【年代別】正社員で副業している人の割合は?メリットやおすすめの仕事も紹介

従来は副業を禁止する企業が多くありました。しかし、最近では政府の副業推進の取り組みに伴って許可する企業も増えています。これを機に、挑戦したいと考えている人もいるでしょう。

とはいえ、周りに副業している人がいないために、どのような種類やメリットがあるのかわからない人も多いのではないでしょうか。実際に正社員で副業している人がどのくらいいるのかも気になりますよね。

そこで今回は、年代別に正社員で副業している人の割合を解説します。取り組むことによるメリットやデメリット、正社員の副業におすすめの仕事も紹介するので、本業にプラスして収入源を確保したいと考えている人はぜひ参考にしてください。

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正社員で副業している人の割合はどのくらい?

正社員で副業している人の割合はどのくらい?

本業以外に収入を得ていることを言いづらかったり副業のために残業を断ったりすることがあるため、友人・知人・同僚には内緒で副業に取り組んでいる人が多いようです。必然的に「副業している人が身近にいない」と感じる場合も多いでしょう。ここでは、実際にどのくらいの人が副業に取り組んでいるのかを解説します。

副業している人の割合は約1割

パーソル総合研究所の調査によると、2021年に副業をしている正社員の割合は約1割にあたる9.3%であることがわかりました。2018年の10.9%に比べると、取り組んでいる人の割合はあまり変わりません。副業ブームといわれているとはいえ、実際に取り組んでいる人はまだ少ないようです。

年代別に見ると、若い世代になるほど副業に取り組む人が多い傾向にあります。20代では男性13.9%・女性10.9%ですが、30代では男性12.1%・女性9.0%となり、さらに50代では男性5.8%・女性6.9%という結果でした。

また年収が1,500万円を超えると、副業する割合が増えているということもわかりました。高いスキルを持っている人が、自分の強みを活かして副業に取り組んでいると想定されます。

副業を希望している人は増加傾向にある

実際に副業に取り組んでいる正社員は約1割で、決して多いとはいえません。しかし、副業を希望している人は増加傾向にあることが厚生労働省のデータからわかりました。2012年の副業希望者が約324万人に対し、2018年は約385万人となっています。

希望している人が増えているにもかかわらず取り組んでいる人が増えないのは、実際にどうやって始めればよいのかわからない人が多いからなのかもしれません。副業に取り組みやすい環境が整ったり、副業に関する情報が増えたりすれば、挑戦する人はさらに増えると予想されるでしょう。

参考:厚生労働省「副業・兼業の現状①

正社員におすすめの副業とおすすめできない副業

正社員におすすめの副業とおすすめできない副業

副業には多くの選択肢があります。多すぎて何に挑戦するべきか迷っている人もいるのではないでしょうか。ここでは正社員におすすめの副業5つと、おすすめできない副業3つを紹介します。決める際の参考にしてください。

正社員におすすめの副業5選

正社員におすすめの副業5選

副業にはさまざまな種類がありますが、正社員におすすめなのはインターネットを活用した仕事です。ここでは特におすすめの5つを解説します。

  • ポイントサイト
  • データ入力
  • イラストレーター
  • コンテンツ販売
  • 投資信託

それぞれ特徴を解説します。副業を選ぶ際の参考にしてください。

ポイントサイト

通勤時間や寝る前の時間など、スキマ時間を有効活用して気軽に稼ぎたい人は、ポイントサイトから始めてみましょう。商品やサービスをサイトを経由して利用したり、アプリをダウンロードしたりすることでポイントが貯められる仕組みです。

いつものネットショッピングもポイントをサイトを経由すれば、ダブルでポイントを獲得できますよ。多くの案件は低い報酬ですが、保険相談や証券口座開設などは1案件につき10,000ポイント以上をもらえることも。

高単価の案件を中心にこなせば月数万円も可能ですが、案件は限られているため毎月稼ぎ続けるのは難しいかもしれません。そのため、お小遣い程度の金額を気軽に稼ぎたい人に向いています。

