投資銀行(IBD)への転職に興味がある
投資銀行に転職しても大丈夫だろうか……?
投資銀行のおすすめ転職エージェントを知りたい
この記事に辿り着いたあなたは、投資銀行にぼんやりと憧れはあり、年収も高いことから転職してみたいと思っているのではないだろうか。
投資銀行とは、主に預かった資金で株式や債券(さいけん)を売買し、利益を得る業務を指す。
世界で最も権威ある投資銀行ランキングでは、1位にゴールドマン・サックス、2位にはモルガン・スタンレーが選ばれており、本記事を見ている人なら知っている人も多いだろう。
投資銀行への転職方法はリファラル採用やヘッドハンティングなどがあるが、自主的に動きたい方は投資銀行に強みのある転職エージェントを利用すると良い。
結論、すぐに転職したいと考えているなら、スカウト型転職サービスである「ビズリーチ」への登録をおすすめする。
ビズリーチはハイクラス求人に特化したスカウト型サービスであり、投資銀行だけで約480件ほどの求人がある。
年収1,000万円求人も多数あるため、投資銀行で高年収を目指したい人は登録しておきたい。
本記事を読むことで、投資銀行の転職事情について詳しく知りつつ、あなたに合った転職が実現できるだろう。
投資銀行に憧れがあるからという理由で目指そうとすると、いざ入社した時にイメージとのギャップが生まれる可能性がある。
あらかじめ投資銀行員はどんな流れで1日を過ごすのかを知っておくことで、働くイメージをつけられるだろう。
元外資銀行員の人による1日の流れを説明してくれる動画もあるため、そちらを参考にしてみてほしい。
外資の投資銀行に転職したいと考えているなら、「ビズリーチ」と「JACリクルートメント」を併用しておくことで転職成功率は高まる。
1. 投資銀行(IBD)におすすめの総合型転職エージェント6選
総合型とは投資銀行に限らず、すべての業種の求人を扱っている転職サービスだ。
基本的に転職をする際には、総合型の転職エージェントと特化型の転職エージェントを最低それぞれ1社利用することで、転職の成功率は高まる。
総合型転職エージェントの中でもおすすめは、次の5つである。
それぞれの転職エージェントについて、投資銀行に強い理由も交えながら解説するため、転職を検討している人はぜひ参考にしてみてほしい。
1-1. 平均年収800万以上を目指すなら「ビズリーチ」
引用:ビズリーチ
ビズリーチは、ハイクラス向けの転職サービスで、年収1,000万円以上の求人が全体の3分の1以上。
他には出回っていない管理職や経営に近いポジションの求人が数多くある。
さらに優良企業や一流のヘッドハンターからスカウトが届く可能性がある。
5,478円の有料プランに入れば、ビズリーチにある求人すべてを検索・応募可能。全スカウトに返信ができる。
※無料プランは優良企業と一流ヘッドハンターからのスカウトのみ返信ができ、一部の求人だけ応募ができる。
ビズリーチなら、投資銀行だけの求人数は約480件ほどあり、年収1,000万円ほどの求人がほとんど。
外資系求人だけでなく、日系企業の投資銀行求人も多いため、どちらとも視野に入れている人にもおすすめ。
外資系と日系の投資銀行において、大きく何が違うのかを詳細に説明されている動画もあるため、日系・外資系ともに興味のある人は見ておこう。
外資系の投資銀行は日系の銀行系証券の約4倍もの年収差があるとのことで、外資系の年収の高さがわかる。
投資銀行以外にもハイクラス求人が多いため、他にも幅広い求人を見てみたい人は登録しておきたい。
転職を検討していなくても、登録だけでもしておけば、ヘッドハンターから届くスカウトの内容から、あなたの市場価値を診断できるため、ツール感覚で利用するのもおすすめだ。
1-2. 年収2,000万円を目指せる求人を探したいなら「リクルートダイレクトスカウト」
リクルートダイレクトスカウトは、リクルートが運営するハイクラス向けスカウト型転職サービス。
登録すれば、企業やヘッドハンターからスカウトが届くのを待つだけと非常に効率的な転職活動を行える。
企業は約600社、ヘッドハンターは4,300名以上(2022年8月時点)で、年収800万~2,000万円以上の求人が多数ある。
ビズリーチとの違いは「全サービス無料」な点だ。
