副業が当たり前になった現在、自分も何か始めようと考えている人は多いでしょう。そこで気になるのは、どの仕事がいくら稼げるのかではないでしょうか。
ひとくちに副業といっても、さまざまな仕事があります。一般的に難易度の低い仕事は稼げる金額も少なく、高いレベルのスキルが求められる仕事は収入も多い傾向にあります。また収入ももちろん重要ですが、本業と無理なく両立できるか、仕事に興味をもって継続できるかも大切です。
今回は月の収入目安別におすすめの副業を紹介します。未経験でもすぐに始められる副業もあれば、スキルを生かせる副業もあるので、自分にぴったり合うものを探してみてください。
月額3万円稼ぐおすすめ副業
まずは月額3万円が目指せる副業を見ていきましょう。ちょっと生活費にプラスしたい、お小遣いを稼ぎたい人におすすめの副業は以下の3つです。
- ポイントサイト
- フリマアプリ
- データ入力
どれも特別なスキルや経験は必要なく、誰でも手軽に始められると人気の副業です。時間の拘束もないので、本業が忙しい人でも無理なく続けられます。どのような副業がいいか分からないと思ったら、これらの簡単な副業から始めてみましょう。それぞれ順番に解説します。
ポイントサイト
隙間時間に取り組みたいなら、まずはポイントサイトでのお小遣い稼ぎがおすすめです。無料登録した後、サイト内のアンケートに回答したり、広告をクリックして視聴したり、あるいはサイト経由でネットショッピングするだけでポイントが貯まります。
スキルも必要なく、スマホさえあれば場所や時間を選ばずにできるのが人気の理由です。ベッドに入ってから眠るまでの数分、レストランで料理ができるのを待つあいだなど、日常生活のなかで無理なく副業に取り組めます。
ただし1件あたりの報酬は少ない傾向にあり、1回のアンケートに回答して得られるのは数円程度が目安です。収入をアップさせたいというよりも、ちょっとした空き時間をお金に換えたい人に向いているでしょう。
フリマアプリ
ポイントサイトよりは手間がかかりますが、よりまとまった収入が得られるのがフリマアプリです。自宅にある不用品を売ると、運営元に納める手数料や送料をひいた金額がそのまま収益となります。
梱包・発送の作業は必要ですが、自分のペースで進められるので、忙しい人でも比較的取り組みやすい副業です。ただし不用品は無限に出てくるわけではないので、毎月安定した収入を得たいと考えている人には不向きでしょう。
もしフリマアプリを副業として続けたいと考えるなら、転売という選択肢があります。自宅の不用品ではなく、店舗やネットで仕入れた商品に利益を乗せて出品する方法です。転売では月何十万の収益を上げる人もいますが、マーケティング能力や仕入れのための資金力も必要となります。
データ入力
黙々と作業することが好きな人には、データ入力がおすすめです。紙の資料に記載されている数値をEcxelに入力したり、録音テープを聞いて文字に起こすといった仕事があります。
データ入力は、クラウドソーシングサイトで探せます。タスク・作業系の案件と呼ばれ、設定された納期までに入力できるのであれば未経験でも参加が可能です。パソコン1台あればできるので、夜に自宅で作業したり、休日にカフェで作業してもかまいません。1件あたりの単価は高くありませんが、コツコツ取り組めば月3万円程度の収益を得られます。
月額3万円〜10万円稼ぐおすすめ副業
次は月額3万円〜10万円が目指せる副業を紹介します。もっと本格的に副業に取り組んで、収入をアップさせたいと思う人におすすめの仕事は以下の3つです。
- Webライター
- Webデザイナー
- 動画編集
どれも一定以上のスキルや経験を求められることが多い仕事ですが、まったくの未経験から始めるのも可能です。仕事のやり方を勉強して、クラウドソーシングサイトなどで小さな仕事をこなしていけば、少しずつスキルアップできるでしょう。頑張って継続すれば、月10万円の副収入を得ることも可能です。それぞれ詳しく解説します。
関連記事:副業で月10万円稼げる人と稼げない人の特徴とは?無理なく稼ぐためのステップも解説
Webライター
データ入力より本格的な副業に取り組みたいと思ったら、Webライターの仕事がおすすめです。インターネット上の記事や、商品広告の文章などを書く仕事になります。
Webライターもデータ入力同様、パソコンがあればどこでも取り組めて、特別なスキルや資格は必要ありません。そのため初心者でも比較的始めやすい副業となっています。ただしネット記事などは数千字の文章を書く必要があるため、文章を書くのが苦手な人には難しいでしょう。
一般的な内容の記事でも月5万円程度稼ぐことは可能ですが、金融・法律などの専門的な記事が書けるようになると単価も高くなります。最初はクラウドソーシングで募集されている簡単な仕事から始めて、少しずつ専門性をつけていくといいでしょう。
Webデザイナー
Webページのレイアウトやデザインを担当するのが、Webデザイナーの仕事です。本業でWebデザインの仕事をしている人が副業で個別の案件を手掛けるケースもありますが、まったく別職種の人が勉強して新しく取り組むことも可能です。
Webデザインでは専用ソフトの操作はもちろん、HTMLやCSSの知識も必要になります。色彩やレイアウトなどのセンスも求められますが、まずはwebデザインの基礎的なスキルを習得しましょう。
