副業人材を活用するメリットはある?おすすめサイトや注意点も紹介

2018年、政府が働き方改革の一環として「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定しました。加えて新型コロナウイルスの影響もあり、以前にも増して副業に興味を持つ人が増えています。今後も増えていくと考えられるでしょう。

副業したい人を積極的に活用する企業も増えています。しかし、正社員ではなく副業人材を活用するメリットはあるのでしょうか。今回は具体的な4つのメリットや、副業したい人を探せるおすすめのサイトを紹介します。活用する際の注意点も解説するので、検討している担当者の人はぜひ最後までご覧ください。

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副業人材とは?

副業を希望している人のことを「副業人材」と呼びます。正社員として勤めるかたわら、別の仕事に取り組む人の他、フリーランスとして活動している人や、スキマ時間を活用して在宅ワークする主婦なども副業人材に含まれるようです。

働き方の多様化や新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの普及もあり、副業したい人が増えてきました。今後も副業の市場規模は拡大していくと考えられるでしょう。

副業人材を活用する4つのメリット

副業人材を活用する4つのメリット

収入アップやスキル磨きなど、働く側にとって多くのメリットがある副業ですが、活用する側にもメリットがあります。企業が副業人材を活用する主なメリットは、次の4つです。

  • 即戦力になる人材を確保できる
  • 人件費を抑えられる
  • 採用後のミスマッチを防げる
  • 社員の負担を軽減できる

それぞれ詳しく解説します。

即戦力になる人材を確保できる

副業人材を活用する大きなメリットの一つが、即戦力になる人材を確保できることです。例えば、本格的にWebマーケティングに取り組みたいと思っても、社内に知識を持つ人材がいなければスムーズに業務が進みませんよね。

このような場合はWebマーケティングに精通している副業人材を活用すれば、即戦力として活躍してくれることが期待できます。すでにスキルやノウハウを持っているため、教育コストもかかりません。社内で一からスキルを学ぶよりも、スピーディーに目指す目標に進めるでしょう。

ただし、多くの企業では自社の利益を守るために、競業する業務を行なわない競業避止義務を就業ルールに定めています。そのため、副業人材を採用する際、同業種や競業関係にある仕事に就いていないか確認する必要があるでしょう。

人件費を抑えられる

正社員を1人雇うためには、給与以外にも教育費や社会保険の負担など大きなコストがかかります。一度採用すれば安易に解雇できないため、業務が少ない時期で人手が余っている状態でもコストを支払い続けなければなりません。

しかし、副業人材は必要なときだけ確保できるため、人件費の負担を抑えることが可能です。正社員だけで社内を賄うことが難しい場合でも、必要な期間だけ副業人材を活用すれば、スムーズに業務が進むでしょう。

採用後のミスマッチを防げる

正社員を雇う場合、実際に働き始めて「こんなはずじゃなかった」と双方が感じるケースもあります。働く側がミスマッチだと感じた場合、早々に離職してしまうこともあるでしょう。

そのような事態を防ぐためにも、副業人材は有効です。いきなり正社員として雇うのではなくお試し期間として働いてもらい、双方が合意すれば正社員として登用する流れにすればミスマッチも防げるでしょう。

社員の負担を軽減できる

慢性的に人材不足に陥っている企業の場合、影響を受けるのは一生懸命働いている社員です。長時間労働を強いられたり、特定の従業員の負担が重くなったりするなど多くのデメリットがあります。

重い負担が続いてワークライフバランスの実現が困難になれば、有能な社員が退職する事態になりかねません。社員の負担を軽減するためにも、一部の専門的な業務や緊急性が高くない業務に副業人材を活用するのがおすすめです。負担が減って働きやすい環境を整えることができれば、社員の満足度向上にもつながるでしょう。

副業人材を探せるサイト5選

副業人材を探せるサイト5選

近年、副業人材を活用したいと考える企業が増えてきました。それに伴い、副業に特化したマッチングサービスも増えています。ここでは優秀な副業人材を探せるおすすめサイトを5つ紹介します。

  • ハッシュミー
  • ワースタ
  • 副業ポータル
  • Workship
  • 複業クラウド

それぞれの特徴を解説します。

ハッシュミー

ハッシュミーは「課題を解決したい企業」と「スキルのある複業人材」をつなぐシェアリングサービスです。自社が抱える課題を解決した経験を持つ人材を、必要なときに必要な分だけプロジェクト単位で紹介してもらえます。

