中国で働くのにおすすめの転職エージェントはどこ?
語学力を活かして中国企業に転職したい。
この記事に辿り着いたあなたは、中国に転職したいと考えているけど、中国の転職事情などよくわからないため、転職エージェントに頼りたいと思っているのではないだろうか。
結論、中国企業への転職は、中国に強みのある転職エージェントを利用することをおすすめする。
転職エージェントを利用すれば、求人紹介から意外と大変な海外転職の手続きまで手厚いサポートを受けられる。
本記事では以下の内容について解説する。
- 中国での転職におすすめのエージェント
- 中国転職でエージェントの利用がおすすめの理由
- 中国転職のメリットと注意点
- 中国の転職事情
- 中国への転職で必要な手続き
この記事を読めば自分に合ったエージェントが見つかり、条件の良い企業に転職して収入アップが期待できるだろう。
中国への転職で高年収を目指したい場合は、「ビズリーチ」や「リクルートダイレクトスカウト」のようなハイクラス向け転職サービスを利用しよう。
どちらも中国求人の数が多く、あなたの条件に合わせたスカウトが届くため、効率的な転職活動が行えるのだ。
おすすめ転職エージェント
- 中国で高年収を目指したい
ビズリーチ
リクルートダイレクトスカウト *どちらも併用しておくことで転職成功率UP - 手厚いサポートを受けたい
JACリクルートメント
RGF HR Agent
中国での転職におすすめのエージェント5選
中国での転職におすすめのエージェントを5つ紹介する。
転職エージェントによって特徴が異なるので、自分に合ったものを見つけてほしい。
1-1. 電話が一切かかってこないハイクラス向けスカウト型転職サービスなら「ビズリーチ」
おすすめの人
・あまり転職活動に時間が取れず、効率的に行いたい人
特徴
・中国求人の数が多く海外に強みあり
・あなたに合った求人スカウトが届く
・ハイクラスに特化
求人数:約2,600件(2024年1月時点)
運営会社:株式会社ビズリーチ
転職エージェントではなく、スカウト型転職サイトのため、転職エージェントのような手厚いサポートはないが、電話などの煩わしいやり取りも一切ない。
ビズリーチは、日本国内だけでなく、海外転職にも強みがあり、中国の求人だけでも3,000件以上あるため、中国へ転職を考えているなら登録だけでもしておきたい。
例えば、下記のような求人を検索できる。
登録だけしておけば、あなたの希望条件に合ったスカウトが届くため、自分からわざわざ探さなくても良いという効率的な転職活動になるのだ。
他にも、ビズリーチは年収1,000万円以上の求人が全体求人の3分の1以上という点が最大の特徴とも言える。
そのため、キャリアアップをして年収を上げたい人にはぴったりのスカウト型転職サイトなのだ。
また、2023年7月6日から新しく放送を開始したビズリーチのCMでは、「キャリアの健康診断」のようにビズリーチを市場価値の診断ツール的に利用することも推奨している。
転職する予定が今のところなくても、自分は今どれくらい価値があるのか?を診断するためにも利用してみるのがおすすめである。
1-2. 年収2,000万円のような高年収を目指したいなら「リクルートダイレクトスカウト」
サービス名:リクルートダイレクトスカウト
おすすめの人
・年収800〜2,000万円のハイクラス求人を探したい人
・大手の転職サービスを利用したい人
特徴
・大手人材企業ならではの転職ノウハウが豊富
・中国以外の求人数も圧倒的
・ハイクラスに特化
求人数:非公開
運営会社:株式会社リクルート
リクルートダイレクトスカウトは、実務経験やスキルに自信があり、年収800万円〜2,000万円に挑戦したい人におすすめ。
実際の転職成功者は平均して年収900万円を獲得している実績がある。
リクルートダイレクトスカウトは、海外の求人も多く対応しており、中国だけでみても800件ほどの求人を取り扱っている。
取り扱っている求人の例としては、下記のようなゼネコンなどが多く散見された。
また、運営元がリクルートであるため、信頼できるサービスと言えるだろう。
1-3. 日本人コンサルタントのサポートを受けるなら「RGF HR Agent」
サービス名:RGF HR Agent
おすすめの人:日本人コンサルタントにサポートしてほしい人
特徴
