ストック型副業のメリット・デメリットとは?ストック型に当てはまる副業とは

働き方が多様化する現代、スキマ時間を上手に活用してお金を稼ぐ人が増えています。会社勤めのかたわら、何か副業を始めようとお考えの方も多いのではないでしょうか。

副業は大まかに分けて、ストック型とフロー型の2つがあります。このうちストック型の副業は、不労収入を得る手段として最近注目度が高まってきました。自分が働かなくてもお金が入ってくるシステムは、多くの人にとって夢のような話でしょう。

今回はストック型の副業には具体的にどのような種類があるのか、さらにストック型の副業を始めるメリットとデメリットについて解説します。副業に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

フルリモートで経営に近い副業を探せる求人サイト

\かんたん登録/

求人を閲覧

ストック型副業とフロー型副業の違いはなにか

まずストック型副業と、フロー型副業との違いを理解しておきましょう。ストック型副業とフロー型副業の根本的な違いは、お金が入ってくる仕組みにあります。ストック型は毎月の労働時間にかかわらず、継続的に収入を得られるシステムです。一方でフロー型は、自分が働いた分だけ単発的な収入を得られます。

こうしたシステムの違い上、それぞれにメリット・デメリットが発生します。ここではまずフロー型副業について詳しく解説します。ストック型副業と比較することで、2種類の副業の特性をより深く理解できるでしょう。

「ストック型」は定期的・継続的で「フロー型」は単発

すでに述べたように、ストック型副業が定期的かつ継続的な収入が見込めるのに対して、フロー型の収入はあくまで単発のものです。

ストック型副業はその名のとおり、自分が作成したコンテンツなどをストックしておくことで、自動的に収入が入ってくる仕組みになっています。忙しくて副業の時間が取れない月でも、過去にストックしておいた分だけ収益が見込める可能性があるのです。

対するフロー型副業は、時間単価制であれ成果報酬型であれ、自分が働いた分だけ収入が得られる仕組みです。言い換えれば、次の仕事をしない限りは新たな収入が得られません。ずっと働き続ける必要があります。

従来は副収入を得るとなると、本業の合間に時間を確保してフロー型副業をするのが一般的でした。しかし現在では働き続けなければ一定の収入が得られないフロー型副業より、自分の好きなときにコンテンツ作成などの作業をすればいいストック型副業に魅力を感じる人が増えています。

フロー型副業のメリット・デメリット

フロー型副業は、時間さえあれば比較的容易に収入を得られるのがメリットです。一方で常に働き続けなければ、収入が途絶えてしまいます。そのためフロー型副業は、本業の会社勤めの延長といえるでしょう。

自分の時間や労力を提供すれば、見合った収入が得られます。頑張れば頑張るほど稼げるのは、モチベーションアップにつながるのではないでしょうか。また働いた分だけ報酬が支払われるので、すぐに収入が必要な人には魅力があるでしょう。

しかし本業を抱えながら、毎月一定量の副業をこなすのは容易ではありません。忙しくて副業まで手が回らない場合、フロー型副業であればほとんど副収入が得られないこともあります。無理にでも副業をこなして収入を得ようとすれば、自分の時間が削られて精神的にも疲弊してしまうかもしれません。

フロー型副業の例

フロー型副業にもさまざまな種類があります。例えばWebライター・Webデザイナー・プログラマー・動画編集です。いずれもパソコンがあれば自宅で好きなときに作業ができるのが魅力で、本業が終わったあとの平日夜や、休日の空いた時間で月数万円以上の副収入を得ることができます。

また最近多くの人が参入しているのが、ウーバーイーツなど配達員の副業です。専門的な知識や資格が必要なくスキマ時間にできるので、手軽に始められるフロー型副業として注目されています。

それとは反対に、本業で得た知識やスキルを活かして、コンサルタントなどの専門的な仕事を副業にする人も増えています。最近では従業員の経験の幅を広げるために、そのような副業を推奨する大企業も出てきており、フロー型副業は今後さらに多様化していくでしょう。

ストック型副業のメリット

ストック型副業のメリット

次にストック型副業のメリットを解説します。なぜ今、ストック型副業が注目されているのか、その理由は主に以下の3つです。

・大きな収益が得られる
・継続的に収益が得られる
・作業しなくても収益が発生する

それぞれ具体的に見ていきましょう。

大金を得られる

ストック型副業は、フロー型では得られないような収入が見込めます。自分が仕事をした時間に関係なく収益が上がる仕組みなので、本業よりも多く稼げるチャンスもあるでしょう。フロー型副業の収入額は、自身の労働時間に左右されます。そのためフロー型副業で得られる収入にはどうしても限りがあります。