担当者が自社の課題をヒアリングし、ぴったりの人材を紹介してくれるので初めてでも安心。紹介された人材と面談して双方が合意すれば、契約・業務開始となります。マッチングし、1人目の業務が開始するまで無料なのも嬉しいポイントです。

ワースタ

ワースタは業務委託契約だけでなく、パートやアルバイトなどの雇用形態でも複業人材を募集できるサイトです。コンシェルジュが事前に面談して厳選された副業人材のため、即戦力としての活躍が期待できます。

営業・事務系からクリエイティブ系まで、さまざまな職種を取り扱っているのも特徴。自社に最適な副業人材が見つかるでしょう。エージェントのサポートによってスカウトや求人作成も不要で、手間なく副業人材を探せます。実際の業務開始まで費用はかかりません。

副業ポータル

副業ポータルは、転職市場では見つけることが難しいハイスキルな人材を紹介してもらえるサービスです。なかには上場企業の役員や、メガベンチャー在籍者、急成長ベンチャー幹部なども。

週1日や数時間など、作業量に応じて柔軟な依頼ができるのも特徴です。月数万円から副業人材を活用できるので、試しに活用してみたいと考える企業におすすめといえるでしょう。

Workship

Workshipは、即戦力になるフリーランスを低コストでダイレクトリクルーティングできるサービスです。登録されている副業人材は42,000人以上。豊富ななかから、ぴったりの副業人材を探せます。

Workship独自のスコアリング技術で、人材の適合性もひと目で確認可能。採用によるミスマッチが起こりにくい仕組みも嬉しいポイントです。費用は成果報酬型のため、月額費用はありません。

複業クラウド

複業クラウドは、上位5%の即戦力人材を何名でも採用し放題であることが特徴のサービスです。45,000人を超えるデータベースのなかから、気になる人材に何通でもメッセージを送れます。

求人作成は簡単な質問に答えていくだけ。自動作成してくれるので、たった2分で「エントリーが来る」求人が完成します。忙しい担当者でも始めやすいでしょう。費用は、成功報酬はなく月々のデータベース利用料のみ。詳しい料金は要問合せとなっています。

副業人材を活用する際の注意点

副業人材を活用する際の注意点

副業人材は、正社員と雇用形態が異なります。そのため、採用する際にはいくつかの注意点があります。主な注意点は2つです。

  • 業務内容を明確にしておく
  • コミュニケーションを怠らない

副業人材を募集する前に、必ず把握しておきましょう。詳しく解説します。

業務内容を明確にしておく

業務内容を明確にしておきましょう。副業人材は、本業以外の空き時間を活用して働いています。稼働できる時間は正社員よりも少ないため、どのような業務をしてほしいのか詳細に決めておくとよいでしょう。

業務内容や達成したい課題が曖昧だと副業人材の能力が十分発揮されず、思ったような成果を得られない可能性があります。ミスマッチも起こりやすいでしょう。

また、正社員は企業と雇用契約を結びますが、副業人材を活用する場合の多くは業務委託契約となります。福利厚生費や社会保険料を支払う必要もなく、必要なときだけ活用できるのは魅力ですが、契約内容以外の業務は依頼できません。

以上のことから依頼する際は、業務内容を明確にしておくことが大切です。特定の業務以外にも作業してほしいなど、ケースによっては複業人材よりも正社員を雇ったほうがよい場合もあるでしょう。

コミュニケーションを怠らない

コミュニケーションを怠らないように意識することも大切です。副業人材の場合、正社員に比べて組織に所属している意識が根付きづらい傾向にあります。このため、コミュニケーション不足になりがちです。

コミュニケーションが不足すると、信頼関係も築きづらいでしょう。信頼関係が薄いと業務に必要な情報の共有も満足にできず、ミスが起こりやすくなる原因となります。過剰なコミュニケーションの強要はストレスとなりますが、こまめな進捗確認は意識しましょう。

まとめ

副業に興味を持つ人が増えている現代。働く側にとって収入アップやスキルの向上などメリットがいろいろありますが、活用する企業側にも多くのメリットがあります。社内にない専門知識やノウハウを取り入れたい、一時的に人材を増やしたいなどの場合は副業人材の活用がおすすめです。うまく活用できれば、企業に大きな利益をもたらすことができるでしょう。実際に業務開始するまで無料のサービスも多くあるので、まずは登録してみてはいかがでしょうか。転職市場には出ないようなハイレベルの人材に出会えるかもしれませんよ。

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