オフィスに出勤することなく仕事ができる在宅ワーク。通勤時間が必要なくなるので、効率的に仕事ができたり、自分のペースで業務を進めたりすることができる働き方です。
職業によっては、どうしてもリモートワークができない場合もあるのですが、逆に在宅ワークと相性が良いと言われている職業もあり、積極的に行う人も増加しています。
今回はその中でも特に相性が良いと言われているエンジニアの在宅ワークについてご紹介します。在宅ワークの見つけ方も併せてご紹介します。
相性が良いと言われているエンジニアの在宅ワーク、仕事の見つけ方などご案内!
「在宅ワーク」が注目を浴びている
これまでの働き方と言えば、毎日決まった時間にオフィスへ出勤するスタイルでしたが、現在は自宅で仕事をする在宅ワークが増加しています。自宅で仕事ができるということは、通勤や人間関係の煩わしさが軽減できたり、プライベートを充実させることができたりと、メリットも多く、現在非常に注目を浴びているワークスタイルです。
在宅ワークに向いているエンジニア仕事
IT系やWeb系の仕事をするエンジニアの仕事は、パソコンと整ったインターネット環境があればできる業務が多いため、在宅ワークに向いていると言われています。
在宅ワークでエンジニアの業務ができれば空いた時間や、週末の副業で行うことも可能です。エンジニア仕事の中で、何の仕事が在宅ワークに向いているのでしょうか。
Webサイト制作
Webサイト作成の仕事は開発環境が整っていれば、リモートで業務をすることもできるので、在宅ワークに向いていると言えます。在宅ワークで行えるWebサイト制作には、Webサイトのデザイン制作、ラフ案、機能追加、サイドコーディングなどがあります。
急速にITが社会に広がり続けている現在では、Webサイト制作の案件も非常に多く、企業からの需要も高くなっています。
アプリケーション開発
在宅ワークで開発できると言われているアプリは、端末へのインストールが不要なWebアプリ、OSにインストールして使用するネイティブアプリ、Webアプリとネイティブアプリを組み合わせたハイブリッドアプリの開発です。
アプリはスマートフォンやタブレットなどを利用するうえで欠かせないものであり、ダウンロード数は年々増加しています。これからも更なる需要が見込まれます。
システム改修
アプリケーションなど、すでにあるシステムをアップロードするシステム改修の仕事も在宅ワーカーに向いている仕事です。システムの不具合を解消したり、ステージを増設したりと、メンテナンスを行います。
アプリなどのシステムは増え続けており、メンテナンス業務も増加していきます。システム改修は、開発だけでは分からない、その後の起こりがちな問題点を把握できるスキルが身につきます。
在宅ワークに向いていないエンジニア仕事
一般的に在宅ワークに向いていると言われるエンジニアの仕事ですが、実は在宅ワークに向かないエンジニア仕事も存在します。基本的に在宅でできる業務というものは、セキュリティ上の問題が無いものや、リモートでも業務をスムーズに進めることができるものに限られている場合が多くみられます。
自身が行っているエンジニアの仕事は在宅向きなのかを確認してみましょう。同じエンジニアでもどうして在宅ワークに向いていないのでしょうか。仕事内容と併せてご紹介します。
プロジェクトマネジメント
チーム内をまとめながら仕事を進める役割のプロジェクトマネジメントをしているエンジニアは在宅ワークには向いていません。取引先やチームのメンバーと頻繁にコンタクトを取る必要があり、在宅では全体の業務や進捗状況を把握することが難しいからです。
プロジェクトマネジメントの場合、在宅ワークを目指すのはハードルが高いものと言えます。
サーバーやネットワークの改修
サーバーやネットワークの改修業務を行う仕事も在宅ワークには向いていない仕事と言えます。
企業の機密情報に触れる業務をリモートで行うのは、セキュリティ上問題があるので、オフィスの中でしかできない場合もあるからです。しかし、それらの中でもリモートワークで行える業務も少しずつ増えてきてはいますが、抵抗を感じる企業も多いため、難しいでしょう。
プログラミング講師
プログラミング言語でシステム開発の指導をするのが、プログラミング講師です。講師の仕事は、基本的に人と接する仕事なので、この仕事も在宅ワークに向いているとは言えません。
最近では自粛期間の影響もあり、オンラインレッスンが増加しているので、一概に向いていないと言い切れない面もありますが、やはり対面で行うレッスンの方が習熟度の面でメリットが多いようです。
在宅エンジニア仕事を探したいなら
エンジニアの仕事は他の職業より在宅ワークとの相性が良いので、「在宅」という条件で仕事を探しても、かなりの案件が見つかります。また、エンジニア不足という問題もあり、報酬も高額に設定されている場合が多くみられます。
本業を持ちながら、空いた時間や休日に副業として働くエンジニアも多く、在宅でのエンジニア仕事はこれからも活躍できると言えるでしょう。在宅エンジニアの仕事をしたい場合、どのように探せば良いのでしょうか。
エンジニア特化型のエージェントを使う
転職を考えた時に利用するものとして、一般的には「求人サイト」などが挙げられるのではないでしょうか。自分で希望する企業を探し、コンタクトをとるスタイルが求人サイトですが、在宅エンジニアの仕事を探したいのであれば、「エンジニア特化型のエージェント」を使うことをオススメします。
エンジニアに特化したコーディネーターが自分の希望や経歴、スキルなどを考慮してピッタリの企業を紹介してくれます。
クラウドソーシングサイトを使う
クラウドソーシングとはインターネット上で不特定多数の人を対象に業務委託するものを指します。エンジニア向けの案件も数多くあり、主に在宅ワークで仕事をしている人は多くの人が利用しています。
業務委託なので、業務内容が明確にわかり、自身の条件と合う案件を見つけやすい点がメリットです。また、自身のスキルなどを登録しておけば、企業側からスカウトが来るシステムもあります。成果物を納品することで報酬を得るシステムなので、時間に縛られることなく、働くことができます。
今の会社で在宅に切り替える
在宅ワーカーといえばフリーランスがまず挙げられます。在宅で働きたいと考えた場合、フリーランスになることも一度は考えるものだと思いますが、企業に所属する正社員に比べると「安定」の面で不安があることは否めません。
しかし昨今、IT企業を中心に在宅でできる業務は在宅で行う方針へと変化しています。現在の会社に所属しながら在宅ワークに切り替えることが可能な場合もあります。
社員の通勤にかかる交通費や、オフィスの賃料の点から見ても、在宅ワークは企業側にもメリットが多いので、一度交渉することをオススメします。
起業する
エンジニアとして働く経験やスキルが身についているのであれば、在宅で起業することも可能です。IT分野では未開拓の分野に挑戦することで、さらに事業を拡大することもできます。
起業とまではいかずとも、エンジニアは独立して在宅で仕事をやりやすい職業と言われていますから、実際にフリーランスとして活躍している人も大勢います。クラウドソーシングなどで仕事を見つける方法もありますが、企業で働いていた時の人脈で仕事を紹介して貰う方が、大きな案件を受注できるようです。
在宅ワークは通勤の必要が無いので、時間を有効に活用できるうえ、人間関係からのストレスを軽減することができるので、現在非常に注目されているワークスタイルです。
職業によっては在宅ワークに向かないものもありますが、エンジニアは相性が良いと言われています。在宅ワークを希望するのであれば、まず自分のエンジニアとしての業務が在宅ワークできるものかを確認し、自分に合った働き方を探すことが大切です。
あなたも在宅ワークでライフワークバランスの取れた生活を送ってみませんか。