在宅ワークに興味のある方は、一度くらい「クラウドワークス」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
「在宅ワークにおすすめ」「カンタンに仕事がみつかる」「登録無料」などの断片的な情報を知ってはいても、実際にどう利用すればよいのか、本当に仕事がみつかるのか、疑問を持ったままにしている方へ、クラウドワークスの利用方法とおすすめといわれる理由をご紹介します。
クラウドワークスとは
クラウドワークスとは、「クラウドソーシングサイト」のひとつで、2012年にサービスをスタートしました。仕事を依頼したいクライアント(法人・個人)と仕事をしたい個人とをつなぐ「マッチングサイト」として、現在はグループ累計の会員数が400万人を突破している日本最大級のサービスです。
インターネットを介して仕事の受発注が簡単にできるので、「自宅のパソコンで副業をしたい」「家事や介護と仕事を両立させたい」「スキルを積み上げていずれ独立したい」など、さまざまなニーズの方がサービスを利用しています。
クラウドワークスの利用方法
クラウドワークスは、サイト内で
・仕事を探す
・契約する
・報酬を受け取る
という在宅ワークの一連の流れを行うことのできるワンストップサービスです。
具体的な利用方法を解説するので、仕事の仕方をイメージしてみてください。
会員登録・案件検索
クラウドワークスはメールアドレスだけで会員登録ができます。ほかにFacebook・Yahoo!ID・Googleアカウントと連携して始めることもできます。
メールアドレスを入力した場合には、すぐにメールへ「【クラウドワークス】新規会員登録を完了してください」というタイトルのメッセージが届きます。このメッセージが届いてから24時間以内に手続きを完了させる必要があるので、余裕のあるときに登録を始めましょう。
メール内のリンクから基本情報の入力ページへ移動します。
個人情報は
・任意のユーザー名 公開
・メールアドレス・氏名 非公開
・居住地は都道府県まで 公開・非公開が選べる
という設定なので、匿名性を保ったまま利用できます。
登録後は募集中の仕事から、案件検索をしてやりたい仕事・できる仕事を絞り込んでいきましょう。登録前でも募集中の仕事をみることができるので、気になる方はチェックしてみてください。
案件検索には、「仕事カテゴリ」「依頼形式」「報酬額」「応募期限」「未経験可」「スキル」などの項目があります。
応募・契約条件の相談
仕事の詳細ページでは、必要なスキルや応募状況、実際の作業条件などが確認できます。気になる仕事がみつかったら、クラウドワークス内のメッセージ機能で応募します。応募前に疑問点や契約条件の相談をすることもできるので、トラブル回避のためにも、契約条件に納得してから応募するようにしましょう。
仕事をして報酬ゲット
クライアント側と仕事をしたい人、双方が条件に同意すると「契約締結」となり、仕事を始めることができます。クラウドワークスは「報酬未払い」のトラブル対策として、多くの案件で「仮払い制」をとっています。クライアントがクラウドワークスへ仮払いを行ったことを確認してから作業を始められるので安心ですね。
クライアントが納品物をチェックしたのちに支払いが確定し、報酬を得ることができます。
■クラウドワークスで得た報酬の確定申告についてはこちら
クラウドワークスで副業収入を得たら確定申告は必要?やり方も解説
クラウドワークスを使う上でお金はかかるの?