・大手人材企業ならではの転職ノウハウが豊富
・現地のネットワークに強みを持つ
・日本人コンサルタントが徹底的にサポートしてくれる
求人数:250件以上(2024年1月時点)
運営会社:株式会社リクルート
RGF HR Agentは、日本の人材大手企業「リクルート」の海外事業会社だ。
リクルートならではのノウハウやネットワークを活かし、中国をはじめとしたアジア圏内の転職に強みがある。
現地在住の日本人コンサルタントが中国企業への転職をサポートしてくれるため、スムーズにやりとりできるのもメリットだ。
実際に、RGFの公式サイトでも中国での入社手続きの流れについて非常に詳しくまとめられているため、初めての海外転職でも安心して進められるだろう。
2024年1月現在、中国の公開求人は250件以上取り扱っている。
また非公開求人も多数取り扱っているため、条件に合った企業に出会える可能性がある。
併せて、スカウトを待つだけで転職活動を進められるビズリーチにも登録しておきたい。
ビズリーチは海外転職にも強みがあり、中国求人が約2,600件(2024年1月現在)もあるため、転職の選択肢が広がるのだ。
1-4. 質の高い非公開求人を紹介してもらうなら「PERSOLKELLY中国」
サービス名:PERSOLKELLY中国(インテリジェンス中国)
おすすめの人:実績豊富な転職エージェントを使いたい人
特徴
・1万社以上の中国企業との取引実績がある
・質の高い非公開求人を多数保有している
求人数:4,600件以上(2024年1月時点)
運営会社:パーソルキャリア株式会社
PERSOLKELLY中国は、大手転職サイト「doda」を運営するパーソルキャリア株式会社が展開する人材サービスだ。
以下のエリアに拠点を持っており、中国全域の求人を多数保有している。
- 上海
- 北京
- 蘇州
- 広州
- 深圳
これまでに1万社以上の中国企業との取引を行っており、人材紹介実績が豊富なのが強みだ。
全体の90%は非公開求人のため、質の高い中国求人を紹介してもらうには登録がおすすめである。
1-5. 年収・キャリアアップを狙うなら「Samurai Job」
サービス名:Samurai Job
おすすめの人:年収700万円以上のハイクラス転職を狙いたい人
特徴
・海外転職向けのハイクラス求人が揃っている
・管理職・専門職に強い
求人数:非公開
運営会社
・株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント
・ムーンコミュニケーションズ・エンタープライゼス合同会社
Samurai Jobは、JACリクルートメントとムーンコミュニケーションズ・エンタープライゼスが共同運営するエージェントだ。
取引実績企業数は3万社以上で、海外案件やハイクラス求人をメインに取り扱っている。
中国を含めた全体の保有求人数は2万件ほどで、特に30代〜40代の管理職・役員クラス向けの求人が豊富だ。
中国転職で年収・キャリアアップを狙う人におすすめである。
中国転職でエージェントの利用がおすすめの理由3選
中国への転職で、エージェントを利用するメリットを3つ紹介する。
- 海外転職に特化した選考サポートを受けられる
- 中国現地の詳しい情報を教えてもらえる
- 自分に合った求人が見つかりやすい
エージェントを使わなくても、中国への転職は可能だ。
しかしエージェントを利用すれば、よりスムーズに転職活動を進められる。
2-1. 海外転職に特化した選考サポートを受けられる
エージェントを利用すれば、海外への転職に特化した選考サポートを受けられる。
海外への転職では、以下の対策が必要なケースが多い。
- 英文レジュメ作成
- 現地仕様の応募書類作成
- 外国語での面接
中国転職のノウハウを保有したキャリアコンサルタントにサポートしてもらえれば、入念に準備できる。
また内定後の就労ビザ取得などの出国手続きをサポートしてもらえるのも、メリットだ。
YouTubeでも、中国の転職事情などを含めたあらゆる情報を発信している動画があるため、中国での転職を考えている人はぜひ参考にしてほしい。
2-2. 中国現地の詳しい情報を教えてもらえる
中国転職に強いエージェントに登録してサポートを受ければ、現地の詳しい情報を入手しやすい。
中国企業への転職を成功させるためには、事前の情報収集が大切だ。
