副業から起業するために大切なこととは?メリットやデメリットも解説

どんなに大手の企業でも、現代社会ではいつどうなるかわかりません。安泰だと思っていたら、リストラされてしまったなどのケースもあります。そのため自分で稼ぐ力を身に付けたいと考える人もいるのではないでしょうか。

とはいえ、いきなり今の仕事を辞めて起業するのはリスクが高いといえるでしょう。起業を目指すならば、まず副業から始めるのがおすすめです。今回は副業から始めて、将来起業するために大切なことを解説します。メリットやデメリットにも触れているので、起業に興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください。

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副業から起業するために大切なこと

ここでは副業から始めて将来起業するために大切なことを3つ解説します。

  • ビジョンを明確にする
  • 副業を「本業」にする意識を持つ
  • 社外の人脈を広げる

正直、起業するだけならば難しいことではありません。どのようなビジネスをするか決めて、書類手続きをすれば誰でも起業できます。大変なのは起業した「あと」です。始めたビジネスを軌道に乗せていくためには、さまざまな努力が必要になります。副業から起業を目指すなら、しっかりと準備していきましょう。

ビジョンを明確にする

まず「なぜ起業を目指すのか」を明確にしましょう。「みんながやっていて儲かりそうだから」「本業だけだとリスクが高いと聞いてなんとなく」では、将来のビジョンが定まらずに失敗するリスクが高まります。

  • 起業を目指す理由
  • 起業を通してどのような自分になりたいか
  • 起業でどのようなことを実現したいか

これらをしっかりと言語化しましょう。明確にすることで達成までの進め方や、必要資金も具体的に出せます。ビジョンと同時に自分の強みや得意なことも書き出しておくと、ビジネスのアイディアを考える際に役立ちますよ。

副業を「本業」にする意識を持つ

今の企業に頼らず、将来的に起業したいと考えているならば、最初から「本業」にする意識を持ちましょう。副業は誰かに強制されるものではありません。そのため少しでも思うように進まないと、つい怠けてしまいがちです。

最初から「将来本業にする」という強い意識を持つことで、モチベーションを保ちやすくなります。成長スピードも上がり、思い描いたビジョンに早く近づけるでしょう。

社外の人脈を広げる

社外の人脈も少しずつ広げておきましょう。起業するならば、人とのつながりが大切です。企業に勤めていれば、なにかトラブルがあっても社内で協力して解決に向かいます。しかし起業したら、どのような出来事もすべて一人で対処していかなければなりません。

トラブルや悩みが重なれば、嫌になってしまうこともあるでしょう。そのようなときに頼りになるのが、同じように起業している人たちです。つながりを作っておくことで、いざというときにアドバイスをもらえたり、助けてもらえたりすることもあるでしょう。

自分がやりたいビジネスに対し、どのような人脈が必要かを考えて積極的に社外でも人脈を広げておきましょう。異業種交流会やセミナーならば、さまざまな業界の人と知り合うチャンスがあります。すでに起業している人からの話を聞ければ、自分が起業する際のビジョンがさらに明確になるでしょう。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

副業から起業するメリット・デメリットとは?

副業から起業するメリット・デメリットとは?

副業から起業したいと考えながらも、どのようなメリットがあるのか分からず悩む人もおおいのではないでしょうか。ここでは副業から起業するメリットとデメリットを解説します。

副業から起業するメリット

副業から起業するメリットには、主に以下があります。

  • 本業以外の収入が手に入る
  • 経営感覚を養える
  • ビジネスアイディアを試せる
  • 起業資金を貯めやすくなる
  • 失敗しても途中で辞めやすい

本業を辞めていきなり起業するのは、リスクが高いでしょう。なぜなら軌道に乗るまでは、収入が不安定になりやすいからです。収入がなくてもしばらく生活できるくらい貯蓄しておく必要があるでしょう。また自分の持っているビジネスアイディアが、必ず成功するとは限りません。経験がないまま起業すれば、せっかくのアイディアを活かせずに終わってしまうこともあるでしょう。

しかし副業から始めれば、これらのリスクを抑えられます。本業からの収入があるため、生活費の心配を減らせますし、ビジネスアイディアを試しながら、成功できるか見極めることも可能です。生活基盤があるため、失敗しても辞めやすいのもメリットといえるでしょう。