ですがストック型副業で得られる収入は、自身の労働時間とは関係がありません。一度ストックしたコンテンツは、需要さえあれば自分が寝ている間にも収益を上げてくれます。コンテンツが100、1000と積みあがっていくうちに、多額の収入が得られる可能性があるのです。

継続的に収益を得られる

ストック型副業には継続的に収益が得られるメリットもあります。一度ストックしたコンテンツは、半永久的に収入を上げてくれる可能性があるからです。

フロー型副業は単発の収入なので、働いた分だけの報酬を受け取ってしまえば終わりです。もし継続的に収入を得ようとすれば、毎月労働時間を確保しなくてはなりません。当然体力的にも負荷がかかり、来月も再来月も同じように働けるのか不安を感じることになるでしょう。

ストック型副業は、積み上げたコンテンツが毎月収益を上げてくれるので、そのような不安を感じなくてすみます。副業の種類によって国内外の情勢など外的要因に左右されることもありますが、一度収益が上がる仕組みを作ってしまえば、比較的安定して稼げるのは大きなメリットといえるでしょう。

作業しなくても収益が発生する

多くの人がストック型副業に魅力を感じる一番の理由は、やはり不労収入が得られることではないでしょうか。すでに述べたように、コンテンツは一度販売サイトなどにアップしてしまえば、その後は作業をしなくても自動で収益を上げてくれます。コンテンツや仕組みが自分の分身としてネット上で働き続けてくれるため、自分はその分の時間を本業や遊びに使えるのです。

もちろん自動的に収益が上がる仕組みが完成するまでは、作業をする必要があります。しかし作業時間は、自分の好きなときを選ぶことができます。時間に余裕があるときに沢山作業をして仕組みを作ってしまえば、その後は働かずとも収入が得られるチャンスがあるでしょう。毎月副業のために一定の時間を確保できない人でも稼ぐことができるのです。

ストック型副業のデメリット

ストック型副業のデメリット

一方でストック型副業にはデメリットもあります。特に副業を始めれば、すぐに多額の副収入が得られるようになると思っている方は注意が必要です。なぜならストック型副業には以下の2つの難点があるからです。

・稼げるようになるまで時間がかかる
・必ず稼げる保証がない

それぞれ具体的に解説します。

稼げるようになるまで時間がかかる

ストック型副業は、すぐに十分な収益を得られるとは限りません。なぜならコンテンツの量が少ないうちは、権利収入も広告収入も微々たるものだからです。ストック型副業で稼ぐためには、最初は質の高いコンテンツを作成していき、ストックする量を増やしていかなくてはなりません。始めたばかりの時期は、自分の作業量と収益が見合うことはあまり無いでしょう。そのため「割に合わない」と感じて挫折する方が多くいます。

しかしストック型ビジネスには損益分岐点があり、ある量までストックを増やせれば、そこからは雪だるま式に収益が増えていき、フロー型ではなし得なかった高収入を得ることも可能です。継続できるかどうかが重要なポイントといえるでしょう。

必ず稼げる保証がない

ストック型副業には、必ず収益が得られる保証が無いことにも注意しなくてはなりません。コンテンツが自動的に収益を上げてくれるといっても、当然ながら良いコンテンツでなければ需要がなく、収益も期待できないからです。

フロー型副業であれば、たとえ仕事の質が低かったとしても、契約に沿って働きさえすれば収入が得られます。それに対してストック型副業では、自分でユーザーのニーズを汲み取り、それに応えられるコンテンツを考えなくてはなりません。

つまりストック型副業は、漠然と作業すれば良いのではなく、1つのビジネスに取り組む起業家のような意識を持つ必要があるのです。大変なことも多いかもしれませんが、収益が上がったときには、自分のビジネスセンスが市場で通用したという喜びを感じられるでしょう。その過程にやりがいを感じられる人は、ストック型副業に向いているといえます。

おすすめのストック型副業

おすすめのストック型副業

次におすすめのストック型副業を紹介します。ストック型副業にはブログ、動画投稿、音源や写真の販売、有料メルマガ、アプリの販売などさまざまな種類がありますが、ここでは代表的な以下の3つについて見ていきましょう。