また、業界で最多の求人数を持つサービスであるため、たくさんある求人の中から探したいという人には打ってつけのサービスと言えるだろう。
外資系・日系問わず、投資銀行への転職を目指すなら登録しておきたいサービスだ。
1-3. 専門チームで担当してもらうなら「LHH転職エージェント」
引用:LHH転職エージェント
LHH転職エージェントは、スイスに本拠があり、世界60を超える国に拠点があるアデコグループの転職支援サービス。
世界各国との繋がりがあるグローバルネットワークにより、外資系企業への転職においても非常に強みを発揮してくれる。
コンサルタントは職種別に担当が設けられているので、的確なアドバイスをもらえるのが特徴だ。
転職希望者のスキルを正確に把握できるので、質の高い求人紹介が可能。
またコンサルタントは企業の人事担当と直接やりとりを行っているので、転職希望者の良さをしっかり伝えてくれる。
実際にコンサルタントが仕入れた企業情報は転職希望者に届くので、入念な選考対策を行える。
外資系の投資銀行に就きたい人で、コンサルタントの質にもこだわりたい人にはおすすめだ。
関連記事:LHH転職エージェントの評判!口コミから判明した本当の特徴
1-4. 30代以上のハイクラス求人なら「ミドルの転職」
引用:ミドルの転職
ミドルの転職は、30代・40代向けのハイクラス転職サイト(登録者の平均年齢は45歳)で、年収1,000万円以上の求人が1万件以上ある。
優良企業のハイクラス求人が多数で、グローバル・外資系企業の求人も存在する。
管理職・役員クラスの求人も多いので、ハイクラス転職を目指す30・40代におすすめ。
1-5. 英語力を活用するなら「ロバートウォルターズ」
引用:ロバートウォルターズ
ロバートウォルターズは、英語のスキルが高い方におすすめ。
投資銀行への転職を希望する方は、年収を上げたいという希望があるだろう。
ロバートウォルターズを利用すれば、英語力を活用してワンランク上のハイクラス求人に応募できる可能性がある。
ロバートウォルターズの掲載求人は、いずれも高い英語力が前提になっているケースが多い。(外資系の投資銀行の例)
- アナリスト:年収1,000万円
- アソシエイト:年収1,800万円
- シニアマネージャー:1,300万円〜1,700万円
金融業界の経験や資格があり、英語力も十分な方にはピッタリな転職サービスだ。
関連記事:【本音】ロバートウォルターズの評判はひどい?口コミから分かる不満
1-6. 数多い求人数の中からハイクラス転職をするなら「タイグロンパートナーズ」
引用:タイグロンパートナーズ
タイグロンパートナーズは、外資金融機関・コンサル業界に転職したい人に特におすすめ。
求人数8000件以上を誇り、中でも役員や管理職を中心とした求人が豊富だ。
実際に利用した人は、年収をアップさせて転職を成功させている。
転職支援を熟知したコンサルタントが成功に必要なアドバイスを行ってくれるのだ。
手厚いサポートと共にハイクラスな転職をしたい人は登録しておいて損はないだろう。
2. 投資銀行(IBD)に特化したおすすめ転職エージェント5選
投資銀行への転職を検討している人は、投資銀行など金融業界に強みを持つ特化型の転職エージェントに登録しよう。
総合型と違い、金融業界に精通したキャリアアドバイザーなどがいることから、転職に有利な情報を提供してくれるのだ。
利用する際には、総合型の転職エージェントと併用することで、転職成功率を上げられるため、下記で紹介する転職エージェントと共に利用しよう。
今回紹介する投資銀行に強みのあるおすすめ転職エージェントは、以下の5つだ。
2-1. ハイ・ミドルクラス転職なら「JACリクルートメント」
引用:JACリクルートメント
JACリクルートメントは、顧客満足度の高い信頼できるサービスを利用したい方におすすめ。
2019〜2023年の5年間、オリコン顧客満足度調査でハイクラス・ミドルクラス転職部門No.1を獲得している(※)
ここまでの高評価の理由は、サポートの手厚さにある。
利用者に調査したところ、担当者だけでなくチームで何度もサポートしてもらえ、多角的なフィードバックがあったそうだ。
求人紹介や応募書類の添削の担当者が毎回変わるため、自分では気づかなかった選択肢をもらえたとのこと。
JACリクルートメントは、サポートの手厚さが顧客満足度につながっている。
