ITエンジニアを目指すのであれば「プログラミング」の知識を身に着けることは避けられません。
そんなプログラミングには、専用の「プログラミング言語」が用いられるのですが、一口にプログラミング言語といってもさまざまな種類があることをご存知でしょうか?
そこで、ITエンジニア初心者におすすめの6つのプログラミング言語について解説します。
ITエンジニア初心者におすすめの6つのプログラミング言語について解説
プログラミング言語の違い
まずは、そもそも「プログラミング言語ごとの違いって何?」という部分について解説します。
できることが違う
プログラミング言語の最大の違いは「できること」が違うという部分にあります。
例えば、「OS上で起動するソフトウェアを動かすために使う言語」もあれば「機械に組み込まれるコンピュータを動かすために使う言語」もあります。
要するに、プログラミング言語ごとに得意分野が異なるので、自分がエンジニアとしてどういった分野で活躍したいかによって修得するべきプログラミング言語が異なるのです。
学習しやすさが違う
2つ目の違いは「学習しやすさ」です。
どのプログラミング言語も一人前のエンジニアとして働くためには相応の勉強が必要不可欠ではあるのですが、どうしても学習の難易度の点において違いがある点は否めません。
具体的にどの言語が学習しやすいかは判断が難しいのですが、もしプログラミング言語の勉強を始めてみて「難しい」「自分には合わない」と感じたら、ひょっとしたら相性の良くないプログラミング言語を勉強したのかもしれません。
どんな分野の勉強でも一定の成果が見られないとモチベーションを維持するのが難しいように、相性の良くない言語の勉強で挫折することを避けるためには、相性の良いプログラミング言語を早めに見つけることが重要だといえます。
将来性が違う
3つ目の違いは「将来性」の違いです。
どのプログラミング言語も、得意分野が異なるとはいえ多くの企業や組織において活躍するエンジニアが武器とする重要なスキルではあります。
しかしながら、中には多言語よりも数段高い将来性を持つものがあることは事実です。
例えば「IoT」「AI」といった分野に強いプログラミング言語は、今後もさまざまな分野で活用されることでしょう。
一概にどの言語が優れているとは言い難いのですが、今後さらなる活躍の場が期待できるプログラミング言語を中心にスキルを身に着けることで、幅広い分野で仕事をこなせるチャンスが広がる可能性は大きいです。
「先輩エンジニアからの一言コメント」
プログラミング言語ごとに特徴が大きく異なりますので、十把一絡げに考えると致命的なミスにつながるかもしれません。それぞれに得意分野等が異なるものであることを念頭に置いて、比較してみると面白いかもしれません。
プログラミング言語おすすめ6選
プログラミング言語を、これから勉強しようと考えている方は「どのプログラミング言語が良いのだろう」と悩んでしまうでしょう。
将来性や相性の違いはありますが、ここでは幅広い分野で使用されているプログラミング言語を中心に6種類のプログラミング言語をおすすめさせていただきます。
Java
「Google三大言語」の1つであり、日本での人気の高いプログラミング言語の1つです。
Androidアプリや大規模な業務システムなどで用いられる言語であるため、案件数が多いのですが、勉強の難易度が少し高い点が気になります。
Javascript
ウェブページの作成において欠かせないプログラミング言語です。
さまざまな企業や組織がウェブページの制作をアウトソーシングしているため、できる仕事の数が多いプログラミング言語であるといえます。
PHP
サーバーサイドのウェブ開発に強いスクリプト言語(高い可読性を持つ比較的書きやすいプログラミング言語の総称)です。
初心者向けの言語としておすすめですが、予期してないエラーが出るリスクがある(コードが間違っていても稼働する可能性がある)ので、正しくコーディングする点に注意を向ける必要があります。
Python
世界的に人気が高まっているプログラミング言語です。
比較的勉強しやすく、さまざまな分野に応用できるため、フリーランスのエンジニアが仕事を受注するにあたって選択肢が広がるというメリットがあります。
Ruby
日本人によって開発されたプログラミング言語です。
海外での人気はそれほどありませんが、日本人・日本企業からの案件で使用する機会の多いプログラミング言語であるといえます。
C#
マイクロソフトが開発したコンパイラ言語(実行前に一括で全コードを機械語や中間言語に翻訳する言語)です。
Windows向けのアプリケーションやゲーム・VRの開発に使われる機会が多く、今後も様々な分野で安定的なニーズがあるといえます。
「先輩エンジニアからの一言コメント」
勉強しやすくても使い方にクセがある言語があったり、勉強が難しくても応用しやすい言語もあります。さまざまな言語がありますので、自身の将来を考えて勉強するプログラミング言語を選びましょう。
まとめ:将来を見据えてプログラミング言語を学ぼう
ITエンジニアとして働くうえで欠かせないプログラミングは、それぞれ得手不得手が大きく異なります。
得意分野の違いをしっかりと把握し、将来の自分が何をしたいのかを考えて、そのために必要になるプログラミング言語を習得しましょう。