クラウドワークスは「登録無料」と案内されていますが、利用していくなかで料金が発生することがあります。どんな場面でどのくらいの費用が必要なのか、詳しくご紹介します。
システム手数料が発生する
クラウドワークスへの登録・仕事の検索・契約条件の相談まではすべて無料で利用できます。実際に仕事を行い、報酬を得たら、その報酬額に応じて「システム手数料」が発生します。報酬額からシステム手数料が引かれた額が「ワーカー受け取り金額」としてプールされていきます。
・報酬額20万円超 システム手数料5%
・報酬額10万円超20万円以下 システム手数料10%
・報酬額10万円以下 システム手数料20%
・タスク形式 システム手数料20%
たとえば、契約⾦額10,000円(税抜)では、10%の消費税率と20%のシステム利用料率(税抜)を計算し、ワーカー受け取り金額は8,580円となります。
銀行別に振込手数料もかかる
「ワーカー受け取り金額」としてプールされた報酬を、銀行の個人口座へ移す際には「振込手数料」がかかります。
・楽天銀行 税込み100円
・楽天銀行以外の銀行 税込み500円
また、報酬額1,000円以下の場合は振り込みできません。報酬を得てから180日間が経過すると「出金期限」により報酬が消失してしまうので、注意が必要です。
クイック出金をする場合は利用料金がかかる
2017年より、申請後3営業日以内に振り込まれる「クイック出金」がスタートしています。クイック出金の利用料は振り込みをする「出金額」の5%となり、加えて振込手数料もかかります。急いでいるときには助かるサービスですが、利用時にはよく検討しておきましょう。
クラウドワークスの出金方法は3つ
クラウドワークスにプールした報酬を銀行口座へ移すことを「出金」といいます。出金方法は、クイック出金以外に「随時出金方式」「50,000円以上出金方式」「キャリーオーバー方式」の3つがありますが、それぞれメリットデメリットがあるので、特徴を確認しておきましょう。
また、登録できる銀行口座は日本国内・本人名義のものに限ります。仕事を始める前にプロフィール編集画面から登録しておきましょう。
随時出金方式
クラウドワークスを始めた状態(初期設定)では、随時出金方式が選択されています。
・出金は15日締め/月末振り込みと月末締め/翌月15日振り込みの2回
・締日時点の未出金報酬額が「1,000円以上」=半月後に振込
・未出金報酬額が「1,000円未満」=次回以降にまとめて振込
・出金日が土日休日・銀行休業日と重なった場合は、その前日に振込
50,000円以上出金方式
ある程度報酬がまとまってからの出金で振込手数料を節約できる方式です。
・締日時点の未出金報酬額が「50,000円以上」=半月後に振込
・未出金報酬額が「50,000円未満」=次回以降にまとめて振込
キャリーオーバー方式
キャリーオーバー方式を選択している間は、自動的に出金が繰り延べされます。キャリーオーバー方式から出金を行うには、メニューバーの「報酬」から「随時出金方式」または「50,000円以上出金方式」に変更する必要があります。
振込手数料をもっとも節約できる方式ですが、出金期限(180日)に注意しましょう。
クラウドワークスはクラウドソーシング最大手サイト!
クラウドワークスは数あるクラウドソーシングサービスのなかでも最大手のサイトです。利用前に知っておきたいクラウドワークスの特徴を3つご紹介します。
案件数が多い
クラウドワークスに掲載されている仕事の種類は200種類以上、案件数は2021年3月現在で35万件以上となっています。他のクラウドソーシングサービスは表示される案件数が数千件ということも珍しくないので、クラウドワークスは案件数ではかなり優位にあるサービスといえるでしょう。
スカウトがくることもある
クラウドワークスには、クライアントが利用者のプロフィールやスキル・実績などを確認してサイト内で直接メッセージを送信する「スカウト」という仕組みがあります。
仕事を納めたのちにクライアント・利用者の双方が「評価」をするので、この評価が高かったり、本人確認がとれていたりすると、好待遇のスカウトにつながるでしょう。
スマホアプリに対応している
クラウドワークスはスマホアプリにも対応しており、使いやすいUIとどこでも案件を探せる気軽さが好評を得ています。「お気に入り機能」はPC版と連動しているので、スキマ時間に案件を探してお気に入りに登録しておき、時間があるときにPC版で詳細をチェックして応募する、といった使い方ができます。
まとめ
日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」について、気になる情報をまとめてご紹介しました。
・登録は無料 システム利用料・振込手数料がかかる
・圧倒的な案件数と探しやすさでぴったりの仕事がみつかるかも
初心者向けの案件も多く、コツコツと実績を重ねていけば好待遇のスカウトが舞い込むかもしれません。登録をしなくても案件を探すことができるので、在宅ワークが気になる方はどんな仕事があるのかチェックしてみてはいかがでしょうか。
■在宅ワークを始めるとき・副業を始めるときにはこちらも参考に
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