インターネットなどでも調べられるが、正しい情報を見極めるのが難しい場合も多い。
しかし、「中国語ゼミ」というサイトであれば、中国に関する詳しい情報が知れるため、中国転職の際には読んでおきたい。
特に、中国人と日本人で大きく違うポイントなどを解説している記事などは非常に参考になるため、あらかじめ知っておくことで中国人との付き合いもうまくいくようになるはずだ。
転職エージェントなら、現地在住のコンサルタントがサポートしてくれるケースもあるため、リアルな情報を得られるだろう。
2-3. 自分に合った求人が見つかりやすい
中国への転職を成功させるためには、より多くの求人に出会うことが大切だ。
エージェントは、非公開求人を保有しているケースも多いため、利用すれば自分の希望に合った求人を探しやすくなる。
海外転職は、日本より慎重になる人も多いだろう。
エージェントの力を借りれば、後悔しない転職が可能だ。
口コミでも、転職サイトに登録しただけで中国の企業から現職の年収1.5倍ものオファーが来たという人もいるようだ。
特に、中国の求人数が多い「ビズリーチ」には登録することをおすすめする。
3,000件以上もの中国求人を保有しているため、幅広い選択肢の中から求人検索できる。
また、ビズリーチはスカウト型の転職サービスであるため、あなたに合った求人スカウトを送ってきてくれる点も非常に魅力的。
自分から求人を探しにいく必要もないため、効率的な転職活動を進められながら年収アップの可能性も逃さないのだ。
中国転職での年収における口コミ
転職活動中に提示された年収
・中国(深セン) 1200万円
・米外資(東京) 1000万円
・欧外資(シンガポール) 1000万円
・日系企業(東京) 700万円
年収だけで転職先を選ぶわけじゃないけど、 今後の発展性も加味したら、ぼくの中で中国一択でした。※Xより抜粋
中国へ転職する3つのメリット【転職事情】
中国へ転職する3つのメリットを紹介する。
- 市場規模が大きく成長性のある企業で働ける
- グローバルな人材としてキャリアを積める
- 日本人が多く働きやすい
中国への転職を視野に入れている人は、ぜひ判断材料にしてほしい。
3-1. 市場規模が大きく成長性のある企業で働ける
中国への転職は、経済や社会の成長スピードが早い環境で働けるのがメリットだ。
中国のGDP成長率は、アメリカに次いで世界2位。そのため日本よりも成長率の高い企業で働ける可能性がある。
日本よりも成長できる環境に身を置けるため、刺激を受けながら仕事をしたい人に向いている。
3-2. グローバルな人材としてキャリアを積める
グローバルな人材として活躍できるようになるのもメリットだ。
海外で仕事をすると、日本にはない新たな考え方や価値観を学ぶ機会が増える。
そのため視野が広く持てるようになり、自分の市場価値を高められる可能性がある。
3-3. 日本人が多く働きやすい
中国は日系企業が多数進出しているため、日本人が多く働きやすいのも特徴だ。
外務省の「令和4年 海外在留邦人数調査統計」によると、中国に滞在している日本人は10万人を超えている。
日本人同士のコミュニティも作りやすく、現地でも快適に生活できる可能性が高い。
中国へ転職するときの4つの注意点
中国へ転職するときの注意点は、以下の4つだ。
- 雇用形態ごとのメリット・デメリットを把握しておく
- 語学力を高めておく
- 中国の文化を理解しておく
- 日本と比べて中国の平均年収は約220万円ほどと低い
中国への転職を検討する際は、メリットだけでなくデメリットについても把握しておこう。
4-1. 雇用形態ごとのメリット・デメリットを把握しておく
中国で働く場合は、駐在員か現地採用を選ぶ必要があるが、そこでのメリット・デメリットを知っておくことは重要だ。
駐在員は、日本の企業に属しながら中国で働く方法。
現地採用は、中国企業に直接雇用される方法だ。
駐在員として働く場合は手当が上乗せされるケースが多く、給与水準が高い傾向がある。
しかし駐在員は企業側のコストが高いため、求人が少ない。
現地採用は転職が決まったらすぐに中国で働くことができ、求人も多いのがメリットだ。
しかし現地の給与水準のため、年収が低くなる可能性があるため、あらかじめ認識しておこう。
4-2. 語学力を高めておく
