaの使い方は簡単で、「求人を探す」のタブを選択したら、職種を選択し、検索すればOKです。さらに「詳細条件から探す」のページから、より詳細な条件を細かく設定して探すことができます。
自分に向いている仕事が見つかるか不安だという人には、エージェントサービスを活用するのもおすすめです。専門のキャリアアドバイザーが経歴や希望職種などをヒアリングし、さまざまな手段で企業とのマッチングを図ってくれます。掲載されている情報のみならず、非公開の新着求人を紹介してもらえる可能性もありますよ。
・ReWorks(リワークス)
「ReWorks」は、フルリモート求人特化型転職支援サイトです。ReWorksのサービスは、株式会社アイドマ・ホールディングスが運営しており、「未経験でも完全在宅で働ける転職の機会をあなたに」をコンセプトに、リモートワークで働きたいすべての人のサポートを行っています。
ReWorksのWebサイトにアクセスしたら「求人を探す」をクリックし、職種の欄から「人事・総務・経理・広報」を選択します。こだわり条件から「未経験者歓迎」「ブランクOK」「時短勤務/業務OK」など、細かい条件を指定して探すことができます。
また、ReWorksでは、オンラインでキャリア相談のサポートを受けることが可能です。キャリアカウンセリングの実施で、過去の他業種での経験を活かして、キャリアチェンジしたという事例もあります。未経験からでも、トレーニング中に報酬をもらいながらスキルを身につけられるという案件も。
「キャリアカレッジ」というオンラインの短期集中講座と就職までの徹底サポートがセットになっている無償サービスもあるので、興味のある人は詳細を問い合わせてみましょう。
■ReWorksでの経理事務のお仕事はこちら
まとめ
リモートワークの経理職は、クラウドシステムなどを活用したアウトソーシングが可能になったことで近年ニーズが高まっており、求人数も増えています。経理業務が未経験でも、簿記やMOSといった資格を保有することで応募できる求人の幅が広がります。未経験から経理職を目指すなら、まずは経理系の資格を取得しておくのも1つの方法です。
経理の仕事の契約形態には、正社員の他にも派遣社員や業務委託などさまざまな形があります。業務委託の案件を自分で探す際には、「当社では登録料をいただきます」「研修期間が不当に低報酬」「会社としての実態が不明」など、あやしい発注主には注意しましょう。
経理は、リモートワークでも安定した収入が期待できる職種です。契約形態や業務のジャンル、作業時間などをチェックして、自分のライフスタイルに合った働き方を選択しましょう。