インターネットの発達に伴い、副業に挑戦する人が増えてきました。副業と一言でいってもいろいろありますが、人気かつおすすめの副業の一つが「Webデザイン」です。しかし「やってみたいけど、始め方がわからない」「仕事の取り方がわからない」と悩む人は多いのではないでしょうか。
今回はWebデザインが副業におすすめの理由やメリット、稼ぐポイントを解説します。注意点にも触れていますので、副業でWebデザインに挑戦したい人は、ぜひ最後までご覧ください。
Webデザイン副業がおすすめの理由
Webデザインは、未経験でも始めやすいといわれています。なぜならパソコン一台で場所を選ばずにできるから、そして再現性が高いからです。ブログやYouTubeで稼ぐ方法もありますが、稼げるようになるまではかなり時間がかかります。
半年更新し続けて収入がゼロのことも多く、挫折してしまう人も少なくありません。Webデザインなら、要望通りの成果物を納品することで報酬を得られます。しっかりとスキルを身に付け行動すれば、まったくの初心者からでも毎月数万円程度は稼げるようになるでしょう。Webデザインの主な仕事内容は以下の通りです。
・ロゴ・バナーの作成
・サイトデザイン
・コーディング
コーディングとは、サイト上でデザインをキレイに表示させるためにコードを書く仕事です。専門的な知識が必要ですが、できるようになれば仕事の幅が一気に広がります。本格的に稼ぎたい場合は必須のスキルです。
未経験でもできる案件が多いから
Webデザインは、いきなり数十万円を稼げるほど甘い世界ではありませんが、未経験でもできる案件が多くあるのは事実です。クラウドソーシングサイトで検索すると、初心者向けや未経験者向けの案件がたくさんヒットします。
Webデザイン会社での業務経験や実績がなくても問題ありません。そのため副業から始めやすいのです。すぐに高単価の案件を受注することは難しいかもしれませんが、コツコツと実績を積み上げていくことで、高単価の案件も狙えるようになるでしょう。
Webデザイン副業の需要が伸びているから
需要が伸びていることも、おすすめ理由の一つです。Web業界は慢性的な人手不足であり、クラウドソーシングサイトを活用して外部に業務を委託する企業が増えています。厚生労働省の統計によると、市場規模が年々拡大していることがわかりました。
そのなかでもWebデザインは外部に委託しやすい業務のため、需要が伸びています。市場規模が大きい分野は案件も豊富なため、収入に繋がりやすいでしょう。
Webデザイン副業のメリット
副業でWebデザインをするのは、多くのメリットがあります。ここでは3つのメリットを解説します。
・どこでも作業ができる
・正社員のWebデザイナーも目指せる
・単価が高い傾向にある
それぞれ具体的に解説します。
どこでも作業ができる
Webデザインの仕事はパソコンが使える環境であれば、どこでも作業可能です。時間も関係なく自分の好きな場所で、自分の好きなペースで仕事を進められます。本業や家事育児と両立しやすいのは、大きなメリットといえるでしょう。
またクライアントとのやりとりもチャットや会議ツールを使用することが多いので、地方に住みながら都内の仕事を請け負うことも可能です。
正社員のWebデザイナーも目指せる
Webデザインの仕事をコツコツとこなしていけば、正社員になれるチャンスもあります。副業から始めてWebデザインの仕事に魅力を感じたら、正社員を目指してみてはいかがでしょうか。
未経験からOKのWEBデザイナ―求人もありますが、やはり経験者のほうが圧倒的に有利です。しかし副業で少しずつ実績を積み上げれば即戦力として期待され、選考の対象となる可能性が高くなります。
単価が高い傾向にある
Webデザインは専門的なスキルが要求されることが多いため、単価が高い傾向にあります。実績を積めば、交渉次第で単価アップしてもらえることもあるでしょう。最初は思うように収入が伸びないかもしれませんが、コツコツと続けていけば短い時間で大きく稼ぐことも可能です。多くの案件を獲得した結果、会社員時代の収入を超える人もいます。
Webデザイン副業のデメリット
メリットが多いWebデザインですが、デメリットもあります。それが次の2つです。
・スキル習得が必須
・スケジュール管理が必要
それぞれ解説します。
スキル習得が必須
未経験でも稼ぎやすいと聞くと「楽して稼げる」と考える人もいるかもしれません。しかし決して楽に稼げるわけではありません。Webデザインに関するスキル習得が必須です。プログラマーほど難しいスキルではありませんが、しっかりと稼いでいきたいならば以下のスキルや知識習得は必須といえるでしょう。
・illustratorやPhotoshopなどツール活用のスキル
・HTMLやCSSなどコーディングに必要なスキル
・WordPressなどCMSを扱うスキル
・デザインに関する知識
多くのスキルが必要となるため、まったくの未経験からの場合は、始めるまでに少し時間がかかるかもしれません。スキル習得は独学でも可能ですが、早く活躍したい場合はスクールに通うのも一つの方法です。わからない部分はすぐに聞けるので、独学に比べて挫折しにくく効率的に学べるでしょう。
スケジュール管理が必要
自分のペースで仕事できるとはいえ、案件が重なったときは管理が大変な場合もあります。会社員のように、休めば誰かがやってくれるわけではありません。納期が迫っていれば、プライベートの時間を削ってやらなければならないこともあるでしょう。無理をすれば体調を崩してしまう原因になります。本業や家事育児とうまく両立していくためには、スケジュール管理能力を身に付けることも大切です。