データ入力

データ入力は主に紙媒体のデータや、名刺情報などを指定のフォーマットに入力する仕事です。音声データの文字起こしを行うことも。1文字0.1円〜1円など報酬は低めですが、文字のベタ打ちなど簡単な作業が多いため気軽に始めたい人に最適な仕事です。

タイピングが得意な人であれば、効率的に稼げるでしょう。スピーディーに仕事をこなせれば、月収5〜10万円を稼ぐことも十分可能です。

文章を打つことに慣れて自分で文章を執筆したいと思ったら、Webライターの道を選択するのもおすすめ。ライティングスキルやSEO知識など、求められるレベルは上がりますが、そのぶん高収入を狙えます。

イラストレーター

イラストを描くことが好きな人は、イラストレーターの仕事に挑戦するのもよいでしょう。サイトのヘッダーやSNSのアイコン、その他サイト用の素材を販売することで副収入を得られます。

イラストで稼げるサイト「SKIMA」や、スキル販売サイトの「ココナラ」を活用すれば、個人でも気軽にイラストレーターとして活動できますよ。また、オリジナルのLINEスタンプを作成して販売するのもよいでしょう。

いくら稼げるかは販売する価格にもよりますが、人気が出れば大きな収入につながるチャンスがあります。

コンテンツ販売

コンテンツ販売も人気の副業です。自分の持っているノウハウを動画や音声、テキストにまとめて販売することで収入を得られるチャンスがあります。自分の好きな時間に取り組めて、気軽に始められるのがメリットといえるでしょう。

データを販売サイトに一度アップすれば、あとは購入者が購入してダウンロードする仕組みのため、手間なく稼げます。もちろんアップしただけでは稼げないので、SNSでアピールするなどの努力は必要ですが、半自動的に収入を得られる仕組みは本業を持つ会社員にとって魅力的といえるでしょう。

投資信託

長期的に資産を増やしたいと考えているなら、投資信託がおすすめです。投資は基本的に副業に該当しないため、副業禁止の企業で務めている会社員も挑戦できます。投資には株やFXなどもありますが、それらはいつもチャートや値動きを見ていなければならないため、精神的にも時間的にも負担が大きいでしょう。本業に集中できなくなってしまう可能性もあります。

投資信託はプロに運用を一任するため、負担はほとんどありません。最近では1,000円などの少額から始められたり、貯めたポイントを運用できたりするサービスもあるため、元手がなくても始めやすいでしょう。

他にも副業は多くあります。気になる副業があったら、知恵袋やSNSで口コミをリサーチしてみるのもよいでしょう。

▼さまざまな副業を紹介した記事はこちら
副業で月5万円稼ぎたいサラリーマンにおすすめの在宅ワーク7選
【保存版】正社員でも主婦でも!安全な優良副業20選を紹介

正社員にはおすすめできない副業3選

正社員の人におすすめできない副業は、次の3つです。

  • 肉体労働系の仕事
  • 人からの信頼を失いかねない怪しい仕事
  • ギャンブル系

それぞれ解説します。

肉体労働系の仕事

本業と両立したいなら、肉体労働系の仕事はおすすめしません。主な理由は以下の通りです。

  • 通勤時間がかかる
  • 肉体的な負担が大きい
  • 時間の融通がききにくい
  • 多くが時給制なので得られる収入に限界がある

体を動かすのが好きな人にとっては良い気分転換になるかもしれませんが、そうでない場合は避けたほうがよいでしょう。本業との掛け持ちがつらくなり、業務に支障をきたしてしまう恐れがあります。

人からの信頼を失いかねない怪しい仕事

人からの信頼を失いかねない怪しい仕事も避けるべきです。SNSなどで、高収入のアルバイト募集が掲載されているのを見かけたことがある人も多いでしょう。「スマホで簡単に月30万円」などのチラシや広告もありますが、多くの場合は具体的な内容が提示されていません。

これらは闇バイトといわれる怪しい仕事の可能性があります。気付かないうちに犯罪へ加担させられていることも。一度信用を失うと、取り返すのは容易ではありません。収入額だけで決めず、信頼性のある仕事の内容を確認してから判断しましょう。