また、JACリクルートメントは外資系の求人にも強みを持っているため、外資系の投資銀行に転職したい人は、登録を強くおすすめする。
外資系は人気もあって、転職難易度は高いことから外資系に強みのある転職エージェントにサポートしてもらう方が転職成功率は上がるのだ。
2-2. 転職活動をしながら長期のキャリアプランを設計するなら「コンコード」
引用:コンコード
コンコードは、投資銀行への転職活動をしながら長期的なキャリアプランも相談したい方におすすめ。
投資銀行への転職は難関かつ情報が充実しておらず、不安を抱える方もいるだろう。
コンコードなら要望や不安を丁寧に面談してもらえるコンコードは、求職者にとっては心強い。
またコンコードでは、専任のキャリアコンサルタントが面談を行う。
あなたの将来ビジョンやワークライフバランスの希望などを聞き、条件に合う求人を紹介してもらえる。
2-3. 投資銀行の求人保有数の多さで選びたいなら「コトラ」
引用:コトラ
コトラは、特化型で求人が多い転職エージェントを選びたい方におすすめ。
金融業界に特化したエージェントで、投資銀行への紹介実績も多数あるため、専門性の高いサポートが受けられる。
なかでもハイクラス求人が多く、年収2,000万円以上で検索すると37件の募集がある。
- サステナブル・ファイナンス実行支援業務
- カバレッジグループの海外M&A担当
- M&A業務のディレクター
とくにカバレッジ業務(営業チーム)で、年収2,000万円以上の公開求人が掲載されるケースは珍しい。
より専門性が要求される非公開求人や独占求人の場合は、、さらに高収入を目指すことも可能だ。
M&A業界に強みのある転職エージェントも詳しく紹介している記事もあるため、興味のある方は下記記事を参考にしてみてほしい。
関連記事:コトラ(KOTORA)の評判は?口コミから向いている人の特徴を解説
2-4. 未経験から投資銀行へ転職したいなら「アンテロープ」
引用:アンテロープ
アンテロープは、未経験から投資銀行へ転職したい方におすすめ。
未経験者の転職成功事例は、以下の通りだ。
- 不動産鑑定事務所から、外資系投資銀行へ転職
- 財務アドバイザリーファームから外資系投資銀行へ転職
- 大手小売企業から、独立系投資ファンドへ転職
他業種でも、前職の専門性を活かして投資銀行で活躍している方は存在する。
たとえ金融業界に詳しくないとしても、エージェントに相談しながら自分に合った転職先が見つけられる。
また、アンテロープのリクルーティング・ネットワークの中には、投資銀行ランキング上位のゴールドマン・サックスや、モルガン・スタンレーなども入っている。
同じく有名なJPモルガンで働いていた人の投資銀行での仕事内容について、詳しく説明されている動画もあるため、投資銀行へ転職したい人は参考にしておきたい。
他にも数多くの主要投資銀行のネットワークがあるため、専門的な知識が豊富なエージェントと共に投資銀行への転職成功率を高めていこう。
関連記事:アンテロープの評判・口コミは?年収・キャリアアップが狙える求人が豊富
2-5. 第二新卒で投資銀行へ転職したいなら「ムービン」
引用:ムービン
ムービンは、20代で第二新卒から投資銀行に転職したい方におすすめ。
ムービンの担当者は、コンサルティングや起業家の経験があるため、社会人歴が浅い20代にとって頼れる存在だ。
投資銀行を含めた金融機関への転職支援歴は20年を超えており、実績も豊富。
実際に第二新卒で会計スキルとTOEIC800点台のスコアが評価され、大手監査法人から外資系大手投資銀行(アナリスト)へ転職した事例がある。
20代からキャリアアップをして、しっかり稼ぎたいという方は利用してみよう。
3. 投資銀行(IBD)へ転職した人の良い体験談2つ【激務だが毎日が刺激的】
投資銀行へ転職して良かったと感じている体験談を2つ紹介する。
- 若手に最適な職場
- 毎日が刺激的
それぞれ見ていこう。
3-1. 若手に最適な職場
激務の代表格として知られるIBDだが、幾つかのポイントを押さえれば同年代に大きな差をつけて楽しみながら急成長できるので、若手に最適な職場だと思う。投資銀行に限らず激務な環境下では、目の前の仕事に追われて見落としがちな点が多いと思うので、意識しながら作業に取り組むとより仕事が楽しめ、充実したキャリア形成が実現できるはず。
