副業バイトするときの注意点は？おすすめも解説
国の働き方改革推進に伴い、副業を解禁する企業が増加しています。少しでも多くの収入を得るために副業を考える人も多く、就業時間外に副業バイトを始めているようです。
従来では副業NGが当たり前だとされていたため、これから始めようと思ってもどのような副業があるのか、そしてどこで探せばよいのかなど、わからないことばかりの人も多いでしょう。今回は副業バイトの探し方や注意点、おすすめを紹介します。
副業バイトの探し方
副業バイトを探す場合、いくつかの方法があります。自分に合った探しやすい方法がベストですが、方法を広く知ることで、副業バイトの幅も広がるでしょう。ここでは副業バイトの探し方を紹介します。
クラウドソーシングサイトを使う
クラウドソーシングとは、Web上で企業が不特定多数の人に対し業務を発注する形態のことです。近年ではこのクラウドソーシングサイトを利用して副業を探す人が増えています。
パソコンやスマートフォンで気軽に探せて、在宅でできる副業が多く掲載されているというのが人気の理由の一つです。「クラウドワークス」「ランサーズ」などが利用者数の多い人気サイトですが、それ以外にもクラウドソーシングサイトは数多くあります。サイトにより特徴があるので、自分に合ったサイトを見つけてみましょう。
求人情報誌・求人サイトを使う
従来は仕事を探すとなれば求人情報誌や、求人サイトを利用していたのではないでしょうか。現在でも多くの情報が掲載されており「副業OK」「WワークOK」というワードも多く並んでいるため、副業バイトを探す方法として有効です。
クラウドソーシングサイトの場合、初めて利用するときは使い方に戸惑うこともあるでしょう。それに比べると、使い慣れている求人サイトや求人情報誌は探しやすいのではないでしょうか。パソコンやスマートフォンで気軽に探せる点も人気です。
友人から紹介してもらう
友人や知人にお願いして紹介してもらうのも一つの方法です。仕事を依頼する側からすれば、見ず知らずの人よりも、知人が推薦してくれる人のほうが信頼できるでしょう。誰かの推薦がないと任せてもらえない仕事も多くあり、世の中には出回らない求人に巡り合えることもあります。
副業バイトの注意点
最初に確認しておくべきことは、本業が副業を認めているかということです。副業を許可する企業が増加しているとはいえ、情報漏洩や社員の長時間労働につながることを懸念し、認めていない企業も多く存在しています。もし副業をしていることがばれてしまうと懲罰の対象となる可能性がありますので気をつけましょう。
しかしながら、さまざまな事情で副業をやらざるを得ない人もいます。本業に内緒でしている人もいるのではないでしょうか。ここでは副業バイトを始める場合に注意すべき点を紹介します。
企業ルールに違反する可能性がある
副業を認めている企業であれば、どのような副業も可能な訳ではありません。例えば「在職中企業の不利益になる行為を行ってはならない」という社内規定がある場合、それに反する副業は避ける必要があります。また本業で得た情報やノウハウを使用し、利益を得ることは「競業避止義務」にあたる可能性も。
企業のルールに違反しない副業を探しましょう。例えば本業で接客業をしている場合、自分のスキルを活かそうと副業で接客業を選ぶと、本業のノウハウを他社で使っていると疑われて違反となる可能性があります。
確定申告の可能性がある
本業以外で収入を得た場合は確定申告の義務が生じます。副業での収入が年間20万円以下であれば必要ありませんが、超えた場合には必ず申告しましょう。
基本的に確定申告すると、本業側に通知が届いて本業と合わせた住民税が給与から天引きされます。その場合は通常の住民税より金額が上がるため、本業以外での収入があるということがバレてしまいます。
本業にバレることなく確定申告したいなら、申告書の住民税納付の欄を「特別徴収」ではなく「普通徴収」にチェックをつけましょう。自分の住所に請求書が送付されるのでバレるリスクが減らせます。しかし自治体によってはできない場合もあるようです。事前に確認しておくとよいでしょう。
SNSからバレる可能性がある
最近では求人サイトやクラウドソーシングを利用せず、SNSで副業を見つけるパターンがあります。仕事を依頼する側がSNS上で仕事を受けてくれる人を探したり、逆に自らが持っているスキルをPRするような投稿をしたりして仕事を探すことが増えているようです。
SNSで自分とつながっている人から副業の仕事がもらえるのならば、クライアントとして信頼できるだけでなく、面倒な登録なしに即副業を手に入れることもできます。
