ネットやスマートフォンが普及した現代、副業の形も大きく変化しました。以前は副業といえば休日など空いた時間にアルバイトするスタイルが主流でしたが、現在ではパソコンやスマホを使ってお金を稼ぐことも可能です。
ただしネット副業に関する情報が溢れていることで、どれが自分に合っているか分からず二の足を踏んでいる人も多いでしょう。なかには思ったほど稼げなかったり、怪しい業者に騙されたなどの体験談を読んで、ネット副業にネガティブなイメージを持っている人もいるかもしれません。今回は人気のある9つのネット副業と、現状について解説します。ネット副業に興味のある人はぜひ参考にしてみてください。
ネット副業の現状
まずはネット副業の現状を見ていきましょう。アフィリエイトや動画編集、スキル販売などネット副業は世間的にも広く認知されるようになりました。誰でも手軽に始められるイメージから、すでに多くの人が市場に参入しています。
一方で、今からネット副業を始めても稼げないんじゃないかと考える人もいます。初心者が参入するのは、ハードルが高いと思うかもしれません。しかしネット副業は、初めての人でも十分に稼ぐチャンスがある市場です。
■参考サイト:ダブルワークしやすいネットビジネス7選!口コミや仕事内容を解説
ネット副業の種類は多数
ネット副業には、実にさまざまな種類があります。のちほど紹介しますが、ネットフリマなどの物販系や、動画編集やデザイナーなどのクリエイティブ系、さらに現在はスポットコンサルティングなども人気です。
テクノロジーの進歩などを背景に、世の中の変動が激しい現在。日々新たなニーズが生まれ、それに応えるための仕事が生まれています。特にスマホやパソコン一つあればあらゆる業務をこなせるネット副業は、これからの時代も無限の可能性を秘めているといえるでしょう。
自分に合うネット副業を探そう
ネット副業で稼ぐためには、自分に合ったものを選ぶことが大切です。なぜならネット副業の多くが、コツコツ継続することで初めて収益を上げられるものだからです。
興味を持って取り組める副業や、自分の知識や長所を生かせる副業であれば、なかなか収益が上がらない始めの時期も乗り切れるでしょう。反対に収入の多寡だけで副業を選ぶと、思ったように収益が上がらないとモチベーションが保てずに挫折しやすくなります。
すでに多くの人が参入して飽和状態にも思える副業の市場ですが、実は一つの副業を継続してプロと呼べるレベルに達する人材は多くありません。自分に合った副業と出会って極めることができれば、今からでも十分に稼げる世界です。
おすすめのネット副業9種類
ここでは人気のネット副業についてそれぞれ詳しく解説します。今回紹介するのは、以下の9種類です。
- ブログ
- ライター
- 動画編集
- デザイナー
- プログラマー
- ネットフリマ
- オークション
- スキル販売
- コンサルティング・教育指導
いずれも時間や場所を選ばず取り組めて、本業との両立がしやすいことが人気の理由です。ほとんどが未経験から始めることも可能ですが、それぞれ性格やライフスタイルによって向き不向きがあります。一つずつ具体的に見ていきましょう。
ブログ(アフィリエイト)
自分でブログを運営して、成果報酬型の広告収入を得るのがアフィリエイトです。ブログに貼った広告のクリック数や成約数に応じた報酬が支払われます。稼ぐためには多くの読者を集めなければなりません。
ブログ運営はストック型副業と呼ばれるジャンルに分類されます。ストック型副業は一度作業した分は、その後の作業時間に関わらず自動的に収益を上げ続けるのがポイント。本業に余裕があるときに記事をストックしておけば、忙しくて副業に取り組む時間が無いときもストック分の広告収入が継続して入ってくる仕組みです。
もちろん記事自体が読者の興味を引くものでなければ、アクセス数が上がらず広告収入も見込めません。そのためブログ運営は文章力があり、なおかつ特定のジャンルで他の人に語れるだけの興味や知識があることが重要でしょう。
ライター・Webライター
ブログ運営と同じく、文章を書く副業がライター・Webライターです。ただし成果報酬の広告収入ではなく、依頼された文章に対して文字単価や時間単価で収入を得ます。
ライティングのジャンルは幅広く、企業のオウンドメディアの記事作成から広告のキャッチコピーまでさまざまな仕事があります。企業と直接契約する場合もありますが、初心者のうちはクラウドソーシングサービスなどを介して、案件ごとに仕事をこなしていくのが一般的です。
ライターは分かりやすい文章を書くのと同時に、情報収集能力も求められます。自分でリサーチした内容をまとめる必要があるので、新しいことを学ぶのが好きな人に向いた副業といえるでしょう。
動画編集
クリエイティブなイメージで人気を集めているのが、動画編集の副業です。依頼に応じて、テロップや効果音を入れたり、長さを調節するためカットしたり、見栄えをよくするエフェクトをかけるなどの編集作業をします。
動画編集の仕事は幅広く、一般YouTuberの簡単な編集作業から、企業のPR動画の作成までさまざまです。難易度の高い仕事に見えますが、実はカットやテロップ入れなどの初歩的な編集知識だけでも請けられる案件は多数あります。そのためYouTubeやブログから独学で動画編集を学び、副業として手掛ける人も多くいます。