Webデザインの仕事もクラウドソーシングサイト上に多く案件が掲載されています。プロの人であればハイレベルで報酬の良い仕事に挑戦できますが、初心者から始めるのであれば難易度の低い仕事を選んで応募しましょう。クラウドソーシングサイト上で実績を積み重ねていけば、次第に高単価の仕事を任せてもらえるチャンスもあります。
動画編集
YouTubeの人気と連動して注目を集めているのが、動画編集の仕事です。YouTube動画や結婚式のムービー、あるいは企業のイベント用やPRのための動画の編集作業を請け負います。一般の人からの依頼であれば報酬は数万円程度ですが、企業案件は数十万円になることも。
難易度の高そうな動画編集ですが、書籍やチュートリアル動画を活用して独学で習得も十分可能です。また他の副業同様パソコンがあればどこでも作業できるため、会社勤めのかたわら夜や休日の時間を利用して取り組めるでしょう。
動画編集は華やかな仕事に見えますが、実際にはテロップを入れたり効果音をつけたりと数秒単位の地道な作業の積み重ねです。日頃から動画を見るのが好きで、クリエイティブな仕事がしたいという強い気持ちがある人に向いているでしょう。
月10万円以上稼いで本業にできるおすすめ副業
最後に月額10万円以上稼ぐことが可能な副業を紹介します。副業で大きく稼いで、最終的には独立も視野に入れたい人におすすめの副業は以下の3つです。
- コインパーキング経営
- スキル販売
- マネジメント業務
どれも資産や実績や高いスキルが求められるので、何もない状態からいきなり参入するのは難しいでしょう。しかしコツコツ貯金や経験を積み重ねることで、最終的にこれら収入の大きな副業を手掛けるチャンスがあります。それぞれ詳しく解説します。
コインパーキング経営
他の副業に比べて多額の初期投資が必要になるのが、コインパーキングの経営です。所有している土地を活用、あるいは一から土地を購入して、有料駐車場として運営します。駐車料金が副業としての収益です。
コインパーキング経営でネックとなるのは、多額の土地の購入費、あるいは更地をパーキングにするための工事費でしょう。購入費は立地によって大きく異なりますが、高い土地ほど駐車料金の収益も高くなる傾向があります。土地を購入する際は、どの程度の収益が見込めるか、費用対効果をしっかり検討したうえで決定しましょう。
コインパーキング経営の初期費用は最低でも100万円程度はかかります。しかし毎月数万から数十万円という収益が不労収入として見込めるのは大きな魅力といえるでしょう。もし活用していない土地がある場合は、検討してみてはいかがでしょうか。
スキル販売
自分の得意なことを活かして稼げるのが、スキル販売です。売れるスキルはさまざまで、すでに紹介したような動画編集やデザインもありますし、英会話の講師、ビジネスコンサルタント、あるいは恋愛や婚活の相談にのることもスキルとして売れるでしょう。
現在はスキルを売りたい人と買いたい人を仲介するさまざまなサービスがあり、サイト上で自分のスキルを求める人を募ることができます。ただし自分と似たスキルを売っている人が他にも大勢いるため、高い競争率を勝ち抜いて顧客を獲得するためには工夫が必要です。
例えば婚活用の写真撮影のスキルを販売するとき、恋愛相談のサービスもセットでつけるとより選ばれやすくなるでしょう。コツコツと努力して実績を上げることで、最終的にはスキル販売だけで生計を立てることも夢ではありません。
マネジメント業務
これまで紹介してきた副業でキャリアアップし、マネジメントする側に回る選択肢もあります。たとえばWebライターとして十分な実績を積めば、ライターに指示を出すディレクターとして働くことも可能です。
マネジメント業務には責任がありますし、打ち合わせなども増えて時間の自由度も減りますが、それだけやりがいのある仕事です。副業の収入が増えれば、いずれは会社勤めを辞めて独立したいと考えている人にはぴったりといえるでしょう。
またライターやデザインのスキルの他にマネジメントのノウハウが得られれば、最終的には自身でサイトを運営したり事業を起こすこともできます。副業で始めた仕事に興味を持ち、もっと自分の思うようにやってみたいと感じたなら、ぜひマネジメント業務にも挑戦してみてください。
まとめ
月額の収入別におすすめの副業を紹介しました。特にスキルの必要ないもの、自分の好きな場所・時間で取り組めるもの、本業以上に稼げる可能性があるものなど、メリットはそれぞれです。
最初は手軽な副業を始めて、副収入を得る楽しさを知ってから、難易度の高い副業にステップアップしていく人も大勢います。なかには独立の夢を叶える人も。
働き方が多様化していくなか、本業の会社勤め以外に収入を得る手段を持っておくことは大切です。どのような副業も、始めたばかりは思ったような収益が得られず苦しい時期がありますが、継続することで新しいライフスタイルを獲得するチャンスがあるでしょう。
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■参考サイト
副業・兼業の促進に関するガイドライン|厚生労働省
副業・兼業に係る実態把握の内容等について|厚生労働省