現役CXOワーカーの体験談・お役立ち情報

企業に正規雇用として勤めるのとは異なり、フリーランスは収入が不安定になりやすい働き方です。しかしなかなか案件が獲得できないフリーランスがいる一方で、依頼が止まらないフリーランスも多くいます。

その違いはどこにあるのでしょうか。ここでは案件が獲得できない、もしくは低単価な案件しかもらえない人の特徴を以下の3つに分けて解説します。

• 自分の価値を下げすぎている
• 自己流でがんばろうとしている
• スキルを向上させようとしていない

詳しく解説します。

自分の価値を下げすぎている

「仕事を獲得したいけれど、営業活動が苦手」と考えている人に多いのが、自分の価値を下げすぎてしまうこと。確かに単価を下げれば案件は獲得しやすくなるかもしれません。

しかし高いスキルを持っているにもかかわらず、相場よりも低い報酬で案件を請け負っては、仕事へのモチベーションも上がらないでしょう。また一部のフリーランスが相場よりも低い報酬で案件を請け負ってしまうと、業界全体の報酬単価が下がる可能性があります。

「低単価にしないと案件獲得できないから......」と、自分の価値を下げすぎず、自信を持ってスキルに見合った報酬を提示することが大切です。クライアントに持っているスキルや自分の強みをしっかりアピールできるように、スキルシートを作成しておきましょう。

自己流でがんばろうとしている

自己流でがんばろうとしている人も、案件獲得できない人に多い特徴です。一生懸命がんばっているにもかかわらず、思うように案件獲得できない人は、誰にも頼らず自己流になっていないか振り返ってみましょう。

一人で悩まず、すでに高単価案件を安定して獲得している人の営業方法を学んだり、どのような獲得方法があるのか調べたりなど、日頃から情報収集が大切です。身近にフリーランスの人がいれば相談するのもよいでしょう。

スキルを向上させようとしていない

当たり前の話ですが、スキルが低ければ高単価な案件を受注することは難しいでしょう。フリーランスとして活躍するためには、常にスキルの向上を怠らないことが大切です。少しずつでも学ぶ時間を確保し、コツコツとスキルアップしていきましょう。

クライアントがどのようなスキルを求めているのか、どのようなスキルを持っていれば活躍できるかリサーチし、自分の価値を高めていってください。そうすれば、高単価案件も獲得しやすくなるでしょう。

ここではフリーランスが高単価案件を受注する方法を4つ紹介します。

• フリーランスエージェントを活用する
• SNSやブログを活用する
• 人脈を活用する
• 単価交渉する

それぞれ具体的に解説します。案件獲得に悩んでいる人は、参考にしてください。

エージェントサービスを活用する

エージェントサービスとは、専門スタッフがスキルや実績に合う求人を紹介してくれるサービスです。転職業界には多くのエージェントサービスがありますが、フリーランス増加に伴い、フリーランスに特化したエージェントサービスも増えてきました。エージェントサービスを活用する主なメリットは、次の3つです。

• 優良案件を紹介してもらえる可能性がある
• スタッフが単価交渉してくれる
• セミナーやアドバイスが受けられる

エージェントサービスはさまざまな企業とつながっているため、自分では見つけられないような優良案件を紹介してもらえる可能性があります。また単価交渉もスタッフが代わりにしてくれるので、営業活動が苦手な人にもおすすめです。

他にもフリーランス向けのセミナーや、悩みに対するアドバイスを受けられることもあるので、効率的に案件探ししたい人は活用してはいかがでしょうか。

SNSやブログを活用する

SNSやブログも案件獲得に活用できます。「どのような活動をしているか」「どのようなスキルを持っているか」「仕事に対してどのような思いを持っているか」など情報発信することで企業の目に留まり、案件を依頼してもらえることがあります。

営業ツールとして心強い味方となるでしょう。日頃から積極的に情報発信すれば、その人の人となりもわかるので、信頼も得やすくなります。まだSNSやブログを使っていない人は、ぜひ活用してみてください。

人脈を広げる

人脈を広げるのも案件獲得に有効な手段です。過去の職場や知人に連絡を取るなどして、つながりを大切にしていきましょう。またセミナーや交流会に積極的に参加し、新たに人脈を広げる活動もおすすめです。

自分がどのような活動をしているのか広く知ってもらうことによって、案件を獲得できるチャンスが増えるでしょう。ただし闇雲に広げていけばよいわけではありません。自分の仕事が役に立ちそうな人脈づくりをしていくことが大切です。

また人脈を広げることで、新しい分野に挑戦する機会もできるかもしれません。そうなれば仕事の幅も広がり、さらに自分の価値を高めることにもつながるでしょう。

単価交渉する

新しい高単価案件を狙うのも大切ですが、今取引しているクライアントに単価交渉するのも一つの方法です。満足できる成果を提供しているならば、クライアントは単価を上げてでもあなたに依頼したいと考えるでしょう。

また単価交渉で大切なのは、実績はもちろんですが「信頼」です。日頃から案件を誠実にこなし「この人なら大丈夫」と信頼を得ることで、単価交渉もスムーズに進みやすくなります。

フリーランスとして安定的に高単価案件を獲得できるようになれば、効率的に稼いでいけるでしょう。では高単価案件を受注するためには、どのようなことができるのでしょうか。ここでは高単価案件を受注するためにするべき3つのことを解説します。

• 自分を宣伝できるようになる
• スキルアップを怠らない
• フリーランス仲間をつくる

それぞれ解説します。

自分を宣伝できるようになる

自分の強みやスキル、実績をしっかりとアピールできるようにしておきましょう。案件を獲得するために、まずは自分を知ってもらう必要があります。スキルシートの作成はもちろんですが、先ほど触れたSNSやブログの活用が効果的です。

SNSやブログであれば、ポートフォリオ代わりになりますし、自分から営業活動するのが苦手な人でも自分をアピールしやすいでしょう。低い報酬単価で疲弊しないためにも、自分を宣伝できるようにしておくことが大切です。

スキルアップを怠らない

スキルアップも常に意識しておきましょう。高単価案件を安定して稼いでいる人は、すべての時間を案件に使いません。案件をこなす時間以外に、スキルアップの時間も確保しています。そうして自分の価値を高めることによって、ライバルよりも安定して高単価案件を獲得できるようになるのです。

ぜひ現状で満足せず、スキルアップの時間も取るようにしてください。一つのスキルを極めることもよいですが、新しい分野を学ぶのもおすすめです。スキルを組み合わせることによって、他の人に差をつけられます。そうなれば仕事の幅が広がり、高単価案件を獲得できるチャンスも増えるでしょう。

フリーランス仲間をつくる

人脈づくりのなかで意識したいのが、フリーランスの仲間を増やすことです。同じ業界のフリーランス仲間をつくることにより、最新の情報や悩みを共有できます。悩みができたときに相談できる相手がいると心強いですよね。

また自分が忙しいときに案件をお願いすることもできますし、逆に相手が忙しければ依頼してもらえることもあるでしょう。ぜひ人脈づくりの際に、意識してみてください。

案件が獲得できない理由、高単価案件を獲得する方法と、するべきことを解説しました。フリーランスは収入が不安定になりやすく、不安になることも多いでしょう。しかし案件を獲得したいがために、自分の価値を下げすぎて低単価の報酬ばかりでは疲弊してしまいます。

自分のスキルや強みをしっかりアピールできるようにして、適切な報酬で案件をもらえるように日々努力していくことが大切です。他にも人脈づくりやスキルアップによりチャンスが広がるので、積極的に行動していきましょう。