動画編集は華やかな仕事に見えますが、実際には地道な作業の連続です。特に初心者のうちは要領がつかめず、作業時間に見合わない報酬しか得られないことも多いでしょう。動画の仕事がしたいという強い意欲をもって、根気強く取り組める人に向いています。
デザイナー・Webデザイナー
デザイナーも副業として高い人気があります。その仕事内容は幅広く、ちょっとしたロゴの作成から企業のホームページのWebデザインまで、難易度と報酬に応じて案件を選ぶことができます。
デザイナーの仕事は人気があるため、副業のなかでも競争力が高くなります。クラウドソーシングサイトなどでは実績のあるデザイナーに依頼が集中するため、未経験の人は案件を獲得するのにも苦労するのが現状です。
デザイナーやWebデザイナーは、本業でもデザインの仕事をしている人向きの副業です。どうしても未経験から始めたい場合は、最初は報酬の低い案件を地道にこなして、コツコツと実績作りから始めましょう。
プログラマー
プログラマーは需要が高い仕事です。Webのシステムやアプリを開発するプログラマーは、デジタル化が進む現在の社会では欠かせない存在といえるでしょう。
専門的なスキルを要し、常に最新の知識もアップデートしなくてはならないので、副業のなかでは難易度が高めです。しかし未経験の人が一からプログラミングを勉強することも不可能ではありません。副業を通じてスキルアップすることで、本業もプログラマーとして転職し、キャリアアップできる可能性もあるでしょう。
プログラマーは、スキルと営業力次第で高収入も期待できます。いずれは独立してフリーランスとして生計を立てたい人にもおすすめです。
ネットフリマ
特別なスキルが必要なく、誰でも手軽にできると人気の副業がネットフリマです。自宅にある不用品をネットで出品し、売上がそのまま副業としての収益になります。
ただし売れそうな不用品がいつも家にあるとは限らず、継続的に稼ぐには不向きです。副業として本格的に取り組むなら、不用品処分だけでなく、新たに商品を仕入れてより高値で売る転売を手掛けることになるでしょう。
商品の仕入れもネットフリマを活用できますし、転売はパソコンどころかスマホ一つあれば稼ぐことが可能です。ただし競争率の高いフリマサイトで売上を伸ばすためには、高度なマーケティングの能力も求められます。また失敗すれば赤字や在庫を抱えることになるのも他の副業には無いリスクです。
オークション
オークションは基本的にはネットフリマと同じです。不用品の処分、あるいは転売で収益を上げて副収入を得ます。オークションサイトがフリマアプリと一つ違うのは、落札前に買い手候補との値引き交渉などの手間がないことです。ネットフリマには執拗に値引き交渉するユーザーもいて、その一人ひとりにある程度丁寧に対応しなくてはなりません。初心者にはそうした煩わしさのないオークションのほうが魅力があるでしょう。
さらにオークションは終了時間も決まっています。ある程度ニーズのある商品を、相場に合わせた最低価格からスタートさせて出品すれば、どのタイミングでどの程度の売上が上がるか見込みをつけやすいでしょう。
スキル販売
ちょっとしたお小遣い稼ぎの感覚で、特技を生かした副業がしたいなら、スキル販売のマッチングサイトを活用してみましょう。カメラ・イラスト・動画制作などの幅広いジャンルのスキルを、求める相手に提供できます。
スキル販売サイトの魅力は、何といってもその手軽さです。プログラミングやデザインのような専門的なスキルを出品する人もいますが、なかには悩み相談やただ話を聞くだけといった仕事でもニーズがあります。
スキル販売サイトは、あくまでも趣味の延長として楽しく副業したい人におすすめです。一件あたりの報酬額は低い傾向にあるので、毎月大きく稼ぎたい人にはあまり向いていません。ですがスキル販売サイトで経験を積むことで、より活躍の幅が広がる可能性は十分にあります。
コンサルティング・教育指導
新しいジャンルの副業として今注目を集めているのが、コンサルティングです。特定の分野で専門的な知識や実績のある人が、クライアントに必要なアドバイスを提供します。
現在求められるコンサルティングの内容はさまざまです。マーケティングや起業などビジネス関係が人気ですが、世間には恋愛や婚活などのアドバイスを求める人も大勢います。またコンサルタントとして働きたい人と課題を抱える人とをマッチングするサービスも増えてきていて、今後ますます普及していくと考えられるでしょう。
コンサルティングは、人に教えられるだけの知識を持っていないと難しい副業です。まずは本業や趣味で何らかの実績を積み上げてから取り組むのが現実的でしょう。ただし現在はより手軽なスポットコンサルティングも増えていて、業界では常識的な知識でも、他の個人のお客様に必要とされる場合も多々あります。
まとめ
今回はブログや動画編集、ネットフリマなど人気のネット副業について解説しました。ネット副業は今後もさらにニーズが高まると予想されていて、今から参入しても十分な副収入を得るチャンスがあります。さらに頑張って実績とスキルを上げていけば、いずれは独立して本業として取り組むことも夢ではありません。
ネット副業を成功させるためには、まず自分に合った副業を見つけることが大切です。収入面だけでなく、やりがいを感じられることや無理なく続けられることも重視しつつ、最適な副業を選ぶようにしましょう。