引用:note
激務ではあるが、努力すればやりがいやキャリア形成の面で同年代に差をつけられるのが良い点とのこと。
若くて体力があるうちに、バリバリ働きたい方にはピッタリな業界だ。
3-2. 毎日が刺激的
転職した率直な気持ちは、最高。
投資銀行のカルチャー自体が自分に合っていて、毎日刺激的な生活ができている。
市場を論理的に考える楽しさや、知的好奇心を満たされる点が最高だと感じる。
引用:youtube
投資銀行のカルチャーが合う人にとっては、激務も楽しく感じられる。
また市場の動きを論理的に読むところが、やりがいにつながる。
投資銀行は、決められたルーティンワークはなく、日々の変化に対応する柔軟性が求められる仕事だ。
4. 投資銀行(IBD)へ転職した人の悪い体験談2つ【入社後数年は雑務が主】
投資銀行へ転職して悪かったと感じている体験談を2つ紹介する。
- 成果報酬型がほとんどで激務になりがち
- 入社後の数年間は雑用が多い
それぞれ見ていこう。
4-1. 成果報酬型がほとんどで激務になりがち
投資銀行というビジネスモデルそのものに「激務」の理由が潜んでいる。上で述べた「対価」について、基本的には成功報酬が占める割合が非常に大きい。
例えば公募増資の場合、引受手数料は全て成功報酬である。準備期間に数ヶ月を要するものの、調達の条件が決まる日まで顧客との契約は発生しない。
かつ、複数の投資銀行を使う場合(共同主幹事体制という)、全体のFee Poolをみんなで取り合うことになるため、1%でも引受シェアを上げるべく投資銀行各社が凌ぎを削ることになる。なのに、どんなに汗水垂らして数ヶ月働いても、株価が不調で今調達するのはちょっと・・・といった理由でプロジェクトが頓挫してしまうこともある。その場合には1円も入ってこない。引用:note
投資銀行のビジネスモデルは、成果報酬型。
そのため激務をこなしても成果が出なければ、基本給のみしかもらえない。
コンサルティングなどと違い、顧客から企業への報酬支払いが保証されていない点をデメリットに感じる方もいるだろう。
4-2. 入社後の数年間は雑用が多い
入社して数年は資料作成などの雑用が多く、意外と力がつかない。
管理が厳しく職業倫理を身につけられたのはメリットだが、それ以上の力はつかなかった。
数年経験を積んで独立・起業しようという人にはおすすめしない。
引用:youtube
とくに未経験の場合は、入社数年はピッチ(提案業務)の資料作成を任されるケースが多い。
実際の投資商品の設計や販売など、現場で活かせるスキルは身につきにくいだろう。
「ノウハウを学んで起業したい」と考えていても、入社数年間は雑用を我慢する必要がある。
5. 投資銀行(IBD)への転職で失敗しないエージェントの選び方3選
投資銀行への転職で失敗しないエージェントの選び方は、以下の3つだ。
選び方3選
- 転職目的に合ったエージェントを選ぶ
- 転職実績が豊富なエージェントを選ぶ
- 交渉サポートが充実したエージェントを選ぶ
それぞれ解説していく。
5-1. 転職目的に合ったエージェントを選ぶ
目的に合った転職エージェントを選ぶと、ミスマッチを阻止できる。
「エージェントと面談し内定をもらったものの、入社後に後悔した…」という失敗は避けたいところだ。
転職の目的が定まらない方は、以下を例に設定してみよう。
- 収入やキャリアをアップさせたい
- 外資系企業に転職したい
- 未経験可の求人を探したい
転職を成功させるには、目的に合ったエージェントを選ぶのがおすすめだ。
5-2. 転職実績が豊富なエージェントを選ぶ
実績が豊富なエージェントは、内定獲得のノウハウやコツを理解しており、困ったときに適切なアドバイスを受けられる。
実績豊富なエージェントの選び方は、以下のとおりだ。
- 求人の保有数
- 設立からの年数
- 昨年度の転職実績数
- 転職の成功事例の掲載
情報が不明であれば、直接担当エージェントに聞いてみよう。
上記の質問に即答できるなら、社内での情報共有がしっかりしていると判断できるため、安心してサービスを利用できるだろう。
5-3. 交渉サポートが充実したエージェントを選ぶ
投資銀行は非公開求人も多いため、信頼できるエージェントに条件交渉を任せているケースがある。