・ブログ
・YouTube
・オンラインサロン

どれもすでに多くの人が取り組んでいて、収益を上げるためのノウハウもネット上で多く共有されています。それぞれ解説します。

ブログ

自分が運営するブログに読者を集め、アフィリエイトなどで収益を得る方法です。ストック型のなかでも手軽に始められることから、常に人気の副業となっています。

ブログは、コツコツ作成して数を積み上げていく記事が資産となります。特定の分野に専門的知識や興味がある人、あるいは単純に文章を書くことが好きで情報発信を楽しめる人に向いているでしょう。長く続けるコツは、自分が執筆していて楽しいと感じるテーマを選択することです。

ブログも他のストック型副業と同じで、一定数の読者がつくまで辛抱強く記事を書き続けなくてはなりません。世間でニーズがある情報を発信したり、SNSなどで自分のブログを宣伝するなどの工夫も必要となるでしょう。

YouTube

近年特に人気を集めているのが、YouTubeへの動画投稿です。人気YouTuberになれれば、多額の収入が得られるため、最近では小学生の「なりたい職業」第1位にランクインするなど、幅広い世代で注目されています。

YouTubeも基本原理はブログと同じです。自分の動画の再生回数を上げることで、広告収入が得られます。継続的に自分の動画を再生してもらうためには、エンターテイメント性のある動画や、有益な情報が得られる動画など、ユーザーのニーズがあるコンテンツを企画、作成しなくてはなりません。

YouTuberというと実際にカメラの前に立って、自分の素顔を視聴者に見せるイメージがある方も多いでしょう。会社勤めをしている人の副業としてはリスクがあると思われるかもしれません。しかしハウツー系の動画など、顔出し無しで登録者を集めるYouTuberも増えています。

オンラインサロン

最近になって注目が高まってきたのが、オンラインサロンです。ブログやYouTubeとは少し異なり、広告収入ではなく自分のサロンの入会者から月額料金を集めて収益を得ます。

一般的なサブスクリプション型のサービスと同様、ユーザーは入会後は継続的に月額料金を払い続けてくれます。自分のファンになってもらえれば、簡単に退会されてしまう心配もありません。そのため比較的安定した収益が見込めるのが魅力です。

しかしオンラインサロンは、誰でも手軽に始められる副業ではありません。まずは自分自身に、話を聞きたいと思ってもらえるような実績が求められます。オンラインサロンを始める場合は、特定の分野で実績を作り、SNSなどで十分な知名度を上げる必要があるでしょう。

ストック型副業で成功するポイント

最後にストック型副業で成功するためのポイントをお伝えします。すでに述べたように、ストック型副業は、最初は思ったほど収入が得られない場合がほとんどです。副業で稼げるようになるイメージが強い人ほど、稼げない初期の苦しさに耐えられず挫折してしまいます。

そんな苦しい時期を乗り切るための秘訣は1つです。

1つに集中して取り組む

心がけるべきことは、徹底して1つの副業に取り組むことです。一定以上の収入を得ることだけが目的になっていると、収入を増やすために複数の副業に手を出してしまいます。そして時間や労力を分散した結果、どの副業も中途半端で成果が出ずに終わってしまうでしょう。

初期の収入の目標は低めに設定するのがポイントです。本業と同じフロー型の感覚で稼げると思っていると、現実との差に心が折れてしまう可能性が高いでしょう。最初はたとえ100円でも1円でも収入が得られれば成功だと考えれば、その後もモチベーションを保ちやすくなるのではないでしょうか。

ストック型ビジネスは、やり始めはマイナスの時期が続き、ある時期を超えてから収入が入ってくるようになるのが一般的です。諦めずに1つの副業に時間と労力を集中することが、結果的に高い収入を得るための一番の近道になるでしょう。

まとめ

ストック型副業の種類やメリット、デメリットについて解説しました。ストック型副業は、フロー型副業と違って働いた分の収入がすぐに得られるわけではありません。最初は思うように収入が得られない時期が続く可能性が高いでしょう。その苦しい時期を乗り越えられるかが鍵になります。

諦めずに試行錯誤を繰り返すことで、ある時点からフロー型副業では考えられないような高収入が得られる可能性があります。自分が働かなくても、ストックしたコンテンツや仕組みが自動でお金を稼いでくれるのです。

さまざまなサイトを活用して手軽に副業を始められる今、行動すれば誰でもお金と時間に余裕のある生活を得られるチャンスがあるといえるでしょう。

フルリモートで経営に近い副業を探せる求人サイト

\かんたん登録/

求人を閲覧