会社員が手を出してはいけない副業の特徴とは?

副業に興味がある会社員にとって、気になるのは始めることによるリスクではないでしょうか。収入を増やしたいけれど「すぐに挫折してしまうかも」「お金や時間を無駄にして逆に損をしてしまうかも」など不安を抱いている人も多いでしょう。

今回は会社員が手を出してはいけない、リスクのある副業の特徴を解説します。併せて副業の選び方や会社員に人気の副業も紹介するので、選ぶ際の参考にしてください。

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会社員が手を出してはいけない副業の特徴3選

会社員が手を出してはいけない副業の特徴3選

まずはおすすめできない、ハイリスクな副業の特徴を紹介します。以下の3つは避けて選びましょう。

  • ギャンブル
  • 初期投資が高額
  • 犯罪に該当する行為

それぞれ詳しく解説します。

ギャンブル

ギャンブルで副収入を得ようとする人もいますが、ギャンブルは副業とはいえません。純粋に趣味の範囲で楽しむのがよいでしょう。パチンコやスロット、競馬などのギャンブルには胴元が存在し、原則として胴元が利益の大半を占める構造になっています。ときに大きな利益を手にすることもありますが、ほとんどの場合は損をしているので総額で考えればマイナスなのです。

しかし、1度勝って大きな金額を手にすると、その快感が忘れられずに何度もギャンブルに手を出してしまう人もいます。最終的に依存症になり、お金を無駄にしているとわかっていて止められなくなることも。安易な気持ちで始めるのはおすすめできません。

初期投資が高額

高額な初期投資が必要な仕事は、副業向きとはいえません。限られた時間と労力しか割けない副業は、まとまった収入を得られるようになるまで時間がかかります。確実に稼げる保証もないため、初期投資した分を回収できるとは限らないのです。マイナスからスタートすると、収入を得てもなかなか純粋な利益にはならず、モチベーションも保ちにくいでしょう。

また最初に高額な初期投資を持ちかけてくる副業サイトやサービスは、詐欺の可能性もあります。高額なマニュアルを売りつけるだけが目的の、副業人材を狙った情報商材ビジネスも増えているのです。副業で稼ぐどころか損失だけを出して挫折してしまう人も増えているので注意しましょう。

犯罪に該当する行為

高収入を得られる副業を探すうちに、思いがけず違法なビジネスに足を踏み入れてしまうリスクがあります。「他の人もやっているから大丈夫だろう」といった安易な考えはせず、自分の頭で判断しなくてはなりません。

近年増えているのは、漫画や音楽や動画など他人の作品を無断転載してアクセスを稼いでいるサイトです。作品には著作権が発生するため、勝手に使用してサイトで広告収入を得ることは犯罪に該当します。

他にも「確実に儲かる」「絶対に痩せる」などの大げさな宣伝文句で商品を売りつけてはいけません。人を騙して利益を得ても、訴訟になれば社会的信用を失います。結果的に損失を出すことになるでしょう。

人によってはおすすめしない副業の特徴3選

次に、絶対に避けるべきとはいえませんが、人によって不向きな場合がある副業を見ていきましょう。副業選びで注意したいのは、以下の特徴がある仕事です。

  • スキルが身に付かない
  • 労働型ビジネス
  • 成果が出るまでに時間がかかる

それぞれ詳しく解説します。

スキルが身に付かない

どれだけがんばってもスキルが身に付かない仕事は、継続的に副収入を得たい人にはおすすめできません。一時的に収入を得られても、スキルがなくては次の仕事につながらないためです。

初心者でも手軽に取り組める副業は、スキル不要のものがほとんどです。ポイントサイトで簡単なアンケートに答えたり、データ入力で決まった文章や数値を入力したりといった仕事は、スキマ時間の活用としては魅力でしょう。

しかし、他の仕事で求められるようなビジネススキルが伸びないため、副業の市場で実績として評価してもらえません。またスキルが身に付かない仕事は、長年取り組んでも報酬単価のアップが期待できず、やりがいを感じにくいのもデメリットです。

労働型ビジネス

労働型ビジネスは、本業が忙しい会社員の副業には不向きかもしれません。体力的に大きな負担がかかったり、時間で拘束されてスケジュール管理が難しいなどのリスクが生じるためです。

副業には大きく分けてフロー型(労働型)とストック型の2種類があります。時間単価制や成果報酬制など、仕事をした分だけ収入が得られるのがフロー型です。対するストック型では労働に対する報酬としてでなく、広告収入や権利収入で稼ぎます。自分でサイトを運営する、あるいは自分が制作した作品をユーザーに提供するような副業がストック型ビジネスです。