そのため担当者に交渉スキルがあれば、良い条件を引き出してもらえる可能性が高くなる。
面談時に、どの程度の範囲で交渉ができるか確認しておこう。
6. 投資銀行(IBD)の転職エージェントを賢く利用する4つのコツ
転職エージェントを賢く利用するコツは、以下の4つだ。
賢く利用する4つのコツ
- 最低2〜5社の転職エージェントを使う
- レスポンスを早くする
- 自分でも情報収集を続ける
- 転職のタイミングから相談する
それぞれ詳しく解説するため、投資銀行へ転職する際にエージェントを利用する際には参考にしてほしい。
6-1. 最低2〜5社の転職エージェントを使う
もっとも大切なのは、複数の転職エージェントを利用することだ。
複数のエージェントを利用すれば、保有する非公開求人に多く触れられるため、選択肢が広がる。
特に、最低でも2社、多くて5社ほどは利用しておきたい。
投資銀行は高い専門性が求められるため、非公開求人のみの募集も多く、利用しているエージェント数が選択肢の数に直結する。
なるべく総合型と特化型の両方を使っておこう。
どのエージェントが良いかわからない方には「ビズリーチ」と「JACリクルートメント」の併用がおすすめだ。
6-2. レスポンスを早くする
エージェントやスカウトへのレスポンスの早さは、あなたの意欲のアピールになる。
意欲のある求職者とそうでない場合では、担当者のサポートの手厚さが変わる可能性がある。
条件の良い求人があった場合、レスポンスの早い求職者が優先されるケースもあるだろう。
日々変化が激しい金融業界に飛び込むなら「早さ」を意識しておくのが重要だ。
6-3. 自分でも情報収集を続ける
エージェントにすべてを任せず、自分でも最新の求人に定期的にアクセスして、情報収集に努めよう。
求人をチェックすると、以下の情報がわかる。
- 必要人材のトレンド
- 働き方のトレンド
- 年収の相場
たとえばコロナ禍以降、フルリモートワークの求人が急増している。
リモートワークは企業のコストダウンにつながるため、今後も導入する企業は増えるだろう。
しかしリモートワークが苦手な方にとっては希望が合わなくなる可能性があるため、交渉時に確認が必要だ。
トレンドを知っておけば、希望条件を変えたりエージェントとの相談で役立てたりできる。
時間があるときに、少しでも求人を見ておこう。
6-4. 転職のタイミングから相談する
まだ転職を決めておらずタイミングに迷っている場合でも、まずは相談するとよい。
エージェントは豊富な経験を持っているため、適切な転職のタイミングを教えてもらえるからだ。
とはいえ「サービスを利用するかわからないし、迷惑かもしれない」と考える方もいるだろう。
今は転職しなくても、将来サービスを利用する場合もある。
エージェントは長期的にキャリアを考えてアドバイスをしてくれるので、迷惑と考える必要はない。
むしろ相談にのってもらえないエージェントは、サポートが悪いと判断し、利用しなければよいだけだ。
長期的なキャリア相談ができるエージェントを見つけるためにも、転職に迷ったら相談してみよう。
特におすすめなのは「JACリクルートメント」に登録して、キャリアアドバイザーに相談を乗ってもらうことだ。
7. 投資銀行(IBD)へ転職するための7ステップ
投資銀行へ転職するためには、以下の7ステップを踏もう。
STEP1 投資銀行について正しい知識を得る
転職活動を開始する前に、正しい知識を身につけておこう。
とくに業界未経験の場合、聞き慣れない専門用語も多く、混乱しやすい。
たとえば営業部門は「カバレッジ」と呼ばれ、知識がないとすぐに理解できない。
また働き方についても、前職とは異なる部分も多いだろう。
「思っていた業務ではなかった」とならないよう、業界について学んでおくべきだ。
おすすめは、体験談を多く見ておくこと。
本記事に掲載した体験談をまだ読んでいない場合は、こちらから見てみよう。
STEP2 転職の目的を言語化する
「転職の目的」を明確にするためには、言語化がおすすめだ。
言語化はパソコンやスマートフォンではなく、手書きのほうが良い。
手書きは書くスピードが遅いため、自分と対話しながら言語化できるからだ。
転職の目的が明確になれば紹介された求人の選別がしやすいため、迷う時間が不要になり、ミスマッチが防げる。