しかしSNSは多くの人が閲覧できる場でもありますから、本業の関係者に見つかってしまうリスクがあることは留意しておきましょう。
副業バイトおすすめ3選
副業は本業の就業時間外で行うので、働くにはいろいろな条件が必要となるでしょう。例えば本業の定時が18時で、19時からバイトを入れていても、残業になってしまった場合は働くことができません。そのため副業にはある程度の自由さが必要です。ここでは融通が効きやすいおすすめの副業バイトを3つ紹介します。
Webライター
Webライターは、主にWeb上のメディアに掲載する文章を書く仕事です。パソコンとインターネット環境があれば、場所も時間も選びません。納期は決まっていますが、それまでに納品できれば働く時間は自由なので、本業を持っていても始めやすい仕事です。
またWebライターには、資格を必要としません。そのため初心者でもすぐに始めやすいです。幅広いジャンルの仕事があるので、自分に合うものを見つけましょう。
最初は低い報酬からのスタートとなる可能性が高いので、途中で諦めてしまう人もいますが、Webライターは実績を重ねれば少しずつ単価が上がります。コツコツ続けることが大切です。
コールセンター
コールセンターは電話で顧客対応する仕事です。顧客から受けた電話に対応する場合もありますし、顧客へ架電をして商品PRやアポイントを取る場合もあります。
コールセンターといえば、ひとつのフロアに集まって電話対応しているイメージがありましたが、最近ではITツールの進化により在宅でできる仕事も増えています。
シフト制で働くのではなく、架電1件で◯円、アポイントが取れたら◯円という報酬システムになっている場合が多いため、空いた時間で働いた分だけ、または成果を出した分だけ報酬を得られます。
在宅でコールセンターの仕事をする場合、インターネット回線を使用する場合が多くみられます。顧客との通話中にネット回線が弱くなり、切れてしまう事態は避けなければならないため、始めるなら家のインターネット回線の状況を事前に確認しておきましょう。
配達員（ウーバーイーツなど）
ここ数年で急激に増えたのが配達員です。ウーバーイーツなどの配達員であれば、空いた時間に働けるので副業としておすすめです。以前の自粛期間中では多くのニーズがあり、高収入を得た人もみられました。
今でも自宅に居ながらにして配送してもらえる便利さに惹かれ、引き続き利用している人は多いようです。配送した分だけ報酬が得られるシステムなので、頑張るほど稼げるチャンスがあります。しかしケースによっては配送先の人と対面することになるので、本業に内緒で働きたいのであれば、少しリスクがあるかもしれません。
副業バイトを探すならスキル販売もおすすめ
副業バイトを探すのであれば、スキル販売も検討してみましょう。「自分に特別なスキルは無い」と思っていても、ニーズはさまざまなところにあります。例えばハンドメイドでアクセサリーを販売したり、自分が撮影した写真をWeb上で販売したりと、趣味の範囲でも稼げるチャンスがあるのです。ここではスキル販売がおすすめの理由を2つ解説します。
副業バイトで稼げる賃金は低い
一般的に副業として人気の職種は、ある程度の経験や実績がなければ、すぐに高収入につながる可能性は低いでしょう。本業で得たビジネススキルは副業で活用できない場合も多いので、どうしても初心者からのスタートとなるのではないでしょうか。そのため最初に稼げる収入が低くなることも多く、途中で諦めてしまう場合もあります。
副業バイトよりスキル販売の方が稼げる可能性がある
スキル販売は自分のスキルを売りますが、趣味の範囲だったとしても、人気が出て固定のファンがつけば、大きな収入を得られる可能性があります。自分の趣味で楽しみながら収入を得られるので、ストレスも少なく取り組むことができるでしょう。もし人より少し得意な趣味やスキルがあれば、販売に挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
自由な働き方を国が推進するようになったことから、副業を許可する企業が増えていますが、スタートするにはいくつか注意点があります。まずは本業側が副業を認めているか確認しましょう。就業規則も把握しておく必要があります。
副業バイトを探すなら、クラウドソーシングサイトや求人サイトがおすすめです。また知り合いに紹介してもらうことで、通常ではできない仕事に挑戦できる可能性もあります。Webライターや、コールセンターなどもおすすめですが、本業に支障が出ない副業を選ぶことが大切です。
また副業で得た所得が年間20万円以上になった場合は、確定申告が必要です。その際、住民税が増えて本業側にバレてしまう可能性があるので気をつけましょう。