売上が不安定なストック型と違い、フロー型は働いた分だけ収入が入ります。しかし裏を返せば、まとまった収入を得るにはそれに見合った労働が必要ということです。収入を増やそうとして働きすぎると、本業に支障をきたす可能性もあるでしょう。

成果が出るまでに時間がかかる

フロー型は忙しい人に不向きですが、対するストック型ビジネスはすぐに収入をアップしたい人にはおすすめできません。ストック型ビジネスでは、毎月安定した収入を得るのに1年以上かかるケースも多いためです。

例えば成果報酬型の広告収入で稼ぐブログ運営の場合、まず自身のブログに広告をクリックしてくれるユーザーを集めなくてはなりません。そのため、ユーザーの興味を惹くような質の良い記事をいくつも作成する必要があります。最初の段階では、どれだけ記事作成に時間がかかろうと、収入がほぼゼロというケースがほとんどです。

成功すれば月100万円以上も夢ではないブログ運営ですが、実際には多くの人が最初の段階で挫折してしまいます。すぐに収入アップできると期待している人ほど、落胆の気持ちが大きいでしょう。

どのような副業を選ぶべきか?

どのような副業を選ぶべきか?

どのような副業であれば安心して取り組めるのでしょうか。会社員にとってメリットが大きく、挫折しにくい副業を選ぶポイントは以下の3つです。

  • スキルや経験になるか
  • 安定して稼げるか
  • 自分が好きな分野か

それぞれ詳しく解説します。

スキルや経験になるか

継続的に副業で稼ぎたい人には、スキルや経験を積める仕事がおすすめです。自身の人材としての価値を高めることができ、より条件の良い仕事を獲得するための礎となります。

新しいスキルや経験が得られる仕事は、最初に未経験で取り組むときには報酬単価が低いケースも多いでしょう。作業時間や労力と報酬が見合わないことも多く、一見やりがいのない仕事に思えるかもしれません。

しかし、スキルや経験値がアップするのに伴って、報酬単価も上がっていきます。継続的に安定して稼ぐには、スキルや経験値を上げることが大切といえるでしょう。

安定して稼げるか

将来的に安定して稼げそうな職種かどうかも、副業選びの大切なポイントです。一からスキルを身に付けたのに、世間的にニーズがなくなってしまっては、がんばりも無駄になってしまいます。

今後は技術の進歩に伴って、これまで人間が担っていた仕事もAIやロボットの役割に移行していくと考えられています。単純作業など、創造性のない職種は特に早い段階で人間の手を離れることになるでしょう。

他にも、現在は一時的なブームでニーズがあるけれど、やがて廃れていく見込みの仕事などは要注意です。社会情勢やムーブメントに左右されない、安定した副業を選ぶようにしましょう。

自分が好きな分野か

長く続けていくためには、自分が楽しいと思える仕事を選ぶことも大切です。自分が好きな業界に関わる仕事や、趣味の一環として楽しめる仕事なら続けやすいでしょう。

趣味でお金を稼げるなんて夢のような話にも思えますが、現在はスキル販売サイトで誰もが手軽に趣味の分野のスキルを出品できます。会社員として勤めるかたわら、写真撮影やイラスト作成、楽器やヨガの指導など趣味を活かして活躍しているのです。

ビジネスの分野でも、一度はチャレンジしてみたいと考えていた仕事を副業として選んでみてはいかがでしょうか。転職にはリスクがありますが、安定した本業を持ちながら副業で好きな仕事に挑戦すれば、仕事のストレス発散にもなるでしょう。

独立も目指せる!会社員におすすめの副業5選

独立も目指せる!会社員におすすめの副業5選

ここでは高収入を得て独立も目指せる、魅力的な副業を紹介します。以下の5つは、会社員にも人気がある代表的な副業です。

  • プログラマー
  • Webライター
  • 動画編集
  • ハンドメイド販売
  • Webデザイナー

それぞれの特徴やメリットを解説します。

プログラマー

専門職であるプログラマーは、副業でも高い収入を得ることが可能です。本業での実績を活かしつつ、個人で新しい顧客を開拓しましょう。プログラマーにとって、副業は経験の幅を広げるチャンスでもあります。会社では仕事を自由に選ぶことはできず、経験が偏りがちです。副業で自分が経験してみたいプロジェクトを選んで参加すれば、理想のキャリアプランが描けるでしょう。

現在は大きなプロジェクトを分業し、クラウドソーシングサイトを介して個人のプログラマーに発注する企業も増えています。長期的なプロジェクトであればスケジュールにも余裕があり、本業との両立もしやすいでしょう。もちろん新規の顧客を開拓していけば、いずれは独立も可能です。