ギャンブル系

副業を謳っているなかには、ビジネスと見せかけながら実態はギャンブル要素の強いものがあります。ギャンブル系は常に収入が不安定です。一時的に利益が出たとしても、長期間続けることで損失が大きくなり、気付けば借金を背負っていたということもあります。

「100%勝てる裏技」「誰でも勝てるノウハウ」などと称して、高額な情報が売られているケースもあります。しかし、ギャンブル系で利益を出すためには多くの要素がプラスに作用する必要があり、必ず成功する保証はありません。

ギャンブルは副業として挑戦するのではなく、あくまでも娯楽の範囲で楽しむのがよいでしょう。

正社員でも副業OKな2つのおすすめ求人サイト

求人サイトは複数ありますが、効率的に副業を探すなら特化したサイトがおすすめです。ここでは「CXO works(シーエックスオーワークス)」と「mama works(ママワークス」の特徴を紹介します。

CXO works(シーエックスオーワークス)

CXO works(シーエックスオーワークス)
公式サイト:CXO works

CXO worksは、フルリモートかつ副業に特化した求人サイトです。これまでに培ってきたスキルを活かせる高レベルの案件が揃っているのが特徴で、経営者の右腕として活躍したいと考えている人に最適。

「新事業開発案件」「週1稼働OK」「成功インセンティブあり」など、絞り込み検索の項目も豊富なため、理想の案件を効率的に探せるでしょう。

mama works(ママワークス)

mama works(ママワークス)
公式サイト:mama works

ママワークスは子育てと仕事を両立させたい人向けの求人サイトです。時間も場所も自由な案件が中心のため、本業のかたわら副業に挑戦したい人にもぴったりな案件が多く掲載されています。自分のプロフィールを登録しておくことで、企業からオファーが届くことも。

名前はママワークスですが、男性も応募OKです。また、サイト内ではお役立ち情報ページもあり、副業に役立つ情報も得られます。

他にも副業を探せるサイトは多数あります。詳しくは以下の記事でまとめているので、併せて参考にしてください。

関連記事:おすすめの副業サイト12選!選ぶ際の注意点も解説

正社員が副業で得られるメリットとデメリットとは?

正社員が副業をすると、どのようなメリットを得られるのでしょうか。また、デメリットも併せて解説します。無理なく副業を続けるためには、両方を理解しておくことが大切です。

正社員が副業をするメリット

副業で得られる5つのメリットとは?

正社員が副業に挑戦することで得られるメリットはたくさんあります。主なメリットは、次の5つです。

  • 収入が増える・安定する
  • 転職せずに新しいことに挑戦できる
  • 視野が広がる
  • スキルや経験を得られる
  • リスクを抑えた起業が可能

それぞれ詳しく解説します。読んだら、あなたも副業に挑戦したい気持ちが高まるかもしれません。

収入が増える・安定する

副業に挑戦する多くの人は、収入アップを目的としているのではないでしょうか。物価や税金は上がるのに、本業の収入が増えないと悩む人はたくさんいますよね。本業で月収を増やそうと思えば、社内評価を上げるために何年も努力しなければならないケースもあります。自分の力だけでは難しい部分もあるでしょう。

副業であれば、正社員でも月数万円の副収入をすぐに稼ぐことも可能です。例えば週2日3時間からOKで時給1,000円の仕事をすれば、月に約25,000円を稼げます。本業で月収アップを目指すよりも、早く収入を増やせるのではないでしょうか。

また収入源を増やすことで、万が一本業で働けなくなった際のリスクヘッジにもなります。金銭的にも精神的にも安定しやすいでしょう。

転職せずに新しいことに挑戦できる

転職せずに新しいことに挑戦できるのも、副業のメリットです。今の職場に不満を持ち、転職する人は多くいます。次の仕事が自分に合っていればよいのですが、そうでない場合は後悔することも。

後悔したくないからと、なかなか転職に踏み切れない人もいるでしょう。しかし、副業からなら正社員を辞めずに気軽に始められます。合わなければやめればOK。やりたいことがある人は、まず副業から始めてみてはいかがでしょうか。