また企業との面接の際は言語化したメモが活用できるので、ぜひ取り組んでみてほしい。
STEP3 申し込み・面談を行う
準備が整ったら、目的に合ったエージェントを選んで申し込もう。
まだ利用したいエージェントが決まっていない場合は、こちらから選べる。
担当者から連絡がきたら面談を行い、希望条件や待遇を相談しよう。
面談時は、ステップ7-2で決めた目的をもとに、できるだけ詳細に伝えるとよい。
面談で得た情報をもとに、担当者が求人を探してくれる。
興味がある求人については、遠慮なく質問してみよう。
STEP4 求人に応募する
求人が見つかったら、応募の意志を担当者に伝えよう。
エントリーが完了すれば、面接の日程調整が行われる。
あとは面接に向けて、自己理解を深めながら面接練習に取り組もう。
多くのエージェントでは、繰り返し面接練習のサポートが行われるので、自信がつくまで練習しておくと良い。
STEP5 面接する
企業との面接では、予定時間に遅れないよう早めの行動を心がけたい。
面接では、以下の点を意識しておこう。
- 嘘をつかない
- ごまかしたり見栄をはったりしない
- あなたが企業にもたらすメリットを伝える
緊張すると無意識に考えをごまかしたり見栄をはったりする場合もあるため、注意が必要だ。
また自己開示だけでなく、企業にとってのメリットも伝えると、内定につながりやすい。
STEP6 内定・ 退職の手続きを行う
内定が決まったら、退職に向けて業務の引き継ぎに入ろう。
退職時は以下が必要だ。
- 社内業務の引き継ぎ
- 顧客と自社の担当者の引き継ぎ
- 返却が必要な備品等の確認
- 社会保険などの手続き
「もう辞めるのだから、気をつかわなくてもいいのでは?」と考える人もいるだろう。
しかし評判が転職先に伝わる可能性もあるため、できるだけ丁寧に業務を引き継いで退職するのがおすすめだ。
またエージェントは多くの転職者を支援しているので、退職に関するノウハウも持っている。
不安な方はぜひ相談してみよう。
STEP7 アフターフォローを受ける
エージェントによっては、転職後もサポートを受けられる可能性がある。
たとえばJACリクルートメントは、転職後のアフターフォロー面談を実施している。
転職して疑問に感じていることや、キャリアプランについてさらに相談したい場合は利用してみよう。
またあなたの経験が、エージェントへのフィードバックにもなる。
まとめ|投資銀行(IBD)へ転職するならエージェントを利用しよう
投資銀行への転職は難易度が高く、非公開求人も多いので、複数のエージェントを活用して選択肢を広げよう。
決められない方は「ビズリーチ」と「JACリクルートメント」の併用がおすすめだ。
転職エージェントを活用して、あなたのキャリアをさらに充実させていこう。
投資銀行への転職でよくあるQ&A
Q 投資銀行と証券会社は何が違うのですか?
A どちらもビジネスモデルは近いが、利益を得る方法は異なる。
- 投資銀行:顧客からの預かり金で株や債券を売買し、得た利益の一部を報酬としてもらう
- 証券会社:顧客の証券を売買する仲介手数料によって、利益を得る
投資銀行は利益が発生しないと報酬はない。一方証券会社は仲介手数料なので、利益と関係なく報酬が支払われる。
Q 投資銀行の業務を簡単に教えてほしい
A 大きく2つの部門にわかれる。
- カバレッジ部門:営業や顧客のヒアリングなどを行うフロント業務を担当
- プロダクト部門:商品を設計・構築するバック業務を担当
なお個人が銀行を利用するときのような「現金を預かり貯蓄する」という預金の業務はない。
Q 未経験でも投資銀行に転職できますか?
A 可能だが、何かしらの専門性は必要だ。
たとえば税理士や会計士の資格を持っておくと有利だ。
実績がない場合はいきなり投資銀行ではなく、一般的な銀行や保険会社などで経験を積むのがおすすめだ。
Q 英語ができなくても投資銀行に転職できますか?
A 難しいだろう。
多くの業務で海外とのコミュニケーションがあるため読み書きだけでなく会話力も必要だ。
アンテロープのように「英語で会議の議事録が作れるレベル」と示している転職エージェントもある。
Q 転職エージェントからの紹介は断れますか?
A 問題ない。
希望に合わないときは、はっきりと断ろう。