Webライター

未経験からでも手軽に取り組めるとして人気なのが、Webライターです。インターネット上で公開される文章を書く仕事で、多くの場合1文字いくらの文字単価で報酬を得ます。

Webライターには特別なスキルや資格が必要ない分、ライターとしての実績で報酬が決まる傾向にあります。始めたばかりの頃は、どれだけ文章力がある人でも低い文字単価の案件しか取れないケースも。クラウドソーシングサイト上で実績を積んだり、クライアントとの信頼関係を築いたりして、少しずつ文字単価を上げていきましょう。

しかし、医療職や金融関係の資格があるなど、専門的な記事が書ける人にはすぐに高単価の仕事を得るチャンスがあります。Webライターに挑戦するなら、専門のライターとして活躍できるポイントがないか、これまでの経歴を見直してみましょう。

動画編集

動画編集は高いニーズが見込まれる副業です。スキルアップして一流の動画クリエイターになれば、本業並みの収入が得られるでしょう。動画編集の仕事はさまざまですが、初心者のうちは動画にカットを入れたり、テロップを入れたりする簡単な作業に挑戦します。動画編集は地道な作業の繰り返しですが、慣れてくるうちに要領をつかんで作業スピードも上がります。最近ではセンスの良いテンプレートを備えた動画編集ソフトも豊富で、使いこなせば一通りの編集作業に対応できるでしょう。

動画編集で気をつけたいのは、難易度が高すぎる案件を引き受けてしまうことです。自分のスキルレベルに合わない案件を受けると作業時間がかかりすぎてしまい、本業に支障をきたす可能性もあります。最初から背伸びしすぎず、一歩ずつ着実にスキルアップしていきましょう。

ハンドメイド販売

趣味の感覚で楽しめるのが、ハンドメイド作品を販売する副業です。アクセサリーを作ったり、編み物や縫い物をしたりするのが好きな人に向いています。

現在はハンドメイド作品を専門で販売できるアプリもあり、手軽に作品を売れるようになりました。独自のデザインで素敵な作品を制作すれば、一定数のファンがついて安定した収入も得られるようになります。

ハンドメイド販売は制作に時間がかかりますが、元々趣味で取り組んでいたことなら、長時間の作業も苦にならないでしょう。自分の作品が評価され、お金を出しても欲しいと言ってくれる人がいることは、何にも代え難いやりがいになります。

Webデザイナー

Webデザイナーも人気のある副業の一つです。本業でWebデザインの仕事をしている人がクラウドソーシングサイトなどを介し、個人で仕事を請け負うケースも増えてきました。

プログラマー同様、Webデザイナーにとっても副業は仕事の幅を広げるチャンスです。いずれ独立して稼ぎたいなら、デザイナーとして多様な経験を積んでおかなくてはなりません。クラウドソーシングサイトを利用すれば、大きなプロジェクトのメンバーとして作業したり、1人で小規模なサイトの制作すべてを担ったり、さまざまな仕事を経験できるチャンスがあります。

しかし、Webデザイナーは競争率が高く、まったくの未経験からスタートする場合は案件を得るのも容易ではありません。これから副業でWebデザイナーを目指す人は、まずは低単価の仕事であってもチャンスがあれば受注し、少しずつ実績を積み上げていきましょう。

会社員が副業で収入を得たら確定申告を忘れずに

安心して取り組める副業が見つかったら、次に確定申告の心づもりをしておきましょう。一般的に確定申告の期間は、2月16日から3月15日までで、このあいだに前年1年間の副業分の収入を申告しなくてはなりません。

会社員が副業で得た収入を確定申告する場合、1年間の所得が20万円を超えた人が対象です。アルバイトなどの給与所得であれば受け取った給与総額が20万円を超えた場合、雑所得や事業所得なら売上から経費を引いた額が20万円を超えると、確定申告が必要になります。ただし、住民税は所得額にかかわらず発生するので注意しましょう。

期間内に確定申告しないと、ペナルティとして無申告課税が発生します。本来払うべき額よりも多く納税しなくてはならないため、期間内に申告できるよう日頃から備えをしておきましょう。初めての確定申告でわからないことがあれば、早めに税務署に相談することをおすすめします。

まとめ

世の中には避けるべき副業も存在しますが「うますぎる話には警戒する」「違法な行為ではないか慎重に検討する」といった一般常識があれば、副業に伴うリスクはある程度回避できます。

気をつけるべきなのは他の人にとって魅力的な副業であっても、自分の目的やライフスタイルに合わない場合があることです。自分に不向きな仕事は、がんばっても長続きしない可能性が高いでしょう。

副業はスキルアップしつつ継続的に取り組まなくては、安定した収入を得ることはできません。さまざまな副業のなかから、自分が無理なく続けられそうな仕事を選ぶようにしましょう。

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