未経験者がWebデザイン副業で稼ぐポイント
未経験からWebデザインで稼ぐためには、いくつかポイントがあります。ここでは副業で稼ぐためのポイントを4つ解説するので、参考にしてください。
・目標をしっかり立てる
・Webデザインを勉強する
・案件に応募する
・実績が積めたら高単価な案件へ応募する
それぞれ具体的に解説します。
目標をしっかり立てる
Webデザイナーとして副業で稼ぎたいと思ったら、まずは目標を明確にしましょう。副業の場合、やらなくても生活に大きく影響するわけではありません。本業があれば生活に必要な収入は確保できている事が多いため、ついだらけてしまいがちです。
スキル習得の最中に「やっぱり面倒だからやめようかな」と挫折してしまう人もいます。そのため副業で結果を出したいなら、目標やゴールを明確に決めておくとよいでしょう。
「3か月以内に案件を3つ獲得する」「半年以内にWebデザインだけで月収5万円を稼ぐ」など具体的な目標を掲げることでモチベーションもアップします。期限を決めておけば、スケジュールも立てやすくなるでしょう。あまり大きすぎる目標を決めてしまうと挫折しやすくなるので、小さな目標を立てるのがおすすめです。
Webデザインを勉強する
繰り返しになりますが、Webデザインには専門的なスキルが求められます。クライアントは即戦力を求めているため、手取り足取り教えてもらえるわけではありません。まったく知識がない状態からの場合、始めは大変かもしれませんが、うまくモチベーションを上げながらがんばっていきましょう。
またWebデザイナーとして活動を始めたあとも勉強の時間を確保し、常にスキルを磨くことが大切です。可能な作業が増えれば、アピールできる材料も増えます。そうしてスキルを高めていけば、高単価な案件も取りやすくなるでしょう。
案件に応募する
スキルを身に付けても、案件に応募しなければ何も始まりません。積極的にこちらから案件を取りに行く必要があります。最初は不安かもしれませんが、早い段階から実績を積むことで早く稼げるようになるでしょう。未経験者向けの案件はクラウドソーシングにたくさん掲載されています。まずはいくつか登録してみるとよいでしょう。おすすめは次の2つです。
・ランサーズ
・クラウドワークス
有名なので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。登録無料で案件も豊富にあるので、最初の実績つくりにぴったりです。
実績が積めたら高単価な案件へ応募する
実績をたくさん積んで慣れてきたら、高単価な案件にもチャレンジしてみましょう。クラウドソーシングサイトではなく、企業の求人に直接応募するのもおすすめです。企業が直接募集している案件は高単価なものも多いですが、実績がないと選考対象になりにくいので最初のころは厳しいでしょう。
しかし実績があれば、案件をもらえる可能性が高まります。単価を徐々に上げていくことにより少ない時間で多く稼げるので、プライベートも充実させやすいでしょう。
自分の実力をしっかりとアピールするためにも、実績や可能業務を詳細に書いたポートフォリオを用意しておくのがおすすめです。
Webデザイン副業で注意すべき点
Webデザイナーとして副業で稼ぐなら、注意点にも留意しておかなければなりません。知らずに仕事を進めた結果、あとで大きなトラブルに巻き込まれる可能性もあります。ここでは注意するべき2つの点を解説します。
スケジュール管理をしっかりする
フリーで複数のクライアントから案件を受けていると、納期が重なったり業務が集中したりすることがあります。先ほども触れましたが、スケジュール管理はしっかりとしましょう。管理アプリもいろいろあるので、うまく活用しながら案件をこなしていくことが大切です。
また早く実績を積みたい気持ちはわかりますが、本業に支障をきたすほど多くの案件を一気に受けるのはおすすめしません。無理なスケジュールは心身に影響を及ぼすでしょう。少しずつコツコツと続けるのが安定して稼ぐコツです。
著作権侵害に注意する
著作権とは「著作物」をつくった人が持っている権利です。法律で定められており、つくった人がどのように著作物が扱われるかを決められます。Webデザインとして活動していくなら、著作権の知識は必須です。
フリー素材なら大丈夫と思って使用したところ、実は商用利用が認められていなかったというケースはよくある話です。自分では真似したつもりがなくても、結果的に似てしまい指摘を受けることもあります。もしそのことがSNSなどで拡散されてしまうと、大きなトラブルに発展しかねません。
また契約内容をしっかり確認しておかないと、自分の著作物が意図しない使われ方をしてしまう可能性もあります。そのようなリスクを避けるためにも、最低限の知識を身につけて対策を用意しておくことが大切です。弁護士や専門家と連携するのもよいでしょう。
まとめ
副業でWebデザインがおすすめの理由やメリット、稼ぐためのポイントを解説しました。Webデザインは案件が豊富で、未経験者でも始めやすいことから人気の副業です。しかし多くのスキルを身に付ける必要があり、決して楽に稼げる仕事ではありません。
スキルを学びながら、少しずつ実績を積み上げていきましょう。高単価案件が取れるようになれば、少ない時間で大きく稼ぐことも可能です。デザインに興味がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。