もしビジネスアイディアが成功しなかったとしても、その経験が新しいアイディアを生み出す糧となります。経験を積むことによって、徐々に経営感覚も養えるでしょう。また副業で少しでも収入が得られるようになれば、その分を起業資金に回すこともできます。

副業から起業するデメリット

副業から始めることは多くのメリットがありますが、いくつかデメリットもあります。

  • 自己管理がしっかりしていないと体調を崩す恐れがある
  • 家族や友人との時間が取りにくくなる
  • 副業が本業にバレる可能性がある

副業は本業が終わったあとや、休みの日に取り組むことになります。これまで家族や友人と過ごす時間が削られてしまう可能性があることは理解しておく必要があるでしょう。副業に熱中するあまり、家族との関係が悪くなっては本末転倒です。

またオーバーワークになりやすいため、体調を崩さないよう自己管理が求められます。本業にする意識は大切ですが、無理のないようにスケジュールを組んで進めていきましょう。

最近では副業を認める企業が増えていますが、もし本業側が副業を禁止しているならば、注意が必要です。確定申告の際に住民税の徴収方法を「普通徴収」にしないと、給与からの天引きとなり本業にバレる可能性があります。内緒で副業していた場合は、ペナルティを受けることもあるので、気を付けましょう。

副業から起業する際の注意点

副業から起業する際の注意点

最後に副業から起業する際の注意点を3つ解説します。

  • 本業に支障が出ないようにする
  • 失敗時のことも考えておく
  • 税金の知識を身に付ける

本業に支障が出ないようにする

本業に支障が出ないように注意しましょう。副業するとどうしても労働時間が長くなります。無理して副業しようとすれば、体調を崩すことにもなりかねません。そうなれば本業にも大きな迷惑をかけることになるでしょう。

副業で将来に備えることも大切ですが、雇用されている以上、優先するべきは本業です。また情報漏洩や、損害のリスクを考えて副業を禁止している企業もあります。自分が働いている企業は、副業可能か就業規則を確認しましょう。

内緒で副業している人も多いですが、その場合は万が一の事態が起きたときのリスクを覚悟しておく必要があります。可能なら、しっかりと許可を取って取り組むのがよいでしょう。

失敗時のことも考えておく

どんなに素晴らしいビジネスアイディアでも、成功するとは限りません。副業で始めるならば、ある程度リスクは抑えられますが、それでも失敗したときのことを考えておきましょう。

本業の収入があるからと無計画に副業に投資しては、失敗したときに大きな借金を抱えることになる可能性もあります。日頃から計画的に資金を運用していく必要があるでしょう。

また副業に熱中するあまり、本業がおろそかになってしまう人がいます。もし本業に支障が出た場合、社内の人間関係や評価に悪い影響を与えてしまうこともあるかもしれません。

副業が成功して無事に本業を退職できれば良いですが、失敗して本業に専念することにした場合、悪化した人間関係のなかで働いていかなければなりません。そうなれば居心地が悪くなり働きづらくなるでしょう。そのような意味でも、本業に支障が出ることは避けるべきです。失敗したときのこともしっかり考えて行動していきましょう。

税金の知識を身に付ける

自分でビジネスするならば、必須となるのが税金の知識です。企業で働いていれば、企業側が年末調整して税金を納めてくれます。しかし起業したら、自分で申告して税金を納めなければなりません。副業でビジネスしている場合も同様です。企業で働いている人の場合、年間で20万円以上の所得を得たら確定申告する必要があります。

副業している人向けの税金セミナーなども各地で開催されていますし、わからないことは税務署に聞けば丁寧に教えてくれます。もし申告しなければ、脱税行為で余計な税金を支払うことにもなりかねません。しっかりと知識を身に付けて、正しく税金を納めるように努めましょう。

まとめ

副業から起業を目指す人が増えています。副業から始めれば、安定した収入を得ながら挑戦できるため、リスクを抑えた起業が可能です。思いついたビジネスアイディアが成功するかどうか見極める良い機会にもなるでしょう。

多くのメリットがありますが、一方でプライベートの時間が削られてしまう、労働時間が長くなり体調を崩しやすいなどのリスクもあります。これらにより本業に支障が出ると、社内の人間関係や評価が悪化する可能性もあるので、上手くバランスを取って進めていきましょう。軌道に乗って稼げるようになったら、確定申告も忘れないようにしてくださいね!

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