選考では英文レジュメや面接など、語学力が必要になる場面が多い。
また転職後も中国語や英語でのコミュニケーションが必要なため、ビジネスレベルの語学力を身につけておこう。
オンライン会話や、中国政府認定の中国語検定「HSK」の受験などがおすすめだ。
4-3. 中国の文化を理解しておく
日本と中国は、価値観や考え方が大きく異なるケースも多い。
たとえば中国では何事も率直に伝える文化で、遠まわしな表現をしがちな日本人の価値観とはギャップがある。
中国人の仕事観やコミュニケーションについて事前に理解しておくと、円滑に業務を進められるだろう。
中国の文化を理解しておく上では、こちらの記事が非常に参考になるため、中国へ転職を考えている人は読んでおこう。
4-4. 日本と比べて中国の平均年収は約220万円ほどと低い
中国の国家統計局によると、中国国内にある非民間企業での平均年収は、日本の平均年収の半分ほどである約220万円ほどであった。(11万4029元(1元:約19.5円))
民間企業も含めると、約175万円の平均年収となるため、かなり低いと言える。
しかし、これは中国国内の人々の平均年収であり、日本人向けに募集される中国系企業の給料はかなり高く設定されているのだ。
中国は貧富の差が非常に激しいため、高い年収を出せるところはとことん報酬額も上がるが、そうでない企業は安く人員を雇っているところが多い。
そのため、HUAWEIやテンセントなど中国のトップ企業であれば平均年収も数千万円とかなり高い水準になっている。
もし、高年収を目指したいと考えているなら、中国のハイクラス求人にも強みがある「ビズリーチ」に登録するのがおすすめ。
ビズリーチはハイクラスに特化しているスカウト型転職サイトであり、中国での求人が3,000件以上もあるため、幅広い選択肢の下で転職活動を行えるのだ。
中国への転職で必要な手続き3ステップ
中国へ転職する場合は、出国時と入国時に手続きを行わなければならない。
- 「外国人工作許可通知」「就労ビザ」を申請・取得する
- 税金・保険関連の手続きをする
- 入国後に「外国人就業証」「外国人居留許可証申請」を申請・取得する
1つずつみていこう。
「外国人工作許可通知」「就労ビザ」を申請・取得する
ビザの前に「外国人工作許可通知」の取得が必要だ。以下の書類を集めて転職先へ送付し「外国人工作許可通知」を発行してもらおう。
パスポートのコピー
卒業証明証
履歴証明書
また中国で就労する場合は「Zビザ」を取得するのが一般的だ。ビザの発給までには1カ月ほどかかる場合もあるため、計画的に準備する必要がある。
税金・保険関連の手続きをする
海外赴任で厚生年金保険料や健康保険料の免除を受けるためには「海外転居届」の提出が必要だ。
手続き方法は、転居前に住んでいた市区町村に確認しよう。
入国後に「外国人就業証」「外国人居留許可証申請」を申請・取得する
入国後は2週間以内に「外国人就業証」の取得が必要なため、早めの手続きがおすすめだ。
「外国人就業証」を取得後は、公安局に「外国人居留許可証」を申請し取得する必要がある。
「外国人居留許可証」を申請をせずに30日以上滞在すると、罰金刑の可能性もあるため注意しよう。
まとめ|中国企業に転職するならエージェントを活用しよう
中国企業に転職するときは、以下の3つのエージェントがおすすめだ。
- RGF HR Agent
- PERSOLKELLY中国
- Samurai Jobs
中国への転職を検討する際は、雇用形態ごとの特徴を把握することが大切だ。
本記事で紹介した内容を参考に、自分に合った転職エージェントを見つけてほしい。
特に、ビズリーチは中国求人が3,000件以上と多く、スカウトを待つだけの効率的な転職活動を進められるため、少しでも中国での転職を考えている場合は登録しておこう。
中国転職に関するよくある質問
Q. 中国の企業に転職するときは現地採用と駐在員どちらがいいですか?
A. 現地採用と駐在員はそれぞれ特徴が異なるため、自分に合った雇用形態を選ぼう。
高収入を狙うなら駐在員、自分のペースで柔軟に働きたいなら現地採用の求人を探すのがおすすめ。
Q. 中国企業の特徴は?
A. 中国企業は成果主義・実力主義という特徴がある。
年齢や勤続年数よりも、個人の成果を重視する企業が多く、結果を残せれば年収・キャリアアップが狙える。