視野が広がる

本業と家の往復で物足りなさを感じている人にも、副業はおすすめです。なぜなら、新しい世界や仕事にチャレンジすることで視野が広がるから。新しい人との出会いもあるでしょう。人脈が増えて視野も広がれば、将来の選択肢も増えます。これまでは考えてもいなかった進路が見つかるかもしれません。

スキルや経験を得られる

本業で培ったスキルを活かすのもおすすめですが、新しいことに思いきってチャレンジするのもよいでしょう。未経験から挑戦すれば、本業では得られないスキルや経験を積めます。専門性の高いスキルを身に付ければ、本業を超える収入を得ることも不可能ではありません。

リスクを抑えた起業・独立が可能

起業や独立を考えている人も、まずは副業から始めるのがおすすめです。いきなり独立するのは、金銭的にも精神的にもリスクが大きいといえます。予想よりも軌道に乗らず、すぐに挫折してしまうこともあるかもしれません。

副業から始めれば、本業で安定した収入を得ながら取り組めます。金銭的・精神的リスクを抑えて起業準備できるでしょう。独立は軌道に乗ったときに考えればよいのです。

また副業で取り組んでいる期間中に、経営スキルも磨いておきたいところ。税金関係は正社員であれば本業がすべて手続きしてくれますが、独立すればそうはいきません。副業のうちから経営視点を鍛えておくことが成功のポイントです。

正社員が副業をするデメリット

副業のデメリット

取り組むことで多くのメリットがある副業ですが、デメリットも理解しておかなければなりません。正社員で副業をすると失敗するケースは以下の3つが代表的です。

  • 本業とトラブルになる可能性がある
  • 心身への負担が増える
  • 詐欺に遭う可能性もある

正社員が副業で失敗すると、これらのケースに陥る可能性があります。あらかじめデメリットを理解して対策を立てておけば、リスクを抑えて副業に取り組めるでしょう。

本業とトラブルになる可能性がある

副業に取り組む際は、事前に本業に許可を得ることが大切です。副業を認めていない企業もあるので、最初に就業ルールを確認しておきましょう。禁止にもかかわらず内緒で副業していた場合、ペナルティを課せられる可能性もあります。社内関係が悪化したり、減給となったりするケースもあるかもしれません。

なお、報酬を手渡しでもらえれば本業に申告しなくても大丈夫と考えている人もいるかもしれませんが、バレるケースはあります。詳しくは以下の記事でまとめているので参考にしてください。

参考記事:副業の収益は手渡しでもらえばバレない?副業禁止でもできる副業も紹介

心身への負担が増える

副業に取り組む際は、プライベートな時間が削られることになります。慣れないうちは心身への負担が大きいかもしれません。副業するにあたって、収入額やスキルアップなど目的があると思いますが、達成のために無理せず自分ができる範囲から始めましょう。これまで以上に睡眠管理や食事管理、スケジュール管理などの必要があることは留意しておく必要があります。

詐欺に遭う可能性もある

副業案件のなかには、稼ぎたい人の心理につけ込む詐欺も混ざっています。過剰な広告の副業や、SNSからの勧誘には注意が必要です。副収入を得るどころかお金を失うことのないよう、見極める力を養っておきましょう。仕事内容が曖昧、サイトの運営元が不明瞭、最初に登録料を求められるなどの要素がある副業案件は避けたほうが無難です。

SNSなどを通じた投資や副業といった「もうけ話」にご注意ください!|消費者庁

まとめ

2021年時点での正社員の副業割合は、約1割であることがわかりました。2018年に比べると割合はほとんど変化がありませんが、副業を希望している人は増えています。もっと副業に対してオープンな世の中になれば、取り組む人は増えると予想されるでしょう。

副業に取り組むことで収入アップの他、多くのメリットがあります。「正社員で副業」は、正社員という立場を捨てずに新しいことに挑戦できたり、本業に活かせるスキルを磨けたり、一生続けられる仕事に出会えたりというメリットがあるので、キャリアアップやライフプランを考えるうえでもおすすめの選択肢といえます。

無理は禁物ですが、自分にできる範囲から少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか。

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